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【大腿骨頸部骨折+陳旧性脳梗塞】レポートの作成例【実習】

2021年12月29日

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護師を目指す学生に向けた、レポート・レジュメの作成例シリーズ。

今回は、「大腿骨頸部骨折+陳旧性脳梗塞」の患者のレポート・レジュメです。

実習生にとって、レポート・レジュメの作成は必須です。

しかし、書き方が分からずに寝る時間がほとんどない…という人も少なくありません。

当サイトでは、数多くの作成例を紹介しています。

紹介している作成例は、すべて実際に「優」の評価をもらったレポート・レジュメを参考にしています(実在する患者のレポート・レジュメではありません)。

作成例を参考にして、ぜひ「より楽に」実習生活を乗り切ってください!

 

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今回ご紹介するレポートの患者想定

 

今回ご紹介する患者想定

  • 病院に入院中
  • 大腿骨頸部骨折を呈する患者

  • 既往歴に陳旧性脳梗塞あり

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「大腿骨頸部骨折+陳旧性脳梗塞」の患者のレポート・レジュメ作成例

Ⅰ.はじめに

 今回,左大腿骨頸部内側骨折後、保存療法を行なっている症例を持つ機会をいただいた.今後は在宅復帰のため夫の介助量軽減を目指すことを考え,移乗に着目し,その評価,治療計画立案,治療を行わせていただく機会をいただいたので以下に報告します.

 

Ⅱ.一般情報

[氏名] 様

[年齢] 歳代

[性別]女性

[家族構成]キーパーソン:夫 夫と二人暮らし.

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[家屋状況]一戸建て。道路から玄関まで12m,段16段。上り口25cm。部屋1階,6畳,和室,寝具―ベッド,トイレまで4m。

トイレ 洋式,手すり有り。

浴室 手すり有り,広さ3畳,段20cm。

廊下 手すり有り。

[入院以前の生活]

杖の使用なく歩行していた.家事などは本症例がおこなっており,お金の管理もおこなっていた.1日を通して座っていることが多いとのことであった.

 

6時

 

8時

 

13時

 

19時

 

21時

 
 

起床

 

食事

 

食事

 

食事

 

就寝

 

[家族より]

脳梗塞により倒れたこともあったが,退院後に気になる後遺症はなかった.心不全があり2ヶ月に1回の薬の投与をしていた.退院後,過程復帰を考えている.

介護保険:申請中

身体障害者手帳:1級,聴覚によるもの.

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Ⅲ.医学的情報

[診断名]左大腿骨頸部内側骨折,陳旧性多発性脳梗塞,高血圧症

[既往歴]

〇〇年〇〇月〇〇日 脳梗塞

〇〇年〇〇月〇〇日 高血圧

〇〇年〇〇月〇〇日 脳梗塞

[現病歴]

〇〇年〇〇月〇〇日 山梨にさくらんぼ狩り中転倒する.疼痛,体動困難によりの○○病院に入院するも自宅が○○のため,転院する

〇〇年〇〇月〇〇日 入院

〇〇年〇〇月〇〇日 心不全,低酸素血症のために再梗塞のリスクを考慮し手術中止.

〇〇年〇〇月〇〇日 リハビリ開始

[画像所見]

所見:左小脳萎縮,両大脳基底核,側脳室萎縮

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所見:左大腿骨頸部内側骨折

分類:garden stageⅣ

 

[投薬]

サアミオン

【作用】 脳循環改善作用:脳血管障害患者の内頸および椎骨動脈で脳血流増加,また虚血病巣部の脳血流増加.血液流動性改善作用:ADP,コラーゲン等による血小板凝集抑制作用および赤血球変形能亢進作用[図]

【適応】 脳梗塞後遺症に伴う慢性脳循環障害による意欲低下の改善

【副作用】 以下の症状が現れたら中止等処置 1)消化器(食欲不振,下痢,便秘,嘔気,腹痛,口渇等) 2)肝臓(GOT・GPTの上昇等) 3)循環器(めまい,立ちくらみ,動悸,ほてり等) 4)精神神経(眠気,倦怠感,頭痛,耳鳴,不眼等) 5)過敏症(発疹,蕁麻疹,そう痒感等)

ワソラン

【作用】 緩徐に血圧を下げ,心仕事量を軽減し,同時に冠血流量を増大し,虚血心筋での酸素需給のバランスを調節する.作用機序は,細胞外液Ca2+の細胞内流入阻止に基づくCa2+の拮抗作用である

【適応】 [内]狭心症,心筋梗塞(急性期を除く),その他の虚血性心疾患 [注]頻脈性不整脈(発作性上室性頻拍,発作性心房細動,発作性心房粗動)

【副作用】 [内] 〈重大〉循環器(心不全,洞停止,房室ブロック,徐脈,意識消失等)→定期的な心電図検査→中止し処置 〈その他〉1)循環器(房室伝導時間の延長,頭痛,めまい,血圧低下等)→定期的な心電図検査→中止し処置 2)過敏症(発疹等)→中止 3)消化器(悪心・嘔吐,食欲不振,便秘等) 4)口腔(連用により歯肉肥厚)→中止 5)肝臓(GOT・GPTの上昇等) 6)内分泌(血中プロラクチンの上昇,男性では血中黄体形成ホルモンや血中テストステロンの低下,女性型乳房) [注]1)循環器(血圧低下,徐脈,房室ブロック,脚ブロック,洞房ブロック,洞停止,一過性心停止,心室性期外収縮,上室性期外収縮,心室性頻拍等)→直ちに中止し,必要に応じて処置 2)消化器(悪心,嘔吐,口渇等) 3)肝臓(GOT・GPTの上昇等) 4)内分泌(血中プロラクチンの上昇,男性では血中黄体形成ホルモンや血中テストステロンの低下) 5)その他(胸痛,頭痛,顔面のほてり,臭気感)

メチコバール

【作用】 生体内メチル基転移反応の補酵素として核酸やリン脂質の代謝に関連し,末梢性神経障害における神経の修復,再生機構に有用[図]

【適応】 1)[内]末梢性神経障害 2)[注]末梢性神経障害,ビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血

【副作用】 〈重大〉[注]アナフィラキシー様反応(血圧低下,呼吸困難等)→直ちに中止し処置 〈その他〉1)過敏症(発疹等)→中止 2)消化器[内](胃部不快感,食欲不振,悪心,下痢,腹痛) 3)その他[注](注射部位の疼痛,硬結,頭痛,発汗,発熱感)

セルベックス

【作用】 胃粘膜・胃粘液層中の粘膜修復第一因子である高分子糖蛋白質の合成を促し,粘液中のリン脂質の濃度を高め,粘膜防御能を高める.さらに,胃粘膜病変に伴う粘膜増殖帯細胞の増殖能の低下を防止する[図]

【適応】 1)以下の疾患の胃粘膜病変(びらん,出血,発赤,浮腫)の改善:急性胃炎,慢性胃炎の急性増悪期 2)胃潰瘍

【副作用】 1)消化器(便秘,腹部膨満感,下痢,口渇,嘔気,腹痛) 2)肝臓(GOT・GPTの上昇) 3)精神神経(頭痛) 4)過敏症(発疹,そう痒感)→中止 5)その他(総コレステロールの上昇,眼瞼の発赤・熱感,血小板減少) 

パナルジン

【作用】 血小板のアデニレートシクラーゼ活性を増強して血小板内cAMP産生を高め血小板凝集能・放出能を抑制し,又,赤血球の変形能増大等の血液レオロジー的性状も改善する.上記作用により,脳および末梢の血管における血栓と塞栓の治療効果または血流障害の改善効果を示す[図]

【適応】 1)血管手術および血液体外循環に伴う血栓・塞栓の治療ならびに血流障害の改善 2)慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍,疼痛および冷感などの阻血性諸症状の改善 3)虚血性脳血管障害〔一過性脳虚血発作(TIA),脳梗塞〕に伴う血栓・塞栓の治療 4)くも膜下出血術後の脳血管攣縮に伴う血流障害の改善

【副作用】 〈重大〉1)無顆粒球症(初期症状:発熱,咽頭痛,倦怠感等)→初期症状が認められた場合(特に投与開始2カ月以内),直ちに投与中止し,血液検査(血球算定等)および処置 2)重篤な肝障害(初期症状:嘔心・嘔吐,食欲不振,倦怠感,そう痒感,眼球黄染,皮膚の黄染,褐色尿等),著しいGOT,GPT等の上昇,黄疸等の所見を伴う肝障害→中止し肝機能検査実施,必要に応じ処置 3)血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)(主徴:血小板減少,破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血,動揺する精神・神経症状,発熱,腎機能障害),初期症状:倦怠感,紫斑等の出血症状,意識障害等の精神・神経症状等が出現した場合→直ちに中止し,血液検査(綱赤血球,破砕赤血球の同定を含む)の実施,血漿交換等の処置 4)再生不良性貧血を含む汎血球減少症→中止し処置 5)赤芽球癆→中止し処置 6)血小板減少症→中止し処置 7)出血(脳出血,消化管出血等の重篤な出血)→中止し処置 8)紅皮症→中止し処置 〈その他〉1)血液(白血球減少,鼻出血,皮下出血,歯肉出血,貧血,好酸球増多,血尿)→中止,処置 2)過敏症(発疹,そう痒感,蕁麻疹,発熱,発赤,紅斑,浮腫等)→中止 3)肝臓(GOT・GPT・γ-GTP・Al-P・LDHの上昇等) 4)腎臓(クレアチニン・BUNの上昇等) 5)消化器(悪心,嘔吐,食欲不振,腹痛,下痢,口内炎,味覚障害) 6)その他(頭痛,めまい,易疲労感,心悸亢進,全身倦怠感) 

メキシソール

【適応】不整脈

【副作用】肝機能障害,黄疸,無顆粒球症,間質性肺炎,手指振戦,めまい,

カマ(酸化マグネシウム):下剤

タケプロン

【作用】 胃粘膜壁細胞の酸生成部位へ移行後,酸による転移反応を経て活性体へと構造変換され,この酸転移生成物が酸生成部位に局在してプロトンポンプとしての役割を担っている(H++K+)-ATPaseのSH基と結合し,酵素活性を抑制することで,酸分泌を抑制すると考えられている[図]

【適応】 胃潰瘍,十二指腸潰瘍,吻合部潰瘍,逆流性食道炎,Zollinger-Ellison症候群,胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助

【副作用】 〈重大〉1)アナフィラキシー反応:0.1%未満(全身発疹,顔面浮腫,呼吸困難等), ショック:0.1%未満 →中止し処置 2)汎血球減少,無顆粒球症,溶血性貧血:0.1%未満,顆粒球減少,血小板減少,貧血:0.1~5%未満→中止等処置 3)重篤な肝機能障害(黄疸,GOT・GPTの上昇等を伴う):0.1%未満→中止し処置 4)中毒性表皮壊死症(Lyell症候群),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群):0.1%未満→中止し処置 5)間質性肺炎:0.1%未満[発熱,咳嗽,呼吸困難,肺音の異常(捻髪音)等]→速やかに胸部X線等の検査実施.中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等処置 6)ヘリコバクター・ピロリの除菌に用いるアモキシシリン,クラリスロマイシンで偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎:0.1%未満→腹痛,頻回の下痢が現れた場合は直ちに中止等処置 〈その他〉1)胃潰瘍,十二指腸潰瘍,吻合部潰瘍,逆流性食道炎,Zollinger-Ellison症候群の場合 a)過敏症(発疹,そう痒)→中止 b)肝臓(GOT・GPT・Al-P・LDH・γ-GTPの上昇)→中止等処置 c)血液(好酸球増多) d)消化器(便秘,下痢,口渇,腹部膨満感,悪心,嘔吐,食欲不振,腹痛,カンジダ症,口内炎,舌炎,味覚異常) e)精神神経(頭痛,眠気,うつ状態,不眠,めまい,振戦) f)その他(女性化乳房)→中止 (発熱,総コレステロール・尿酸の上昇,かすみ目,浮腫,脱力感,倦怠感,舌・口唇のしびれ感,四肢のしびれ感,関節痛,筋肉痛,脱毛) 2)胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合 a)消化器(軟便,下痢,味覚異常,腹部膨満感,悪心,嘔吐,腹痛,便秘,口内炎,舌炎,口渇,胸やけ,胃食道逆流,食欲不振) b)肝臓(GOT・GPT・Al-P・LDH・γ-GTP,ビリルビンの上昇)→中止等処置 c)血液(好中球減少,好酸球増多,白血球増多,貧血,血小板減少)→中止等処置 d)過敏症(発疹,そう痒)→中止 e)精神神経(頭痛,眠気,めまい,不眠,しびれ感,うつ状態) f)その他〔トリグリセライド・尿酸の上昇,総コレステロールの上昇・低下,尿蛋白陽性,尿糖陽性,倦怠感,腟モニリア症(外国)〕

 

[その他]

〇〇年〇〇月〇〇日 心臓:STの0.05以上の低下 T波の異常 胸水がたまっている.

ADL:

<判定基準>

1,補助器具が必要 2,他者の助けが必要 3,人と補助器具が必要 4,完全依存

食事:1

更衣:4

家事:4

歩行:4

洗面:1

入浴:4

排泄:4

移動:4

坐位姿勢:4

 

6~10尿数/日

0~3便数/日(日にほぼ1回)

 

[他部門情報]

主治医より

手術は心不全のために中止.うっ血性の心不全のために肺に水がたまっていた.また,うっ血性の心不全により低酸素血症を起こしていた.現在,症状は落ち着いており,心不全は改善している.

禁忌:現在は骨折あるが,疼痛の具合に応じて,全荷重,ROMも許可.疲労や呼吸異常に気をつける.

ゴール:移乗監視,歩行器監視

 

看護師より

今後施設入所を考えており,酸素ボンベ使用しないことが入所条件である.

ADLは

食事:ラップ取れば可能.

整容:一人で行っている

更衣:紐などは自分で結んでいる.ズボンなど通すのは介助.

排泄:リハパンツ使用している.便失禁が時々見られる.

入浴:自分で洗えるところは洗うが後は介助.

移乗:軽介助している.

 

作業療法士より

認知の検査を行ったところHDS-R―11点.記銘力,見当識が低下している.立方体を書くことに時間がかかっていた.

模写:理解力が低下しており,1つだけ書けばよいものを2つ書こうとしていた

計算をしていただき,所々間違えるが「間違えている」と場所を教え,再度計算してもらうと正解する.テストバッテリTMT実施し,注意も低下している.

[治療(初期)]

・坐位において,傾斜台に箱を置き,箱を把持して体幹前後屈運動.

・車椅子駆動練習

・坐位バランス練習

坐位において足底は接地し,側方へ淵を滑らせるように左右.坐位にてバランスボールを前方へ転がす.

・箱作りーはさみを使い,引いてある線を見つけ切る.

[治療(最終)]

・坐位において,傾斜台に箱を置き,箱を把持して体幹前後屈運動.

・トイレ動作練習

・更衣動作練習

 

ソーシャルワーカー:

今後,在宅復帰となり,自宅はフラットで住宅改修の必要性もない.

 

Ⅳ.理学療法評価

初期(〇〇年〇〇月〇〇日)  最終(〇〇年〇〇月〇〇日

[第一印象]初期

最終

自ら回りに話しかけたりはしないが,話かければ笑顔で答えてくれる.リハビリの終了後には「ありがとう」と声を常にかけてくれる.全体的に明るい印象をうける.

 顔を出すと「ありがとう」と笑顔で話しかけてくれた.初期のころよりもより明るい印象を受けた.

[全体像] 初期

最終

車椅子で看護師に送られリハビリ室までやってくる.酸素ボンベ2リットル,尿パック,補聴器を使用している.しかし,酸素に関しては○月○日より終日廃止となった.聴覚が弱く,左からは聞こえず,コミュニケーションは,言語により可能で大きな声での話しかけやジェスチャーにより,理解が得られる.

補聴器の使用はしているが,酸素ボンベや尿パックは使用していなかった.聞き取りづらさを訴えることもあるが,補聴器を使用している左から大きな声での声かけをすることでコミュニケーションも良好であった.

[主訴] 初期

最終

左のももが痛い

左のももが痛い

[HOPE] 初期

最終

歩けるようになりたい

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[NEED] 初期

最終

ベッドへの移乗動作自立

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[バイタル]

初期

血圧

脈拍

サチュレーション

安静時

151/67mmHg

78拍/分

94%

運動後

158/84mmHg

82拍/分

93%

最終

血圧

脈拍

サチュレーション

安静時

161/94mmHg

84拍/分

92%

運動後

165/91mmHg

85拍/分

91%

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[長谷川式認知症診査スケール]

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最終:9点/30点,高度に含まれる.

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[深部腱反射]

問題なし,アキレス腱,大腿四頭筋,上腕二頭筋,上腕三頭筋,正常

 

[病的反射] 

問題なし,トレムナー,ホフマン,バビンスキー,チャドック陰性

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[感覚] 

初期:触圧覚,深部感覚 左右問題なし

最終:触圧覚,深部感覚 左右問題なし

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[痺れ] 

左右痺れなし

 

[疼痛]

初期

安静時痛は時々出現,夜間痛時々ある.運動時痛あり,荷重痛あり

痛み

荷重痛

夜間痛

運動時痛(股関節の運動時,歩行中,移乗動作中)

部位

左大腿部痛

左大腿部

左大腿部痛

大きさ

未評価(数回問診することで,痛みの訴え変化)

未評価(数回問診することで,痛みの訴え変化)

未評価(数回問診することで,痛みの訴え変化)

種類

未評価(良くわからないとのことより)

未評価(良くわからないとのことより)

未評価(良くわからないとのことより)

時期

受傷後より

未評価(良くわからないとのことより)

受傷後より

痛みの訴えはあるが,痛みの種類や程度は同日に数回聞くごとに変化しており,問診による痛みの程度は判別困難であった.安静時痛はホットパックにより消失.

 

最終

荷重痛や運動時痛は変化無いが夜間痛の訴えはなくなった.安静時痛時々出現.初期と同様判別は困難であった.

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[形態測定]

初期

 

右(cm)

左(cm)

備考

下肢長

SMD

72

71.8

左は股関節屈曲10度

 

TMD

66

66

 

大腿

膝蓋骨上縁

29

29

 
 

5cm

30

31

 
 

10cm

32

30.5

 
 

15cm

33

32

 

下腿

最大(膝蓋骨より下10cm)

26

26

 
 

最小(外果より上3cm)

18

18

 

最終

 

右(cm)

左(cm)

備考

下肢長

SMD

72

72

 
 

TMD

66

66

 

大腿

膝蓋骨上縁

30

31

 
 

5cm

30

30

 
 

10cm

32

30.5

 
 

15cm

33.5

32.5

 

下腿

最大(膝蓋骨より下10cm)

27

27

 
 

最小(外果より上3cm)

18

18

 
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[ブルンストロームステージ]

上肢:Ⅵ

下肢:Ⅳ以上であった.Ⅴ,Ⅵは立位が安定しておらず片脚立位保持が疼痛により困難となっているため実施せず.しかし,Ⅵの内外反はできており,動作からも分離運動ができていない様子は伺えない.

手指:Ⅵ

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[ROM:関節可動域]

初期

上肢・体幹:数値化していないが問題となる可動域なし.

ROM-T

初期

右(他動)

右(自動)

左(他動)

左(自動)

備考

股関節

屈曲

130

125

90p

 
 

伸展

右側,背臥位にて0度は可.

左側,背臥位にて-10度まで可.

痛み強いため未実施

 

内転

5

5

10p

 
 

外転

35

30

10p

 
 

外旋

45

40

10p

 
 

内旋

40

40

20p

 

膝関節

屈曲

155

150

140p

  
 

伸展

-5

-5

-5

-15

 

足関節

底屈

50

45

50

45

 
 

背屈

15

10

15

10

 

SLR

 

90

50

80p

 

最終

上肢・体幹:数値化していないが問題となる可動域なし.

ROM-T

初期

右(他動)

右(自動)

左(他動)

左(自動)

備考

股関節

屈曲

130

130

100p

 
 

伸展

0度は可

 

0度は可

体動困難のため

 

内転

5

5

10p

 
 

外転

30

30

10p

 
 

外旋

40

35

20p

 
 

内旋

45

40

10p

 

膝関節

屈曲

155

155

145p

大腿前面のつっぱり感

 

伸展

-5

-5

-5

-5

 

足関節

底屈

45

40

45

45

 
 

背屈

20

15

20

15

 

SLR

 

80

60

80p

 
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[筋力] 

MMT(manual musle test):徒手筋力テスト

初期

上肢問題なし.

MMT

 

備考

体幹

腹筋

2+

 
 

腹斜筋

2+

2+

 

股関節

屈曲

4

2p

 
 

伸展(膝伸展位)

4

疼痛のため股関節屈曲位のため実施せず

背臥位で別法にて実施

 

内転

軽度の抵抗で可能P

軽度の抵抗で可能P

背臥位

 

外転(股屈曲位)

軽度の抵抗で可能P

軽度の抵抗で可能P

背臥位

 

外転(股伸展位)

軽度の抵抗で可能P

軽度の抵抗で可能P

背臥位

 

外旋

5

坐位,左は協力得られず

 

内旋

5

坐位,左は協力得られず

膝関節

屈曲

坐位にて強い抵抗に対して抵抗可能

坐位にて,軽度の抵抗に抗することができる.

 
 

伸展

5

2

 

足関節

底屈(膝伸展位)

最大の抵抗に対して抵抗可能

最大の抵抗に対して抵抗可能

坐位

 

背屈

5

5

 

最終

上肢問題なし.

MMT

 

備考

体幹

腹筋

2+

 
 

腹斜筋

2+

2+

 

股関節

屈曲

4

2p

 
 

伸展(膝伸展位)

4

背臥位で別法にて実施

 

内転

軽度の抵抗で可能P

軽度の抵抗で可能P

背臥位

 

外転(股屈曲位)

軽度の抵抗で可能P

軽度の抵抗で可能P

背臥位

 

外転(股伸展位)

軽度の抵抗で可能P

軽度の抵抗で可能P

背臥位

 

外旋

5

動かそうとすると股関節部疼痛出現し協力得られず

坐位

 

内旋

5

動かそうとすると股関節部疼痛出現し協力得られず

坐位

膝関節

屈曲

坐位にて強い抵抗に対して抵抗可能

坐位にて,軽度の抵抗に抗することができる.

 
 

伸展

5

3

 

足関節

底屈(膝伸展位)

最大の抵抗に対して抵抗可能

最大の抵抗に対して抵抗可能

坐位

 

背屈

5

5

 
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[協調性]

指鼻試験: 10/10

踵打ち試験:問題なし

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[バランス]

初期

平衡反応:外転反応,保護伸展反応,立ち直り反応良好

端坐位:坐位で足底接地なし,両手支持なしでは,ふらつき見られ坐位保持困難.足底接地にて支持なしでも保持可能.外乱に対しては抵抗弱く倒れる.閉眼にて保持可能.両上肢の支持なしにより,足底は接地し,外乱を加えた.

左右―殿部が浮く前にふらつき大幅にバランスを崩し,上肢で支持を行おうとした.

後方―軽度の外乱により大幅にバランスを崩し,上肢で支持を行おうとした.

前方―頭部が膝よりも前に出る前にふらつき,上肢での支持を行おうとした.

片脚立位:両手を平行棒に把持し右支持では可能だが,左下肢疼痛の訴え有り不可能.

立位:平行棒内にて両上肢の把持があれば,ふらつきがなく可能であった.

最終

平衡反応:外転反応,保護伸展反応,立ち直り反応良好

端坐位:坐位で足底接地なし,両手支持なしで坐位保持可能.足底接地にて支持なしでも保持可能.外乱に対しては抵抗弱く倒れる.閉眼にて保持可能.両上肢の支持なしにより,足底は接地し,外乱を加えた.

左右―殿部が浮く前にふらつき大幅にバランスを崩し,上肢で支持を行おうとした.リーチ動作左に比べ右のリーチが若干ではあるが安定していた.

後方―軽度の外乱により大幅にバランスを崩し,上肢で支持を行おうとした.

前方―頭部が膝よりも前に出る前にふらつき,上肢での支持を行おうとした.

片脚立位:両手を平行棒に把持し右支持では可能だが,左下肢疼痛の訴え有り不可能.

立位:平行棒内にて片側上肢の把持があれば,ふらつきがなく可能であった.

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[姿勢分析]

初期

最終

背臥位

左の膝,股関節は屈曲位となっており,膝の下に枕等がないと痛みが出現する.

背臥位

左大腿部への枕無しでも疼痛出現なく,背臥位をとることができた.

車椅子坐位(自立)

バックレストにもたれており,重心線は後方にあった.バックレストから背面を離すときには,上肢の牽引力を利用し離していた.

車椅子坐位(自立)

バックレストにもたれていた.重心は後方となっていた.上肢による牽引力を使用せず,体幹をバックレストから引き離すことができた.

端坐位(自立)

両上肢でベッドの淵を把持し足底接地にて坐位保持可能となっていた.体幹は屈曲位となっており,骨盤後傾,股関節内外転中間位となっていた.重心はやや後方であった.

端坐位(自立)

両上肢でベッドの淵を把持しなっていた.体幹は屈曲位となっており,骨盤後傾,股関節内外転中間位となっていた.重心はやや後方であった.

平行棒内立位(自立)

両上肢の支持にて立位可能.片側上肢のみの指示では介助要していた.口頭指示をしないと体幹が前傾し骨盤は後傾位,円背となり,重心は後方にあった.「胸を張って」と指示することで体幹を伸展,骨盤前傾を増強し重心を正中方向へと移動しており,円背は非構築性のものであった.左の膝股関節は屈曲位をとっていた.左下肢での接地を矯正すると骨盤帯を後方へ移動し,股関節を屈曲位としようとしていた.重心はやや後方であった.下肢は左での接地が少ないようであった.

平行棒内立位(自立)

片側上肢の支持にて立位可能だが近位監視が必要となっていた.

両上肢支持では,口頭指示無しでも胸を張り立位をとっていた.左膝股関節は屈曲位をとっていた. 重心はほぼ正中であったが,下肢は左下肢への接地が少ないように感じた.左下肢での接地を矯正するため膝を伸展位とすると骨盤帯を後方へ移動し,股関節を屈曲位としようとし,重心も後方へ移動していた.

[動作分析]

初期

最終

 

寝返り:介助無しでは寝返りできず,左方向への寝返りは骨折部が下になるため実施せず.

車椅子―ベッド(介助):左からのアプローチ.ベッドは座っている位置から右方向へあるものとした.

1相:立ち上がりは上肢でベッドの柵,アームレストを押し,スムーズに立てている.口頭指示がないと体幹を前傾させずに,手の力で立とうとしているが介助無しで行えた.

2相:車椅子からベッドへ座るまでは口頭の指示と方向変換時に左下肢の支持時左股関節部周辺へ疼痛出現し,介助要していた.そのため,回りきらずに座り込み動作へ移行しようとしていた.

3相:座り込み時両上肢の支持があれば自立で可能.

4相:坐位からベッドに寝転がるまでは,左下肢をベッド上へ持ち上げる際に,介助無しでは股関節周辺へ疼痛出現,体幹は介助していないと後方への倒れこみが生じた.体幹の筋力低下によるものと考えた.

車椅子―ベッド(介助):左からのアプローチ.ベッドは座っている位置から右方向へあるものとした.

1相:立ち上がりは上肢でベッドの柵,アームレストを押し,スムーズに立てている.口頭指示がないと体幹を前傾させずに,手の力で立とうとしているが介助無しで行えた.

2相:車椅子からベッドへ座るまでは口頭の指示と方向変換時の左下肢の支持が疼痛出現により軽介助し可能.そのため,回りきらずに座り込み動作へ移行しようとしていた.

3相:座り込み時両上肢の支持があれば自立で可能.

4相:坐位からベッドに寝転がるまでは,下肢を介助なしでは,股関節周辺へ疼痛出現,体幹は後方への倒れこみが生じたが,口頭で上肢の指示をするように促すことで急激な後方への倒れこみを制御していた.

ベッド―車椅子(介助)

1相:起き上がり時は,頭部を挙上させる事ができるが,ベッドを押すことや,柵を把持して牽引力を利用しても体幹を起こすことができなかった.

2相:長座位よりベッドの淵に下肢を投げ出し端坐位を取るまでに左大腿部に疼痛出現し,左下肢を持つ介助無しでは困難となっていた.

3相:立ち上がりは柵を把持することでスムーズに立てていた.

4相:車椅子座面までの方向変換時,足踏みをする際の左立脚時,疼痛出現し困難となっており,方向変換が困難となっており車椅子方向へ殿部が向く前に座ろうとしていた.

足踏みをして,方向変換する際に介助必要としていた.

5相:座り込み時,アームレストを両上肢で把持し自ら座ることが可能であった.

ベッド―車椅子(介助)

1相:起き上がり時は,頭部を挙上させる事ができるが,ベッドを押すことや,柵を把持して牽引力を利用しても体幹を起こすことができなかった.

2相:長座位よりベッドの淵に下肢を投げ出し端坐位を取るまでに左大腿部に疼痛出現し,左下肢を持つ介助無しでは困難となっていた.

3相:立ち上がりは柵を把持することでスムーズに立てていた.

4相:車椅子座面までの方向変換時,足踏みをする際の左立脚時,疼痛出現し困難となっており,方向変換が困難となっており車椅子方向へ殿部が向く前に座ろうとしていた.

足踏みをして,方向変換する際に介助必要としていた.しかし、方向変換をする前に座る動作がスムーズに行えていた.

5相:座り込み時,アームレストを両上肢で把持し自ら座ることが可能であった.

歩行器歩行(軽介助):歩行器にもたれながら連続歩行4~5mは可能.歩行中,左立脚期大腿部疼痛出現. 介助なしでは移動方向が定まらず,左側への移動が見られる.

左足部は常に右足部より前に接地する.前腕部による支持が強いが,左下肢の運びはスムーズであり,右下肢はスムーズさがない.これらは,左下肢への荷重時に痛みが出現すること,また,筋力低下が見られること,あるいは左股関節伸展制限が見られることが原因となっていると考えた.

歩行器歩行(軽介助):歩行器にもたれながら連続歩行4~5mは可能.歩行中,左立脚期大腿部疼痛出現. 介助なしでは移動方向が定まらず,左側への移動が見られる.

左足部は常に右足部より前に接地し,右下肢が左下肢を超えることはない.前腕部による支持が強いが,左下肢の運びはスムーズであり,右下肢はスムーズさがない.これは左立脚期の疼痛出現により,左下肢の支持困難となっているため右下肢が振り出せていないためと考えた.

車椅子駆動(軽介助):車椅子をまっすぐこぐことができず,また車椅子のハンドリムの位置を探していた.

車椅子駆動スピードも2秒で1m程度であった.

車椅子駆動(軽介助):車椅子駆動スピードも2秒で1m程度,変化はあまり見られなかった.

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[日常生活動作]

初期

バーサルインデックス 45/100点

減点項目:

車椅子からベッド -5 点:上記を参照.

トイレ動作    -5 点:ナース情報より.

入浴       -5 点:ナース情報より.

平面歩行     -15点=歩行器介助レベルにて5~6m歩行可能.

階段歩行     -10点=未実施.

更衣       -5 点:ナース情報より.

排尿       -5 点=時々尿失禁あるとのこと.

排便       -5 点=1回便失禁あったとのこと.

最終

バーサルインデックス 50/100点

減点項目:

車椅子からベッド -5点=上記を参照.

トイレ動作    -5点=手すりを持ち,自ら立ち上がることができた.座り込み時に介助要するが,他は監視において可能であった.

入浴       -5点=ナース情報より.

平面歩行     -15点=歩行器介助レベルにて5~6m歩行可能.

階段歩行     -10点=未実施.

更衣       -5点= 上着は自ら着脱可能.しかし,ズボンは着脱中転倒の危険があるため,坐位にて前方へ椅子を置き片手でつかまりながら行った.患側から履いた方がいいとの指示を出しても,再び健側からはこうとしており,指示がないことにはできなかった.ズボンを着脱するときに軽介助な状態であった.

排尿     -5 点=尿意あるが,時々尿失禁あるとのこと.

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Ⅴ.統合と解釈

初期

最終

本症例は受傷後,手術予定であったが,心不全のためリスクを考慮し保存療法となった.そのため左下肢の疼痛による体動困難で1ヶ月程度経過し下肢,体幹の筋力低下が生じていた.受傷によりADLレベルも低下していた.

機能面:

脳梗塞の影響は病的反射の陰性,ブルンストロームステージすべてⅥなこと,受傷前の生活に目に見える後遺症がなかったことから,影響はあまりないと考えた.しかし,臥床に伴い認知面の低下が生じていた.本症例の左股関節痛はホットパックにより痛みの軽減が生じたが荷重時,股関節自動運動時に疼痛が出現することより,大腿前面の筋による疼痛と関節包内の骨折部の影響による両方に原因があると考えた.筋力低下も体幹から下肢に生じていた.これらは,受傷前から良く座って休むことが多かったことより,以前より体幹や下肢は低下が見られており,今回の臥床により更に低下したものだと考えた.また左下肢は,疼痛により自動運動が困難なことによりさらに著明に低下していたと考えた.

 

能力面:

立位平行棒内で両手把持をしなければ保てない状態であり,左大腿部痛により,左下肢支持が出来ない状態であった.また,右接地による片脚立位バランスも低下していた.坐位腹筋群筋力低下しているため,バランスが悪く不安定となっていたと考えた.

移乗自ら,体幹を引き起こすこと,ベッドへの左下肢の上げ下げ,方向変換がうまくできなかった.また車椅子の使用に関しても注意障害といった認知の障害が生じていたため,あるいは介助者への依存のためにフットレストをあげる,ブレーキをする,といった動作を行う前に立ちあがろうとしていたと考えた.

方向変換は,左大腿部痛や片脚立位・立位バランスの低下により生じているためと考えた.また,これらの動作が困難となっているために方向変換し終わる前に殿部のみ方向変化し座ろうとしていると考えた.

トイレ動作は、移乗動作と同様で方向変化しきる前の座り込みに問題があるとか考えた.

起き上がりに関しては、体幹の引き起こしは腹筋の筋力低下,左大腿部痛により体幹を持ち上げることが出来ないためと考えた.また,体幹を引き起こした後も坐位バランス能力が低下しているために後方への倒れ込みが生じていたと考えた.

ベッド上の左下肢の上げ下げは左下肢自動運動が出来ないことや坐位バランス能力の低下,腹筋群筋力低下により体動困難となっているためと考えた.

歩行器介助にて4~5メートル可能であった.これらは立位バランスの低下や左大腿部痛,左股関節自動運動困難,のためであると考えた.

車椅子駆動はまだ車椅子の使用方法が理解できていないため今後使用法を理解していただく必要があると考えた.

その他排尿や便失禁は体動困難により生じていたと考えた.

本症例のADLは初期と最終で大きな変化はみられなかった.

機能面:

疼痛は夜間痛がなくなったものの荷重時や左股関節自動運動による疼痛は変化がなかった.認知面も変化が見られなかった.筋力は左膝伸展の筋力の向上が見られた.これは下肢筋力トレーニングの効果だと考えた.

 

能力面:

立位初期,立位は,平行棒内で両手把持をしなければ保てない状態であり,左大腿部痛により,左下肢支持が出来ない状態であった.また,右接地による片脚立位バランスも低下していた.しかし,最終では平行棒内での片手把持にても立位保持が可能となった.これは立位保持練習によりバランスの向上したためと考えた.坐位腹筋群筋力低下しているため,バランスが悪く不安定となっていたと考えた.しかし最終では初期に比べ坐位保持が安定し,足底での接地がなくとも上肢の支持があれば保持していられた.

移乗最終においてもあまり変化は見られず,自ら,体幹を引き起こすこと,ベッドへの左下肢の上げ下げ,方向変換がうまくできなかった.また車椅子の使用に関しても注意障害といった認知の障害,あるいは介助者への依存のために,フットレストをあげる,ブレーキをする,といった動作を行う前に立ちあがろうとしていた.そのため,今後口頭での支持で繰り返し注意するよう促すことが必要と考えた.

方向変換は,左大腿部痛や片脚立位・立位バランスの低下により生じているためと考えた.また,これらの動作が困難となっているために方向変換し終わる前に殿部のみ方向変化し座ろうとしていた.

トイレ動作は変化なく,移乗動作と同様で方向変化しきる前の座り込みに問題があるとか考えた.

起き上がりに関しては、体幹の引き起こしに関しても変化は見られず,腹筋の筋力低下,左大腿部痛により体幹を持ち上げることが出来ていなかった.また,後方への倒れ込みも生じていた.

ベッド上の左下肢の上げ下げも左下肢自動運動が出来ないことや坐位バランス能力の低下,腹筋群筋力低下により体動困難となっていた.

歩行器介助にて4~5メートル可能であった.これらは初期と同様,立位バランスの低下や左大腿部痛,左股関節自動運動困難のためであると考えた.

車椅子駆動は、まだ車椅子の使用方法が理解できていないため今後も繰り返し口頭で指示し使用法を理解していただく必要があると考えた.

排尿や便失禁も生じていた.

更衣立位が片手の支持のみで保持できるようになっていたので,更衣動作を坐位で前方へ椅子を置いた状態で行ったところ,手順を口頭で指示しながらであれば可能であった.しかし,後方への倒れこみは生じるため,介助が必要であった.

以上のことより最終においても,生活範囲が狭小している状態であった.また指示がないと行動を自発的に行おうとするようすがみられないので,介護者への依存があると考えられた.

Ⅵ.リスク

本症例は歩行器歩行中の左立脚期の転倒に注意をする必要がある.また移乗動作中,大腿前面の痛みの訴えがあるので,痛みを引き起こさない注意や坐位保持や起き上がり時の転倒に注意が必要であった.

本症例は股関節の問題のほかに既往に脳梗塞があり,心電図においてもSTの低下,また胸水に水がたまっていたことから,リスク管理にとして,リハビリ中の定期的な血圧の計測やSPO2の90%をきらないこと,疲労感や息苦しさの自覚症状を確認しながら理学療法を施行していく必要があった.

  

Ⅶ.問題点

初期

最終

Impairment

#1.左大腿部痛

#2.左下肢筋力低下

#3.体幹筋力低下

#4.理解力の低下

#5.注意障害

#6.記銘力低下

#7.介護者への依存

Impairment

#1.左大腿部痛

#2.左下肢筋力低下

#3.体幹筋力低下

#4.理解力の低下

#5.注意障害

#6.記銘力低下

#7.介護者への依存

Disability

#8.起き上がり

#9.背臥位―長坐位

#10.坐位

#11.ベッド上への下肢上げ下ろし

#12.立位

#13.足踏み方向変換

Disability

#8.起き上がり

#9.背臥位―長坐位

#10.坐位

#11.ベッド上への下肢上げ下ろし

#12.立位

#13.足踏み方向変換

Handⅰcap

#14.マンパワーの不足

#15.生活範囲の狭小化

Handⅰcap

#14.マンパワーの不足

#15.生活範囲の狭小化

 

Ⅷ.理学療法プログラム

初期

治療実施

最終

治療実施

左大腿痛

ホットパック10分

左大腿痛

ホットパック10分

下肢筋力低下

(坐位)重り1.5kg右足のみに巻き,膝関節伸展運動,左重りなし,自動介助にて実施.

下肢筋力低下

(坐位)重り1.5kg右足のみに巻き,膝関節伸展運動,左重りなし,自動介助にて実施.

 

(坐位)両前側部へ1.5kgの重りを巻き,足底背屈

 

(坐位)両前側部へ1.5kgの重りを巻き,足底背屈

 

股外転(坐位)セラバンドを股関節部へ巻き外転運動

 

股外転(坐位)セラバンドを股関節部へ巻き外転運動

左大腿部痛

マッサージ,下肢の疼痛の緩和

左大腿部痛

マッサージ,下肢の疼痛の緩和

  

坐位バランス練習

端坐位によるリーチ練習

立ち上がり動作 練習

棒押し(平行棒内)立ち上がり時,大腿四頭筋,腹圧の促通

移乗

ベッドの起き上がりから車椅子の移乗動作練習

 

立ち上がり(平行棒内)

移動

車椅子駆動

 

足踏み:歩行や移乗動作の方向変換へつなげる.

 

歩行器歩行

移動

歩行器歩行

 

足踏み:歩行や移乗動作の方向変換へつなげる.

 

Ⅹ.ゴール

初期

最終

2週: ベッド上への下肢上げ下ろし、背臥位から長坐位への動作獲得、上肢支持での足踏み獲得

2週:ベッド上への下肢上げ下ろし、背臥位から長坐位への動作獲得、上肢支持での足踏み獲得、車椅子使用方法獲得

4週: 移乗動作監視レベル

4週:移乗動作監視レベル

ⅩⅠ.経過                                                    

 

○日

○日

○日

○日

○日

○日

○日

○日

○日

○日

○日

○日

○日

○日

○日

○日

ホットパック

     

下肢筋トレ

立ち上がり

  

    

マッサージ

     

棒押し

 

    

立位保持

  

    

足踏み

      

     

 

歩行器歩行

      

      

坐位保持練習

            

移乗練習

            

車椅子駆動

               

ⅩⅡ.変化

・酸素ボンベ無しでもサチュレーションが90%以上を保てるようになった.

・大腿部痛の訴えは夜間痛がなくなり落ち着いてきていた.ホットパックにより循環が良くなり発痛物質を貯留させないことで疼痛緩和をすることが出来ていたが,これの影響ではなく,股関節の頚部骨折は経過とともに動かしても痛みが生じなくなってくる性質があるために軽減してきたと考えた.

・立位保持は,両手の把持がなければ立位保持不可能であったのに対して最終評価では片手での立位の保持が可能となっていた.これは,立ち上がり練習や立位保持練習により,立位バランスが改善されたために片手での把持のみで立位保持が可能となったと考えた.

・移乗動作も介助要するが,座り込むまでがスムーズとなった.移乗動作練習や立ち上がり練習により,改善が見られたためと考えた.

 

ⅩⅢ.考察

本症例は,受傷以前は主婦として家事もこなしていたが,今後自宅復帰するにあたり,ADLはバーサルインデックスからもわかるように,介助者無しでは生活ができない状態であり,家事は望めない状態であると考えた.治療により立位の安定性の向上が見られたものの,すべてのADLが向上し受傷前のADLを自立にいたることは困難だと考えた.そのため,同居者である夫の協力が必要となってくると考えた.しかし,夫も高齢であり1日中,介護することは負担が大きいため,ヘルパーの介入や近所に住んでいる息子夫婦の協力をえて,介護負担を減らす必要があると考えた.また,本症例は脳梗塞や心不全の既往があるため定期的な病院への受診あるいは,訪問看護の利用などで体調を管理することも必要であると考えた.

介護するに当たり,今後必要になってくることは,ベッドから車椅子間の移乗,トイレ動作,更衣動作,移動であると考えた.また,殿部を持ち上げることはできたので褥瘡のリスクは少ないと考えたが,ベッド上における体動が難しく,寝返りがうてないため,寝たきりにならないように生活リズムを作ってあげることは必要であると考えた.

本症例は,ベッド車椅子間の移乗は動作手順を口頭指示なしでは,フットレストから足を下ろすことやブレーキをすることを忘れたまま立とうとすることがあったので,介助者側が見守り注意する必要があると考えた.介護中は常に声かけで次に行う動作を指示する必要があると考えた.移乗中,ベッドから坐位,坐位からベッドへの動作時,左下肢の上げ下ろし時に疼痛が出現するため,できる範囲では行ってもらい,疼痛出現時は介助することが必要であると考えた.また,坐位バランスが悪く後方への倒れこみが出現するため背中を支える介助も必要であると考えた.立ち上がり時は前方にあるベッドの柵をつかめば可能であるため介助は必要なく,口頭で柵を把持するよう指示するだけでいいと考えた.座り込み時は,座面の正面に殿部が来るまで足踏みが出来ていないので,殿部のみをまわし座面のほうへ持っていこうとしていた.そのため,座面に殿部が入らないまま座ることによる転倒の危険があり,この転倒を防ぐため殿部の誘導が必要であると考えた.

トイレ動作についてもベッド車椅子間の移乗と同様の介助が必要でると考えた.移乗以外の「手を洗う」や「水で流す」,「用をたす」動作は自ら行えていたので口頭での指示のみで可能であった.しかし,動作が間に合わないことによる尿失禁も考えられるので,尿パッドの利用も必要であると考えた.

更衣動作は端坐位で前方につかまるものを置くことや着脱の手順を口頭で指示することでほぼ可能であったが,後方への倒れこみが生じるため,倒れこみそうになった場合の支えは必要であると考えた.

自宅での移動はフラットなことから車椅子で移動することが望ましいと考えた.しかし,本症例は車椅子駆動も方向が定まらないことがあったので移動時に見守りが必要であると考えた.

入浴は自宅復帰後のシャワー浴にしても,水により滑り転倒の危険があるため,退院後も清拭により体を拭くことが望ましいと考えた.また,洗面台を利用し坐位のまま洗髪をすることが望ましいと考えた.

 今後,本症例は高齢であり,急激な能力の向上を期待するよりも現在ある能力を使い,出来るだけADLを向上する工夫を考えることが望ましいと考えた.

 

ⅩⅣ.終わりに

 今後,移乗動作の獲得や,移動動作の能力向上のために、現在ある能力を工夫し安定した動作の獲得をめざすことが重要だと考える.

 

参考及び引用文献

  1. 高久 史麿,他:治療薬マニュアル 2001,医学書院,2000年11月
  2. 細田 多穂,柳沢 健:理学療法ハンドブック(改定第3版)第1巻理学療法の基礎と
  3. 評価,共同医書出版社,2000年4月28日

 

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疾患名
特徴
脳血管疾患

脳梗塞

高次脳機能障害 / 半側空間無視 / 重度片麻痺 / 失語症 / 脳梗塞(延髄)+片麻痺 / 脳梗塞(内包)+片麻痺 / 発語失行 / 脳梗塞(多発性)+片麻痺 / 脳梗塞(基底核)+片麻痺 / 内頸動脈閉塞 / 一過性脳虚血発作(TIA) / 脳梗塞後遺症(数年経過) / トイレ自立を目標 / 自宅復帰を目標 / 歩行獲得を目標 / 施設入所中

脳出血片麻痺① / 片麻痺② / 片麻痺③ / 失語症 / 移乗介助量軽減を目標

くも膜下出血

片麻痺 / 認知症 / 職場復帰を目標

整形疾患変形性股関節症(置換術) / 股関節症(THA)膝関節症(保存療法) / 膝関節症(TKA) / THA+TKA同時施行
骨折大腿骨頸部骨折(鎖骨骨折合併) / 大腿骨頸部骨折(CHS) / 大腿骨頸部骨折(CCS) / 大腿骨転子部骨折(ORIF) / 大腿骨骨幹部骨折 / 上腕骨外科頸骨折 / 脛骨腓骨開放骨折 / 腰椎圧迫骨折 / 脛骨腓骨遠位端骨折
リウマチ強い痛み / TKA施行 
脊椎・脊髄

頚椎症性脊髄症 / 椎間板ヘルニア(すべり症) / 腰部脊柱管狭窄症 / 脊髄カリエス / 変形性頚椎症 / 中心性頸髄損傷 / 頸髄症

その他大腿骨頭壊死(THA) / 股関節の痛み(THA) / 関節可動域制限(TKA) / 肩関節拘縮 / 膝前十字靭帯損傷
認知症アルツハイマー
精神疾患うつ病 / 統合失調症① / 統合失調症②
内科・循環器科慢性腎不全 / 腎不全 / 間質性肺炎 / 糖尿病 / 肺気腫
難病疾患パーキンソン病 / 薬剤性パーキンソン病 / 脊髄小脳変性症 / 全身性エリテマトーデス / 原因不明の歩行困難
小児疾患脳性麻痺① / 脳性麻痺② / 低酸素性虚血性脳症
種々の疾患が合併大腿骨頸部骨折+脳梗塞一過性脳虚血発作(TIA)+関節リウマチ

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