無料評価シート

【実習】形態測定の評価ポイント!【カンペ付き無料ダウンロード】

2021年12月3日

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護師を目指す学生に向けた、評価ポイント解説シリーズ。

今回は、「形態測定」です。

形態測定は、骨折の転移や筋肉の発達を把握できるなど、臨床上欠かせない評価になります。

今回は、評価ポイントの解説に加えて、「形態測定」の記載に最適な評価シートを用意したので、ダウンロードして実習に臨んでください。

もちろん、ダウンロードは無料です。

トコル
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実習に最適!「形態測定」の記録用紙(評価シート)無料ダウンロード

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評価シート(詳細版)は、指標(ランドマーク)を記載するとともに、経過を終えるように3回分の評価記載欄を設けています。

一方、評価シート(簡易版)は、評価記載欄を1回分のみにしています。
A4用紙1枚に収まっており、単発の評価には使いやすい仕様になっています。

評価シート(切断用)は、文字通り「切断をしている患者」に対して使用してください。

 

形態測定の指標(ランドマーク)

形態測定の指標(ランドマーク)を表にしてまとめておきます。

 

四肢長の指標(ランドマーク)

四肢長

上肢長

肩峰~中指先端

肩峰~橈骨茎状突起

上腕長

肩峰~上腕骨外側上顆

上腕骨大結節~上腕骨外側上顆

前腕長

上腕骨外側上顆~橈骨茎状突起

下肢長

SMD(上腕腸骨棘~脛骨内果)

TMD(大転子~腓骨外果)

大腿長

大転子~大腿骨外側上顆

大転子~膝裂隙

下腿長

大腿骨外側上顆~外果

膝裂隙~外果

上肢実用長

腋窩~母指先端

上腕断端長

腋窩~断端

前腕断端長

肘頭~断端

上腕骨外側上顆~断端

下肢の実用長

坐骨結節~床面

大腿断端長

坐骨結節~断端

下腿断端長

脛骨外側顆~外果

膝裂隙~外果

四肢周径の指標(ランドマーク)

四肢周径

上腕周径

伸展位/最大

屈曲位/最大

前腕周径

最大

最小

大腿周径

膝蓋骨+5cm

膝蓋骨+10cm

膝蓋骨+15cm

膝蓋骨+20cm

下腿周径

最大

最小

形態測定を評価する意義

次に、形態測定を評価する意義をお伝えします。

バイザーから、「この評価って何のためにしているの?」と聞かれることはあるあるです。

しっかりと抑えて実習対策をしておきましょう。

 

四肢長を評価する意義

四肢長を評価する意義

  • 個体の左右差を知る
  • 骨折の転位の有無を知る
  • 骨盤の傾斜、腰椎の弯曲を知る
  • 肘、膝、股関節の拘縮を知る
  • 切断端の長さを知る
  • 仮性延長と仮性短縮を知る

例えば、左右のTMDが同じで、左右のSMDの長さが異なる場合は、大転子よりも上位部での異常(骨折など)が考えられます。

一方、左右のTMDとSMDの長さが共に異なる場合は、大転子よりも下位の部位での異常(骨折など)が考えられます。

注意ポイント

・原則的に測定部を露出(冬期は室温に注意)

・指標(ランドマーク)を触診したら皮膚上にペンで印をつけても良い(患者・バイザーに要確認)

 

四肢周径を評価する意義

四肢周径を評価する意義

  • 身体の栄養状態を知る
  • 筋の萎縮を知る
  • 筋線維の発達具合を知る
  • 四肢の腫張の状態を知る
  • 切断肢の成熟度を知る

大腿周径の測定において、膝蓋骨の上縁は膝の腫脹を知る事ができます。

また、上縁5㎝は内側広筋の状態、上縁10㎝は外側広筋の状態、上縁15㎝は大腿四頭筋の状態を知る事ができます。

注意ポイント

・巻尺が測定部の長軸と直角になっているか確認する

・巻尺と皮膚の間に隙間がないか、また締め過ぎていないか(一旦強く締めてから緩めるとよい)

 

形態測定をするときのオリエンテーションの方法

形態測定に限らず、患者に対して評価をする時は、初めにオリエンテーションを行います。

「自己紹介」「そのような評価をするのか」などを中心に伝えます。

 

自己紹介

「初めまして。実習生の〇〇と申します。本日は形態測定という検査をさせていただきます。よろしくお願いいたします。」

検査の説明

「今日は○○さんの手足の長さや太さがどのくらいあるのかを測らせて頂きます。」

「いわゆる身体測定ですので、特に痛いことをするわけではありません。ご安心ください。もしそれでも痛みがあるようでしたら、すぐに言ってください。」

「正確に測るために、体の骨が出っ張っている部分を目安にして測ります。」

「この部分を正確に探し出すために○○さんの身体に触れたり、場合によっては衣服を少し脱いでもらうこともありますので、その際はご協力をお願いいたします。」

「私が○○さんの手足を動かす際には、楽にしていてください。」

「何か聞いておきたいことなどはありますか?」

「それでは、始めさせていただきます。」

形態測定をするときの必要物品

実習先で貸してもらえることもありますが、基本的には自分で用意をするようにしましょう。

私がオススメする物品のリンクも貼っておきます。

 

クリップボード

測定値を記載するときに必須です。

巻尺(メジャー)

スキンマーカー

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