訪問看護 記載例・文例集 その他の記載例

ケアマネからくる書類「照会」の書き方と記載例を解説!【訪問看護】

2021年4月28日

本日は、サービス担当者に対する照会依頼」の書き方を記載例を用いて解説していきます。

  • あの書類って何の意味を持ってるの?
  • 書き方がわからない・・
  • 記載例を教えて!

こんな疑問を持つ方に最適な記事です。

トコル
トコル

サービス担当者会議に対する照会依頼の書き方を含む、訪問看護のマナーBOOK」を無料配布しています!

マナーに自信がない、後輩指導に困っている…という人はぜひ参考にしてください!

【無料配布開始!】訪問看護マナーBOOKダウンロードページ

続きを見る

サービス担当者に対する照会依頼とは

訪問看護ステーションで働いていると、ケアマネジャーからこのような用紙がFAXで届くことがあります。

これは、「サービス担当者に対する照会(依頼)内容」という書類です。

通称、「照会(しょうかい)」と呼ばれています。

何らかの理由でサービス担当者会議が開催できないとき、この書類を各関係機関が作成することで、担当者会議を実施したとみなすことができます。

サービス担当者会議が実施できない理由は、以下のようなものが考えられます。

・各事業所の日程調整が困難のため

・新型コロナウイルス感染拡大防止のため

事前に、「〇〇の理由で担当者会議を開催したいのですが、□□の理由で開催できないので照会にしたいのですがよろしいでしょうか」と連絡をくれるケアマネもいますが、いきなり照会用紙が届くこともあります。

この書類が届いて、「あっ、短期目標の更新の時期だったんだ・・・」と知ることはあるあるですね(望ましいことではありませんが)。。

短期(長期)目標の更新以外にも、介護保険が更新されたとき、利用者の状態に変化があったときなど、様々なシチュエーションでこの照会用紙を書く機会があります。

照会が届いたら、できるだけすぐ(当日〜遅くとも翌々日まで)に作成してケアマネに返信しましょう。

返信が遅くなってしまうと、ケアマネの業務が進まず負担をかけてしまいます。

信頼関係につながる部分なので、常にアンテナを張っていましょう。

トコル
訪問看護は、ケアマネとの信頼関係があって成り立つ仕事です。コチラの記事(訪問看護必見!ケアマネへの超効果的な営業方法!【チラシ・トーク】)では、効果的な営業方法を詳しく解説しています。
あわせて読む
ケアマネジャーへの営業方法・訪問看護
訪問看護必見!ケアマネへの超効果的な営業方法!【チラシ・トーク】

続きを見る

サービス担当者に対する照会依頼の書き方

サービス担当者に対する照会依頼の書き方は、そこまで難しいものではありません。

照会用紙には、ケアマネからの照会(依頼)内容が記載されています。

質問形式になっているので、基本的にはこの質問に回答すれば良いだけです。

回答内容は、記載例を確認いただいた方が分かりやすいと思うので、この記事後半に載せてある記載例をご参照ください。

注意点として、FAXでやりとりをする場合は以下の点に気をつけましょう。

・自社の敬称を二重線で消す

・依頼先(ケアマネ)の名前に敬称を書く

ケアマネは、「訪問看護ステーション 〇〇様」など、敬称をつけて依頼をかけてきます。

返信をする際、「様」部分を二重線で消すのがFAXでやりとりをする際のマナーです。

また、今度は私たちが依頼主(ケアマネ)にFAXを送ることになるので、ケアマネの名前の後に敬称「様」をつけましょう。

意外と忘れてしまう部分ですが、マナーとして大切な部分です。

忘れずに記載するよう心がけましょう。

サービス担当者に対する照会依頼の記載例

それでは、サービス担当者に対する照会依頼の記載例をご紹介します。

訪問看護ステーション側が記載するのは赤文字の箇所です。

*画像をクリックすると拡大します。

看護師用の記載例

回答内容
お世話になっております。
①時折、内服の飲み忘れがありますが、受診時の血液検査データは正常範囲内、健康状態は安定しています。看護師の訪問では、健康状態の観察、内服管理(カレンダーへのセット)、必要に応じて内服促しを行なっています。以前は、人が来ることに嫌悪感を示すことがありましたが、現在は笑顔で迎えてくれてトラブルなく訪問できております。

②短期目標「内服管理が自分でできる」に関して、月に2回程度は飲み忘れありますが、徐々に減っています。内服カレンダーの使い方が徐々に定着しつつある段階です。

③現行のケアプランで支援継続させていただきます。
よろしくお願いいたします。

リハビリ用の記載例

*注意点
令和3年の介護報酬の改定で、リハビリ職と看護師の連携がさらに求められるようになりました。

リハビリ職宛のみの照会依頼でも、看護師と情報共有をしている旨や看護視点からの評価を記載するなど、連携していることをしっかりアピールしていくことが望ましいと考えます。

回答内容
お世話になっております。
①筋力低下による歩行時のふらつきを認め、屋外はT字杖を使用して近位見守りが必要です。リハビリでは筋力トレーニング、歩行練習を中心に実施しています。自主トレも指導しており、毎日欠かさず行っていただけています。非常に意欲的に取り組んでいます。看護師とも状況を共有しており、体調面は安定して経過しています。

②短期目標「近くの喫茶店まで一人で行く」に関して、現状はふらつきがあるため近位見守りが望ましいです。しかし、徐々に筋力向上に伴いふらつき軽減している段階で、今後3ヶ月以内に達成できると考えています。

③現行のケアプランで支援継続させていただきます。
よろしくお願いいたします。

合計500例以上!訪問看護計画書・訪問看護報告書の記載例が欲しい人はコチラ

訪問看護では、サービス担当者に対する照会依頼の他にも様々な書類を作成しなければなりません。

中でも、「訪問看護計画書・訪問看護報告書」は苦手意識を持っている人が多いかと思います。

利用者全員分を作成しなければならないため、大変な労力を必要としますよね。

残業はもちろん、人によっては家に持ち帰って書類を作成する人も少なくありません。

「このような現状をなんとかしたい!」という思いのもと、当サイトでは500例以上の訪問看護計画書・訪問看護報告書の記載例を紹介しています。

また、「紙面ベースで欲しい」「自分で手書きもしたい」「ネット環境がないところでも見たい」という声が多く聞かれたことから、記載例をまとめた印刷物を販売しています。

この印刷物は、すべての記載例を1冊にまとめているので、見たいページをすぐに見ることができます。

ご購入いただいた方からは、「残業がなくなった!」「訪問看護が楽しくなった!」と、大変多くのご好評をいただいております。

ただいま感謝の意を込めて、「訪問看護記録書(Ⅰ•Ⅱ)の記載例」をプレゼント中♪

興味がある方は、コチラの記事(訪問看護報告書・計画書の記載例・文例集販売ページ【印刷物】)をぜひ参考にしてみてください。きっと、お力になれると思います!

あわせて読む
訪問看護計画書・報告書の記載例・フィジカルアセスメント事例集販売ページ

続きを見る

-訪問看護, 記載例・文例集, その他の記載例