「明日から使える!訪問看護計画書の記載例・文例集」シリーズ。
今回は、「脳血管疾患」の利用者に対する訪問看護計画書の記載例のご紹介です。
*2024年改定対応済み
我が国における脳血管疾患の患者数は毎年100万人を超えており、訪問看護を利用している人も多くいます。
脳血管疾患は後遺症が残存しやすいという特徴があるため、「障害を抱えながらもその人らしく在宅生活を送る」という視点で計画を立案すると良いでしょう。
今回ご紹介する記載例は、訪問看護計画書の「療養上の課題(①)」「支援内容(②)」「評価(③)」部分です(*「看護・リハビリテーションの目標」部分の記載例は、コチラの記事(訪問看護計画書「看護・リハビリテーションの目標」の記載例・文例集)にまとめています)。
【2024年改定】訪問看護計画書のルールと記載例まとめ【良い例と悪い例】
続きを見る
- 記載例をコピーして電子カルテに貼り付けたい人
- 1,000例以上の記載例をみたい人
- *AIチャットbotを利用してオリジナルの記載例を作成したい人
- お得な料金で記載例の印刷物を購入したい人
入会費用0円キャンペーン中!
脳血管疾患の訪問看護計画書の記載例・文例集
それでは、脳血管疾患の利用者に対する訪問看護計画書の記載例・文例集をご紹介していきます。
体調変化・再発の可能性がある利用者の記載例・文例集
療養上の課題(①) | 支援内容(②) | 評価(③) |
モニタリングにも使える #1体調変化の可能性がある | 【観察】バイタルサイン、全身状態の観察、内服状況の確認(量/回数/残量)、食事摂取量や排便状況の観察、脳神経学的所見、ADL状況、疼痛の有無、血液検査データの確認、他サービス利用時の状況確認 | 体調変化なく経過している。プラン継続。 |
モニタリングにも使える #1病状進行による症状出現の可能性がある | 【観察】バイタルサイン、全身状態の観察、内服状況の確認(量/回数/残量)、食事摂取量や排便状況の観察、脳神経学的所見、ADL状況、疼痛の有無、血液検査データの確認、他サービス利用時の状況確認 【ケア】必要時に内服指導・管理、食事指導、栄養指導、他職種との情報共有 | 病状進行による症状の出現・悪化なく経過している。プラン継続。 |
#1内服の飲み忘れが多く脳梗塞再発の危険がある | 【観察】バイタルサイン、内服状況の確認(量/回数/残量)、血圧表の確認、脳神経症状の確認、血液検査データの確認 【ケア】血圧表の書き方指導、内服カレンダーの使い方指導 | 血圧は120-150台で経過している。プラン継続。 |
#1血圧の変動が大きく脳出血再発の危険がある | 【観察】バイタルサイン、内服状況の確認(量/回数/残量)、血圧表の確認、脳神経症状の確認、血液検査データの確認 【ケア】血圧表の書き方指導、内服カレンダーの使い方指導 | 内服が飲めているにもかかわらず、収縮期血圧90〜170台と変動がある。アムロジピンOD錠5㎎0.5錠(夕)開始。プラン継続。 |
#1喫煙・飲酒の頻度が高く、脳梗塞再発の危険性がある | 【観察】バイタルサイン、内服状況の確認(量/回数/残量)、血圧表の確認、脳神経症状の確認、喫煙・飲酒の頻度確認 【ケア】脳梗塞のリスク説明、内服管理・指導、食事管理・指導、栄養管理・指導 | 喫煙20本/1日、飲酒ビール500ml2本/1日と頻度変わらず経過している。プラン継続。 |
#1既往歴に糖尿病あり、脳出血再発の危険がある | 【観察】バイタルサイン、内服状況の確認(量/回数/残量)、血糖値表の確認、脳神経症状の確認、血液検査データの確認 【ケア】インシュリン注射の指導・介助、血糖値表の書き方指導、内服管理・指導、食事管理・指導、栄養管理・指導 | HbA1c 6.2〜6.6%で推移している。プラン継続。 |
#1肥満体質であり脳梗塞再発の危険がある | 【観察】バイタルサイン、体重(BMI)、ウエスト周径測定、食事内容・頻度・量の確認、内服状況の確認(量/回数/残量)、脳神経症状の確認、血液検査データの確認 【ケア】体重測定、内服管理・指導、食事管理・指導、栄養管理・指導 | BMI34前後で経過している。プラン継続。 |
脳血管疾患の後遺症別の記載例・文例集
摂食・嚥下障害
療養上の課題(①) | 支援内容(②) | 評価(③) |
#1脳梗塞による構音・嚥下障害があり、胃ろう造設しているが、間食は経口摂取しており、誤嚥性肺炎の可能性が高い状態である | 【観察】バイタルサイン、呼吸音・喀痰の状況、吸引実施状況、血液検査データの確認、経口摂取状況の確認、胃ろう注入量の確認、胃ろう挿入部の確認、排便状況の確認、口腔内状況の確認、口腔ケア実施状況の確認、嘔吐の有無 【ケア】胃ろう管理、口腔ケア、歯磨きと口腔内の清潔保持、呼吸リハビリテーションと童謡を歌うなど発声練習、外出後のうがい・手洗いの指導、多職種との連携、家族への介護指導(胃ろう管理・吸引)、緊急時の対応を家族に説明 | 口腔内感染は認めず経過している。プラン継続。 |
#1嚥下機能の低下により誤嚥性肺炎のリスクが高い状態である | 【観察】バイタルサイン、呼吸音・喀痰の状況、吸引実施状況、血液検査データの確認、経口摂取状況の確認、胃ろう注入量の確認、胃ろう挿入部の確認、排便状況の確認、口腔内状況の確認、口腔ケア実施状況の確認、嘔吐の有無 【ケア】胃ろう管理、口腔ケア、歯磨きと口腔内の清潔保持、呼吸リハビリテーションと童謡を歌うなど発声練習、外出後のうがい・手洗いの指導、多職種との連携、家族への介護指導(胃ろう管理・吸引)、緊急時の対応を家族に説明 | 誤嚥なく経過している。プラン継続。 |
#1経口摂取による栄養面の確保が難しい状況である | 【観察】バイタルサイン、全身状態の観察、皮下輸液の状況観察、呼吸音・喀痰の状況、吸引実施状況、血液検査データの確認、経口摂取状況の確認、排便状況の確認、嘔吐の有無 【ケア】皮下輸液実施・管理、吸引による唾液や口腔・咽頭部貯留物の除去、多職種との連携、家族への介護指導(胃瘻管理・吸引)、緊急時の対応を家族に説明 | 皮下輸液が必要な状態が続いている。家族へ随時管理方法を説明している。プラン継続。 |
#1経口摂取低下に伴う全身状態の悪化で疼痛が増強する恐れ | 【観察】バイタルサイン、全身状態の観察、IN-OUTバランスの確認(水分摂取量・尿量)、脱水兆候の確認、疼痛の有無、皮下輸液の状況観察、呼吸音・喀痰の状況、吸引実施状況、血液検査データの確認、経口摂取状況の確認、排便状況の確認、嘔吐の有無 【ケア】経口摂取量に応じて皮下輸液実施、口腔ケア、歯磨きと口腔内の清潔保持、多職種との連携、家族への介護指導(褥瘡予防など)、緊急時の対応を家族に説明 | 脱水の所見なく経過している。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1食事の際にムセがあり誤嚥性肺炎のリスクがある | 【観察】バイタルサイン、全身状態の観察、呼吸音・喀痰の状況、ムセ・嘔吐の有無、血液検査データの確認、食事形態・頻度・量の確認 【ケア】口腔ケア、歯磨きと口腔内の清潔保持、呼吸リハビリテーションと童謡を歌うなど発声練習、口腔体操、外出後のうがい・手洗いの指導、食事形態の指導、多職種との連携 | 時折ムセを認めるも誤嚥なく経過している。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞による嚥下障害があり誤嚥性肺炎の危険性が高い | 【観察】バイタルサイン、全身状態の観察、呼吸音・喀痰の状況、ムセ・嘔吐の有無、血液検査データの確認、食事形態・頻度・量の確認 【ケア】顔面・頸部・肩周囲のマッサージ、咀嚼練習、口腔ケア、呼吸リハビリテーションと童謡を歌うなど発声練習、口腔体操、外出後のうがい・手洗いの指導、家族へ食事介助の指導、必要時に食事形態の変更 | 誤嚥なく経過している。プラン継続。 |
当サイトの記載例をまとめた印刷物を販売しています(おかげさまで、2,500冊以上の販売実績!)。
ご購入いただいた方からは、「残業がなくなった!」「訪問看護が楽しくなった!」と、大変多くのご好評をいただいております。
以下にあてはまる人には特にオススメです!
- 紙面ベースですぐに記載例を確認したい!
- ネット環境がないところでも記載例をみたい!
- 新人に指導をしたい!
- 自分でも手書きをしたい!
訪問看護記録書の記載例プレゼント中!
高次脳機能障害
療養上の課題(①) | 支援内容(②) | 評価(③) |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症により失語症を認め、コミュニケーションに制限をきたしている | 【観察】家族から日々のコミュニケーションの様子を確認、失語症の種類・程度を把握 【ケア】失語症に対するリハビリテーション、コミュニケーションの工夫(写真・絵カードを組み合わせる、ジェスチャーを使用するなど)、他職種との情報共有、家族にコミュニケーションの方法を伝える | 短文であれば発話できつつある。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症により失行を認め、着替えなど日常生活動作に支障をきたしている | 【観察】家族から日々の日常生活動作の様子を確認、失行の種類・程度を把握 【ケア】日常生活動作練習、失行に対するリハビリテーション、失行で見られる症状を家族に伝える、日常生活動作時の介助方法を家族に伝える、他職種との情報共有 | 家族の介護あり日常生活は送れている。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症により失認を認め、日常生活を送る上で家族の介護が必要になっている | 【観察】家族から日々の日常生活の様子を確認、失認の種類・程度を把握 【ケア】日常生活動作練習、失認に対するリハビリテーション、失認で見られる症状を家族に伝える、他職種との情報共有 | 視覚失認を認めるも家族の介護あり日常生活は送れている。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症により記憶障害を認め、日常生活を送る上で家族の介護が必要になっている | 【観察】家族から日々の日常生活の様子を確認、記憶障害の程度を把握 【ケア】記憶障害に対するリハビリテーション(見当識練習など)、環境調整、記憶障害で見られる症状を家族に伝える(認知症との違いなど)、他職種との情報共有 | 家族の介護あり日常生活は送れている。プラン継続。 |
#1脳梗塞後遺症による記憶障害があり、内服の飲み忘れが多い | 【観察】バイタルサイン、内服状況の確認(量/回数/残量)、血圧表の確認、脳神経症状の確認、血液検査データの確認 【ケア】血圧表の書き方指導、内服カレンダーの使い方指導、必要に応じて家族に内服管理を依頼、他職種との情報共有 | 内服カレンダーを使用して飲み忘れが少なくなっている段階。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症により注意障害を認め、日常生活動作に支障をきたしている | 【観察】家族から日々の日常生活の様子を確認 【ケア】日常生活動作練習、注意障害に対するリハビリテーション、注意障害で見られる症状を家族に伝える、日常生活動作時の介助方法を家族に伝える、他職種との情報共有 | 家族の介護あり日常生活は送れている。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症により左半側空間無視を認め、日常生活動作に支障をきたしている | 【観察】家族から日々の日常生活の様子を確認 【ケア】日常生活動作練習、半側空間無視に対するリハビリテーション(言語的手がかり、指さし練習など)、半側空間無視で見られる症状を家族に伝える、日常生活動作時の介助方法を家族に伝える、他職種との情報共有 | 家族の介護あり日常生活は送れている。プラン継続。 |
#1脳梗塞後遺症による病識の欠如があり、内服管理が不十分である | 【観察】バイタルサイン、内服状況の確認(量/回数/残量)、血圧表の確認、脳神経症状の確認、血液検査データの確認 【ケア】内服の重要性を説明、血圧表の書き方指導、内服カレンダーの使い方指導、必要に応じて家族に内服管理を依頼、他職種との情報共有 | 内服を飲まないことが多く、収縮期血圧150台を推移している。プラン継続。 |
片麻痺
療養上の課題(①) | 支援内容(②) | 評価(③) |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による右片麻痺があり、転倒リスクが高い状況である | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、転倒の有無、全身状態の観察、歩容・立位姿勢の確認、自主練習の状況確認、手すりの使用状況の確認、環境整備 | 歩行時のふらつきが引き続き認められているが、転倒せず経過している。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による右片麻痺、筋力・持久力低下あり、活動範囲が制限されている | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、転倒の有無、全身状態の観察、歩容・立位姿勢の確認、自主練習の状況確認、活動範囲の確認、離床時間の確認、環境整備 | 徐々に筋力は向上しているため、日中の離床時間を増やしていく。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左片麻痺があり、歩行時に一部介助を要する。 | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、転倒の有無、全身状態の観察、歩容・立位姿勢の確認、自主練習の状況確認、T字杖の使用状況の確認、環境整備 【ケア】関節可動域練習、筋力トレーニング、バランス練習、歩行練習、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有、必要時は家族へ介護指導 | 歩行介助量は変わりないが、毎日家族と近くのスーパーまで買い物できている。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左片麻痺があり、階段昇降時に一部介助を要する。 | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、転倒の有無、全身状態の観察、歩容・立位姿勢の確認、自主練習の状況確認、手すりの使用状況の確認、環境整備 【ケア】関節可動域練習、筋力トレーニング、バランス練習、歩行練習、階段昇降練習、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有、必要時は家族へ介護指導 | ふらつきは少なくなっているも依然として介助を要す。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左片麻痺があり、日常生活動作全般に介助が必要な状態である | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、転倒の有無、全身状態の観察、日常生活動作の確認、家族の介護状況の把握 【ケア】関節可動域練習、筋力トレーニング、日常生活動作練習、環境整備、他職種との情報共有、家族に介護方法の指導 | 日常生活動作は全介助状態で家族の介護が必須。プラン継続。 |
#1脳梗塞後遺症による左片麻痺があり、セルフケアに制限をきたしている | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、転倒の有無、全身状態の観察、日常生活動作の確認、セルフケアの確認、家族の介護状況の把握 【ケア】口腔ケア、清拭、パット交換、必要時更衣介助、家族に介護方法指導 | 家族の介護あり清潔保持できている。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左片麻痺があり、着替え動作に一部介助を要する | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、転倒の有無、全身状態の観察、着替え動作の確認、自主練習の状況確認、環境整備 【ケア】関節可動域練習、筋力トレーニング、着替え動作練習、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有、補助具の提案、必要時は家族へ介護指導 | 徐々に着替え動作時の介助量は減っている段階。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左片麻痺があり、食事動作に一部介助を要する | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、転倒の有無、全身状態の観察、食事動作の確認、自主練習の状況確認、環境整備 【ケア】関節可動域練習、筋力トレーニング、食事練習、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有、補助具の提案、必要時は家族へ介護指導 | 徐々に食事動作時の介助量は減っている段階。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左片麻痺があり、整容動作に一部介助を要する | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、転倒の有無、全身状態の観察、整容動作の確認、自主練習の状況確認、環境整備 【ケア】関節可動域練習、筋力トレーニング、整容動作練習(歯磨き・整髪など)、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有、補助具の提案、必要時は家族へ介護指導 | 歯磨き動作は自立してできるようになっている。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左片麻痺があり、入浴動作に一部介助を要する | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、転倒の有無、全身状態の観察、入浴動作の確認、自主練習の状況確認、環境整備 【ケア】関節可動域練習、筋力トレーニング、入浴動作練習(浴槽またぎ動作、洗髪動作など)、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有、補助具の提案、必要時は家族へ介護指導 | 浴槽のまたぎ動作時は家族の介助が必要。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左片麻痺があり、トイレ動作に一部介助を要する | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、転倒の有無、全身状態の観察、トイレ動作の確認、自主練習の状況確認、環境整備 【ケア】関節可動域練習、筋力トレーニング、トイレ動作練習、バランス練習、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有、補助具の提案、必要時は家族へ介護指導 | 陰部清拭時にバランス崩しやすく転倒の危険性高い。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左片麻痺があり、車いす移乗時に一部介助を要する | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、転倒の有無、全身状態の観察、移乗動作の確認、自主練習の状況確認、環境整備 【ケア】関節可動域練習、筋力トレーニング、車いす移乗練習、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有、必要時は家族へ介護指導 | 日常では自立して移乗しているも、ふらつきあり転倒の危険性は高い。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左片麻痺があり、IADL(掃除・洗濯・調理)に一部介助を要する | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、IADL動作の確認、自主練習の状況確認、環境整備 【ケア】IADL動作練習(掃除・洗濯・調理)、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有、必要時は家族へ介護指導 | 巧緻性低下により調理時の包丁の扱いは控えている。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左片麻痺があり、趣味活動(リズムダンス)に制限をきたしている | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、趣味活動に必要な動作の確認、自主練習の状況確認、環境整備 【ケア】筋力トレーニング、バランス練習、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有 | 動作自体はできているが本人の満足度は低い。プラン継続。 |
感覚障害
療養上の課題(①) | 支援内容(②) | 評価(③) |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による右上下肢に感覚障害があり、転倒リスクが高い状況である | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、転倒の有無、全身状態の観察、歩容・立位姿勢の確認、感覚障害の評価、自主練習の状況確認、手すりの使用状況の確認、環境整備 | 歩行時のふらつきが引き続き認められているが、転倒せず経過している。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による右上下肢の感覚障害、筋力・持久力低下あり、活動範囲が制限されている | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、転倒の有無、全身状態の観察、歩容・立位姿勢の確認、感覚障害の評価、自主練習の状況確認、活動範囲の確認、離床時間の確認、環境整備 【ケア】関節可動域練習、筋力トレーニング、感覚障害に対するリハビリテーション、バランス練習、歩行練習、階段昇降練習、日常生活動作練習、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有、家族への転倒防止についての指導 | 徐々に筋力は向上しているため、日中の離床時間を増やしていく。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左上下肢に感覚障害があり、歩行時に一部介助を要する。 | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、転倒の有無、全身状態の観察、歩容・立位姿勢の確認、感覚障害の評価、自主練習の状況確認、T字杖の使用状況の確認、環境整備 【ケア】関節可動域練習、筋力トレーニング、感覚障害に対するリハビリテーション、バランス練習、歩行練習、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有、必要時は家族へ介護指導 | 歩行介助量は変わりないが、毎日家族と近くのスーパーまで買い物できている。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左上下肢に感覚障害があり、階段昇降時に一部介助を要する。 | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、転倒の有無、全身状態の観察、歩容・立位姿勢の確認、感覚障害の評価、自主練習の状況確認、手すりの使用状況の確認、環境整備 【ケア】関節可動域練習、筋力トレーニング、感覚障害に対するリハビリテーション、バランス練習、歩行練習、階段昇降練習、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有、必要時は家族へ介護指導 | ふらつきは少なくなっているも依然として介助を要す。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による右上下肢に感覚障害があり、日常生活動作全般に介助が必要な状態である | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、転倒の有無、全身状態の観察、日常生活動作の確認、感覚障害の評価、家族の介護状況の把握 【ケア】関節可動域練習、筋力トレーニング、感覚障害に対するリハビリテーション、日常生活動作練習、環境整備、他職種との情報共有、家族に介護方法の指導 | 日常生活動作は全介助状態で家族の介護が必須。プラン継続。 |
#1脳梗塞後遺症による右上下肢に感覚障害があり、セルフケアに制限をきたしている | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、転倒の有無、全身状態の観察、日常生活動作の確認、感覚障害の評価、セルフケアの確認、家族の介護状況の把握 【ケア】口腔ケア、清拭、パット交換、必要時更衣介助、家族に介護方法指導 | 家族の介護あり清潔保持できている。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左上下肢に感覚障害があり、着替え動作に一部介助を要する | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、感覚障害の評価、転倒の有無、全身状態の観察、着替え動作の確認、自主練習の状況確認、環境整備 【ケア】関節可動域練習、筋力トレーニング、感覚障害に対するリハビリテーション、着替え動作練習、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有、補助具の提案、必要時は家族へ介護指導 | 徐々に着替え動作時の介助量は減っている段階。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左上下肢に感覚障害があり、食事動作に一部介助を要する | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、感覚障害の評価、転倒の有無、全身状態の観察、食事動作の確認、自主練習の状況確認、環境整備 【ケア】関節可動域練習、筋力トレーニング、感覚障害に対するリハビリテーション、食事練習、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有、補助具の提案、必要時は家族へ介護指導 | 徐々に食事動作時の介助量は減っている段階。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左上下肢に感覚障害があり、整容動作に一部介助を要する | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、感覚障害の評価、転倒の有無、全身状態の観察、整容動作の確認、自主練習の状況確認、環境整備 【ケア】関節可動域練習、筋力トレーニング、感覚障害に対するリハビリテーション、整容動作練習(歯磨き整髪など)、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有、補助具の提案、必要時は家族へ介護指導 | 歯磨き動作は自立してできるようになっている。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左上下肢に感覚障害があり、入浴動作に一部介助を要する | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、感覚障害の評価、転倒の有無、全身状態の観察、入浴動作の確認、自主練習の状況確認、環境整備 【ケア】関節可動域練習、筋力トレーニング、感覚障害に対するリハビリテーション、入浴動作練習(浴槽またぎ動作、洗髪動作など)、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有、補助具の提案、必要時は家族へ介護指導 | 浴槽のまたぎ動作時は家族の介助が必要。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左上下肢に感覚障害があり、トイレ動作に一部介助を要する | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、感覚障害の評価、転倒の有無、全身状態の観察、トイレ動作の確認、自主練習の状況確認、環境整備 【ケア】関節可動域練習、筋力トレーニング、感覚障害に対するリハビリテーション、トイレ動作練習、バランス練習、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有、補助具の提案、必要時は家族へ介護指導 | 陰部清拭時にバランス崩しやすく転倒の危険性高い。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左上下肢に感覚障害があり、車いす移乗時に一部介助を要する | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、感覚障害の評価、転倒の有無、全身状態の観察、移乗動作の確認、自主練習の状況確認、環境整備 【ケア】関節可動域練習、筋力トレーニング、感覚障害に対するリハビリテーション、車いす移乗練習、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有、必要時は家族へ介護指導 | 日常では自立して移乗しているも、ふらつきあり転倒の危険性は高い。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左上下肢に感覚障害があり、IADL(掃除・洗濯・調理)に一部介助を要する | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、感覚障害の評価、IADL動作の確認、自主練習の状況確認、環境整備 【ケア】IADL動作練習(掃除・洗濯・調理)、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有、必要時は家族へ介護指導 | 巧緻性低下により調理時の包丁の扱いは控えている。プラン継続。 |
リハビリ職にも使える #1脳梗塞後遺症による左上下肢に感覚障害があり、趣味活動(リズムダンス)に制限をきたしている | 【観察】バイタルサイン、脳神経症状の確認、感覚障害の評価、趣味活動に必要な動作の確認、自主練習の状況確認、環境整備 【ケア】筋力トレーニング、感覚障害に対するリハビリテーション、バランス練習、自主練習の指導、環境整備、他職種との情報共有 | 動作自体はできているが本人の満足度は低い。プラン継続。 |
褥瘡がある利用者の記載例・文例集
療養上の課題(①) | 支援内容(②) | 評価(③) |
#1脳梗塞後遺症による重度右片麻痺あり、同一部位圧迫による褥瘡発生リスクの高い状態である | 【観察】全身皮膚状態の観察、清潔保持状況の確認、エアーマット動作環境の把握、体位交換頻度の把握、脳神経症状の確認 | 右踵部に発赤あり。プラン継続。 |
#1脳梗塞後遺症による重度感覚障害あり、同一部位圧迫による褥瘡発生リスクの高い状態である | 【観察】全身皮膚状態の観察、清潔保持状況の確認、エアーマット動作環境の把握、体位交換頻度の把握、脳神経症状の確認 【ケア】清潔保持、ワセリン塗布、体位交換・ポジショニング、家族へ介護方法指導、他職種との情報共有 | 仙骨部に発赤ありワセリン塗布で対応している。プラン継続。 |
#1脳梗塞後遺症による重度感覚障害あり、日常生活動作時に創傷ができやすい状態である | 【観察】全身皮膚状態の観察、清潔保持状況の確認、日常生活動作の確認、脳神経症状の確認 【ケア】ワセリン塗布、日常生活動作時に気をつけることを伝える、家族へ介護方法指導、他職種との情報共有 | 契機は不明だが右肘関節に創傷あり。プラン継続。 |
家族の介護負担がある利用者の記載例・文例集
療養上の課題(①) | 支援内容(②) | 評価(③) |
#1日々の介護で家族の心身的負担が大きい | 【観察】介護者の心身状況の観察、介護に対する負担感の確認、一番苦労している介護について確認 【ケア】適切な介護方法指導、介護グッズの提案と工夫、ケアマネジャーなどサービス提供者と連携を図る、必要に応じて他サービス(ショートステイなど)の提案 | 現状、安定して介護できている。プラン継続。 |
#1老老介護で介護者の心身的負担が大きい | 【観察】介護者の心身状況の観察、介護に対する負担感の確認、一番苦労している介護について確認 【ケア】適切な介護方法指導、介護グッズの提案と工夫、ケアマネジャーなどサービス提供者と連携を図る、必要に応じて他サービス(ショートステイなど)の提案 | 現状、安定して介護できている。プラン継続。 |
#1主介護者も持病あり心身的負担が大きい | 【観察】介護者の心身状況の観察、介護に対する負担感の確認、一番苦労している介護について確認 【ケア】適切な介護方法指導、介護グッズの提案と工夫、ケアマネジャーなどサービス提供者と連携を図る、必要に応じて他サービス(ショートステイなど)の提案 | 現状、安定して介護できている。プラン継続。 |
【コピペ可】合計1,000例以上!訪問看護計画書・報告書の記載例まとめ
当サイトでは、500例以上の訪問看護計画書・報告書の記載例を公開しております。
- 訪問看護計画書の記載例
- 訪問看護報告書の記載例
↓もっと業務を楽にしたい!という人は↓
会員限定サービスの「とあるコメディカル【premium】」では、さらに500例以上を追加しており、合計1,000例以上の記載例を公開しております。記載例はすべてコピペをすることができます。
また、症状別(痛みがある・呼吸苦があるなど)やニード別(食事がしたい・家事がしたいなど)、さらにはコロナウイルス罹患後といった世間の状況に合わせた記載例も公開しているので、よりバリエーションに富んだ記載例に出会えるでしょう。
さらに!!「とあるコメディカル【premium】」では、以下のサービスも利用することができます!
- AIチャットbotを利用して、あなただけのオリジナル記載例が作成できる!
- 総数300種類を超える書類をダウンロードし放題!
- 100例以上!医師やケアマネへの報告文章アイデア集を公開!
- 記載例・フィジカルアセスメント集の印刷物が最大1,500円OFFで購入できる!
- 会員限定の記事(制度解説、トレンドニュースなど)が閲覧できる!
そして、今なら入会費用0円キャンペーン中!!
今よりも、もっと看護・リハビリが楽に、そして楽しくなること間違いなしです。
ぜひ、この機会を逃さないようチェックしてみてください!!
入会費用0円キャンペーン中!
引き続き、訪問看護計画書・報告書の印刷物もご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます(おかげさまで、2,500冊突破しております!)。
訪問看護計画書・報告書の記載例・フィジカルアセスメント事例集販売ページ
続きを見る