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【実習対策】この疾患にはこの評価を!疾患別の評価方法まとめ

2021年12月18日

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護師を目指す学生に向けた、評価ポイント解説シリーズ。

今回は、「疾患別の評価方法」のまとめです。

実習では数多くの疾患を経験します。

その中で、「この疾患だったらこの評価をしよう!」と頭に入れておくだけでもかなり余裕を持つことができます。

今回は、解説に加えて、まとめたシートも用意しているので、ダウンロードして実習に臨んでください。

もちろん、ダウンロードは無料です。

 

疾患別の評価方法まとめ

それでは、疾患別の評価方法をお伝えします。

疾患に対する評価を、「Impairment(機能・形態障害)レベル」「Disability(能力障害)レベル」「Handicap(社会的不利・QOL)レベル」に分けて載せています。

決して、すべての評価をしなければならないということではありません。

担当の患者に合う評価を選んで行うようにしましょう。

 

疾患

Impairment

機能・形態障害

Disability

能力障害

Handicap

社会的不利・QOL

脳卒中

1)運動麻痺(回復段階)

Bruunstrom stage

12段階片麻痺グレード

Motoricity Index

2)筋緊張

Modified Ashworth Scale

3)知的・精神機能

HDS-R

4)ROM

5)感覚

6)筋力

7)バランス・移動

functional reach test

Functional Balance Scale

8)姿勢・動作

パフォーマンステスト

trunk control test

9) 歩行

10m(最大)歩行速度

6分間歩行テスト

10) ADL

Barthel Index

FIM

11)MAT(下肢)

12)Handicap

IADL

老研式活動能力指標

13) QOL

PGCモラールスケール

Sickness Impact Profile

パーキンソニズム

1)知的・精神機能

HDS-R

2)ROM

3)筋力

4)バランス・移動

functional reach test

Functional Balance Scale

5)姿勢・動作

パフォーマンステスト

trunk control test

6)歩行

10m(最大)歩行速度

6分間歩行テスト

7)ADL

Barthel Index

FIM

8)MAT(下肢)

9)Yahr(Hoehn-Yahr)の重症度分類

10)Handicap

IADL

老研式活動能力指標

11)QOL

PGCモラールスケール

脊髄小脳変性症

1)バランス

Romberg test

片足立ち(保持時間)

重心動揺検査

2)協調性

3)筋力

4)動的バランス・移動

functional reach test

Functional Balance Scale

5)姿勢・動作

パフォーマンステスト

trunk control test

6)歩行

10m(最大)歩行速度

6分間歩行テスト

7)ADL

Barthel Index

FIM

8)MAT(下肢)

9)Handicap

IADL

老研式活動能力指標

10)QOL

PGCモラールスケール

Sickness Impact Profile

慢性関節リウマチ

1)慢性関節リウマチの病期分類

Steinbrockerの分類

2)ROM

3)筋力

4)疼痛

VAS

5) ADL

Barthel Index

FIM

6)歩行

10m(最大)歩行速度

6分間歩行テスト

7)Handicap

IADL

老研式活動能力指標

8)QOL

PGCモラールスケール

Sickness Impact Profile

脊髄損傷

1)運動障害のレベル

Zancolliの分類

2)神経学的重症度

Frankelの分類

3)筋緊張

Modified Ashworth Scale

4)ROM

5)筋力

6)感覚

7)ADL

Barthel Index

FIM

8)姿勢・動作

trunk control test

9)Handicap

IADL

10)QOL

PGCモラールスケール

脳性麻痺

1)運動機能

MAT

Milaniの発達チャート

2)総合発達

日本版デンバー式発達スクリーニング検査

3)筋緊張

Modified Ashworth Scale

4)ADL

子どものための機能的自立度評価法(Wee FIM)

5)Handicap(社会的自立度)

6)新版S・M社会生活能力検査

呼吸器疾患

1)呼吸機能

1秒率

肺気量分画

フローボリューム

2)胸郭拡張性

胸郭周径

3)動脈血ガス分析データ

4)SpO2

5)ROM

6)筋力

7)労作時呼吸困難度

VAS

Borg Scale

8)日常生活上の呼吸困難度

Hugh-Jonesの呼吸困難度分類

9)ADL

Barthel Index

FIM

10)歩行能力(耐久性)

6分間歩行,12分間歩行

11)Handicap

IADL

老研式活動能力指標

12)QOL

SF-36

Sickness Impact Profile

心疾患

1)心不全重症度

Killip分類

Forrester分類

2)筋力

3)AT

4)Peak VO2

5)左室駆出率

6)ADL

Barthel Index

FIM

7)身体活動

NYHA心機能分類

身体活動能力指数(SAS)

Cooper test

(12分間歩行距離)

8)Handicap

IADL

9)QOL

PGCモラールスケール

SF-36

Sickness Impact Profile

「疾患別の評価方法」ダウンロード

上記の表をpdfでダウンロードできます。

必要な方は、是非ダウンロードして実習に臨んでください。

ダウンロード:疾患別の評価方法まとめpdf

 

疾患別の詳しい評価方法を教えて!

疾患別の評価方法が理解できたら、次は実際に患者に対して評価をしていきます。

当サイトでは、評価には欠かせない関節可動域(【実習】関節可動域検査の評価ポイント!【カンペ付き評価シート有】)、筋力(【実習】筋力検査の評価ポイント!【カンペ付き評価シート有】)など、実習で必要と思われる評価のほとんどを網羅しているので、ぜひ他の記事も参考にしてみてください。

実習の成功を心から応援しています。

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