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理学療法士向け 訪問看護の選び方

理学療法士・作業療法士が転職をするベストなタイミングはいつ?【経験年数別】

給料が低いことで知られる理学療法士・作業療法士にとって、もはや転職をして給料をあげていくのは当たり前の時代になっています。

実際、私は新卒で急性期病院で4年働いた後、訪問看護ステーションに転職をしました。

転職した年から年収が100万円アップしたので、やはり転職をして良かったと思っています。

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現在は訪問看護ステーションで理学療法士をしながら、毎月3〜5名の看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の面接を行う人事も兼任しています。

今回は、私の経験や面接をしてきた人たちの声をもとに、「理学療法士・作業療法士が転職をするベストなタイミングはいつなのか?」を経験年数別にお伝えしてまいります。

転職を考えている理学療法士・作業療法士は、ぜひ参考にしてみてください。

理学療法士・作業療法士が転職をするベストなタイミングはいつ?

まず、大前提として覚えておいて欲しいのは、「どの年代でも転職を成功させる人はいる」ということです。

なぜなら、企業によってフレッシュな人材が欲しい、ベテランが欲しいのように希望する人材は異なるため、自分の経験と企業の希望がしっかりとマッチすれば経験関係なく成功に近づきます。

その点、最もオススメする方法は、業界最大手のジョブメドレーを利用することです。

ジョブメドレーには「スカウト機能」があり、登録をしておくだけであなたの経歴に興味を持った会社からスカウトが届く可能性があります。

会社が求めている人材と自分の経歴が一致しているため、転職に失敗しにくいという特徴があります。

また、ジョブメドレーは自分で求人を探すサーチ型を採用しているため、しつこい電話もほとんどありません。

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・自分で求人を探すサーチ型を採用しているのでしつこい電話が来ない
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・登録〜転職決定まですべて無料

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経験年数1年未満

それでは、理学療法士が転職するベストのタイミングはいつなのかを、経験年数別にみていきましょう。

まずは経験年数1年未満です。

中には「え!?」と驚かれた人もいるかもしれません。

実は、数ヶ月〜1年目でも転職をしている人は存在します。

確かに数は多くないのですが、それでも私の訪問看護ステーションでは、年に2〜3人は経験年数1年未満の理学療法士を面接しています。

もちろん、その中には採用をしている人もいます。

ただ、転職をする理由はネガティブなものが大半です。

「3ヶ月間働いたけど職場環境に慣れませんでした」

「先輩の指導がきつくて辞めました」

前職でひどい経験をした、心身ともに疲弊してしまったなど、様々な理由があるのは重々承知ですが、やはり世間的には「数ヶ月で何を学んだの?」と思われてしまいます。

一般的にみて、経験年数1年未満での転職は望ましいものではなく、決してベストのタイミングとは言えないでしょう。

もし、あなたが数ヶ月〜1年の経験年数で転職を考えているのなら、転職理由は正直に話したほうがいいです。

中には、「訪問の世界に興味を持ちました」のように、それらしい理由を述べる人もいますが、「じゃあ最初から訪問にこなかった理由は?数ヶ月で病院のことをすべて学べたの?」と疑いの目を向けられてしまう可能性が大きいです。

転職理由を正直にすべてを話す、その理由を受け止めてくれる企業に出会えるのであれば、転職を決断しても良いと考えます。

トコル
面接の質問集と回答例はコチラの記事(【訪問看護の面接対策】あるある質問集と回答例【嘘はつかないこと】)を参考にしよう!
【訪問看護の面接対策】あるある質問集と回答例【対策シート有】

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経験年数2年目〜3年目

次に、経験年数2年目〜3年目です。

3年未満ということもあり、医療業界の中ではまだまだ未熟者として認識されている年代です。

そのためか、以前はほとんど転職する人はいなかった年代ですが、ここ最近はかなり増えてきたと感じています。

この年代あたりから、「次に向けてやりたいことができた」など、ポジティブな理由で転職を開始してくる人も増えてきますが、それでもまだ1年未満と同様、ネガティブな意見が大半を占める印象です。

「本当はすぐにでも転職したかったけど、1年未満で辞めるのは気が引けるからここまで頑張った」

「1年頑張ったら何か変わるかなと思ったけど、やはり耐えられなかった」

本当に次の職場で頑張りたいという前向きな転職なら、この年代での転職もアリと言えますが、医療業界は経験年数で評価を決める傾向があるので、経験年数3年未満の転職も決してベストとは言えないでしょう。

経験年数2年目〜3年目の人が転職をするときのポイントは、経験年数1年目未満の時と同様、転職理由に嘘をつかないことです。

また、短い時間ではありますが、1年働いたというのは立派な職歴です。

その1年間で学んだこと、反省点をどう活かしていきたいかという点も伝えると成功に近づけるでしょう。

例:「1年という短い間ではありますが、患者様とのコミュニケーションは笑顔と聞く姿勢が大切だということを学びました。私の強みは患者様の悩みに寄り添うことです。身体だけではなく精神面を含めたリハビリを提供していきたいと思います。」

経験年数4年目〜5年目

経験年数4年目〜5年目は、誰しもが転職について考える時期と言っても過言ではないでしょう。

実際、私も5年目の時に訪問看護ステーションに転職をしました。

「石の上にも3年」の言葉がある通り、3年経験を詰めば、ある程度の知識や技術が身についてきます。

その中で、「将来のことを考えて給料が高い職場で働きたい」「在宅ではどういう生活をしているか知りたくなった」など、次のステップに向けての思いが生まれてくるのは自然のことです。

個人的には、この思いを大切にしてほしいと思います。

なぜなら、長い理学療法士・作業療法士人生を考えた時、若い年代でいろいろな職場を知っておくということは、必ず将来のプラスになります。

私自身も、病院から転職をして在宅での生活を知れたことにより、リハビリに対する考え方が柔軟になりました。

過度な自信をつけてしまう年代でもあるので、自分を見つめ直すという点でもあらゆる現場を見ておくメリットは大きいでしょう。

また、経験年数4年目〜5年目は、企業側にとっても一番欲しい人材になります。

ストレートで大学や専門学校を卒業した人であれば20代後半になるので、年齢も若く、そしてある程度の知識を持っているので即戦力として活躍できます。

特に訪問看護ステーションでは、働いた分だけ給料を上乗せする「インセンティブ制度」を採用している場所も多く、若い年代から稼ぎやすいとも言われています(参考記事:20代の理学療法士が年収600万円まで上げる転職術!【完全マニュアル】)。

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自分にとっても、企業側にとっても双方にメリットがあるこの年代での転職は、ベストのタイミングと言っていいでしょう。

経験年数6年目〜9年目

経験年数4年目〜5年目で一気に転職をする人が増えますが、意外と6年目〜9年目は少なくなります

仕事をする人にとって、「とりあえず3年」という言葉は強く、その時期を逃すと10年目まで同じ職場にとどまる人が多い印象です。

しかし、企業側にとっては経験年数4年目〜5年目と同様、欲している年代であることは確かです。

まだまだ体力があるのに加えて、豊富な経験から指導力が養われてくるので、役職候補として募集している企業も多くなります。

事実、これからどんどんと体力が落ちていくので、現場の最前線で働き続けるのは限界があります。

その点、経験年数6年目〜9年目の時期に転職をして役職を目指し、将来の収入の安定化を測るのは理に適った作戦だと思います。

役職に就くための方法、必要なスキルなどに興味がある方は、コチラの記事(30代の理学療法士が年収600万円まで上げる転職術!【完全マニュアル】)でまとめているので参考にしてみてください。

30代の理学療法士が年収600万円まで上げる転職術!【完全マニュアル】

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一般的に見ると転職者が少なくなる年代なので、ベストなタイミングかと言われると難しいのですが、個人的には積極的に転職をして良い時期だと考えます。

経験年数10年目以降

先ほど、経験年数4年目〜5年目に転職者が多くなると申しましたが、その次に多いのが経験年数10年目以降の人たちです。

経験年数13年目〜15年目(年齢にすると35歳〜37歳)を上限として、転職する人が増えてきます。

この時期は結婚や出産など、プライベートでの大きなイベントが重なる時期でもあるため、「引越しを伴う転職」が多いのも特徴です。

しかし、30代半ば〜後半に差し掛かる年代であるため、企業によっては年齢だけで落とされる可能性も出てきます。

「面接に落ちる頻度も増えてくる」という覚悟は持ち合わせておいたほうが良いでしょう。

その一方、あなたのような経験豊富な人材を欲している企業もたくさんあります。

特に最近は、どの施設形態でも若い年代が比率を占めており、指導をしてくれる人材が不足しています。

そのような企業にとってあなたの経験は大変魅力的で、喉から手が出るほど欲しい人材にうつるかもしれません。

経験年数10年目以降の人が転職を成功させるポイントは、「あなたの今までの経験」を評価してくれる企業に出会うことです。

その点、冒頭で紹介したジョブメドレーの利用を強くオススメします。

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相手はあなた個人を見てスカウトをしているため、普通に転職活動をするよりもグッと失敗する可能性を低くすることができるでしょう。

効果的にスカウトを貰う方法は、コチラの記事(ジョブメドレー(理学療法士・作業療法士)でスカウトを貰おう!【訪問看護の転職】)で詳しく紹介しているので、興味ある方はぜひ参考にしてください。

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理学療法士・作業療法士が転職をするベストなタイミングはいつ?のまとめ

今まで200名以上の医療・介護スタッフを面接してきた人事の私が考える、理学療法士・作業療法士が転職するベストなタイミングは以下の通りです。

1位:経験年数4年目〜5年目

2位:経験年数10年目以降

3位:経験年数6年目〜9年目

正直、あなたに明確な転職をしたいという思いがあるのであれば、経験年数に関わらず積極的に転職をして良いと考えます。

ジョブメドレーを利用することによって成功確率をグンっとアップできるので、ぜひ利用してみてください!

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トコル

関東在住の理学療法士。27歳で訪問看護ステーションに転職。現在は人事業務を兼任し、月に3〜5名の看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・事務・ケアマネの面接を行なっています。面接をした人数は200名以上。関わった転職サイトは30社以上。

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