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訪問看護の選び方

正直失敗した!すぐに再転職した訪問看護ステーションの特徴9選

私は現在、理学療法士として現場業務を行いつつ人事業務も兼業しているので、月に3〜5名の看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の面接をしています。

日々面接をしていると、半年未満で前職を辞めている人を一定数見かけます。

詳しく聞く中で、すぐに再転職をする訪問看護ステーションにはいくつかの特徴があることがわかりました。

今回は、すぐに再転職した訪問看護ステーションの特徴を9選紹介します。

正直、人事目線でいうと、9選のうち3つ以上当てはまっている人は、すぐに転職を考えるべきだと考えます。

あなたが働いている訪問看護ステーション、もしくは転職を考えている訪問看護ステーションはいくつ当てはまるでしょうか?

 

もし、転職を考えている方は、「内情をよく知っている転職サイト」を利用すると失敗が少ないので、その点も注意しておきましょう。

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すぐに再転職した訪問看護ステーションの特徴9選

それでは、すぐに転職をする訪問看護ステーションの特徴を一つひとつ解説してまいります。

①面接で説明されたことと違う

就職や転職をする際、1番の大きな決め手は面接での内容になるかと思います。

面接をする中で、給料や理念に興味を惹かれてその職場に属することを決めることが多いと思いますが、実際に就職をしてみると話が全然違うということは事実あります。

特に、昨今の訪問看護ステーションは非常に需要が高く、常に人材不足に陥っています。

そのため、面接では多少事実とは異なることも、綺麗事を並べて人材確保に走っている訪問看護ステーションが実在します。

つまり、就職したらこっちのものと考えているのです。

特に多いのは、「給料面の食い違い」です。

面接で提示された給料と全然違うということが実際に起こっています。

「え?詐欺なんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、数字のトリックを利用しているだけなので、事実詐欺として立件するのは難しいです。

実際に起こったトラブルをご紹介します。

ある企業のホームページに「給与:350,000円〜」という求人がありました。

希望条件と合っていたので就職したものの、実際の給与は「280,000円」でした。

なぜこのようなことが起こってしまったのでしょうか?

実は、備考に小さく「*給与はインセンティブ(1日5訪問した場合)を想定」と書いてあったのです。

インセンティブとはある一定の訪問件数を越すと1回の訪問につき手当がつくというものです(参考記事:インセンティブで稼ぎたい人が転職すべき訪問看護ステーションの特徴5選)。

インセンティブで稼ぎたい人が転職すべき訪問看護ステーションの特徴5選

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本当にインセンティブが貰えるまで訪問件数があれば問題ないのですが、この訪問看護ステーションは新規の増加が著しく低く、ほとんど訪問件数は増えないので、半年経ってもインセンティブ対象の件数まで増加しなかったとのことです。

確かに企業がやっていることは姑息です。

しかし、人材を確保させるためにこのようなトリックを使う訪問看護ステーションは増加しています。

このような事態にならないためには、私たちが見抜ける力を養うか、転職サイトを利用するのが良いでしょう。

②上司のパワハラがひどい

面接をする時、面接官が直属の上司ではなく人事が担当することがあります。

私が働いている訪問看護ステーションも、まずは人事担当の私が面接をするのですが、そのあとに直属の上司になるであろう人に面接をしてもらいます。

私が良い人材と判断しても、現場と相違があったら意味がないですし、相手も上司の考えを聞いておきたいと思いますからね。

しかし、この上司との面接を省いている訪問看護ステーションは結構存在します。

その結果、上司との相性が合わず早いうちに再転職を決める人が多いのです。

特に多いのがパワハラです。

医療業界はいつの時代も年功序列の風潮があります。

そのため、経験年数が低い人を見下している人も一定数います。

このような上司と出会ってしまった場合、あなたが上司を変えることはできないので、早々と再転職することをオススメします。

この点の対策として、就職する前の見学の時に上司と部下の会話をチェックすることは有用です。

詳しくはこちらの記事(参考:転職者必見!訪問看護ステーションを見学するときのチェックポイント)で書いているので参考にしてみてください。

【訪問看護に転職】いきなり面接は行かないで!まずはステーションの見学に行こう。

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③風紀が乱れている

相性が合わないのは上司だけではありません。

同僚になるスタッフとの相性も重要です。

スタッフの中に、常に悪口を言っている人がいたり、場を乱している人がいると、すぐに転職したくなるのも当然です。

実際、訪問看護を辞める理由ランキングでは「人間関係の悪さ」が第1位になっています。

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もちろん、このスタッフも悪いですが、一番悪いはこのスタッフをマネジメントできていない上司と会社の組織体制です。

上司の指導が行き届いておらず、マネジメントができていない結果なのです。

おそらく、このような訪問看護ステーションは、このスタッフ以外の様々な部分にマネジメントが行き届いていないことが現れていると思います。

特に分かりやすいのが職場の清潔感です。

つまり、掃除ができているか否かです。

「え?そこ!?」と思われるかもしれませんが、マネジメントが行き届いていない訪問看護ステーションは、一人ひとりが個人で働いて個人で解決をしています。

そのため、会社のためになることには注力しません。

その結果が如実に表れているのが掃除だと私は考えています。

この点も、転職前に職場を見学すればチェックできるポイントなので、しっかりと見ておきましょう。

④書類関係がずさん

風紀の乱れにも繋がる部分ですが、書類関係がずさんだと会社に対する不信感に繋がります

訪問看護ステーションは、訪問看護計画書や訪問看護報告書、訪問看護指示書や居宅サービス計画書、サービス提供票など、様々な書類を管理しなければなりません。

この書類は必ず保管しておかなければならず、保管義務を怠ると国からペナルティを受けてしまいます。

それにもかかわらず、書類の管理体制が整っていないのは業務を怠っていると言わざるを得ません。

国からのペナルティは会社の信用が落ちるだけではなく、賠償命令も受けます。

そのツケはどこに回ってくるのでしょうか?

職員の減給に繋がることもゼロではないと考えます。

⑤訪問件数・営業にノルマがある

訪問件数・営業のノルマに体力がついていかず、再転職を決める人も大変多いです。

ただ、ノルマを設けることは悪いことだけではありません。

体力的にキツくても、その分給料が高く設定してある場合もあるので、その点は自分の体力と相談です。

・給料が高く設定しているのは何か理由がある
・ノルマがあるにも関わらず離職率が低いのには何か理由がある

このような職場の内情を知るためには、やはり転職サイトからアドバイスをもらうのがベストだと考えます。

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リハビリスタッフの割合が高すぎる

訪問看護ステーションにおけるリハビリスタッフ(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)は、あくまで看護師の業務を代わりに担っているという立場です。

にも関わらず、ここ最近は職員のほとんどがリハビリスタッフで占めている訪問看護ステーションも珍しくはありません。

このような現状から、国は「看護師が6割以上ではないと訪問看護ステーションは運営してはならない」とリハビリスタッフにとっては厳しすぎるともとれる検討がされてきました。

現状、運営基準としての看護師6割以上は停滞していますが、「看護体制強化加算」の要件には組み込まれるなど、国としてはやはりリハビリスタッフが比重を占めるのはよろしくないと考えているのがわかります。

私も理学療法士なので、リハビリスタッフの必要性が認められていないような制度改正には思うところがありますが、このような状態になったのは一部の悪質な訪問看護ステーションが存在している所以でもあります。

「国への届けには看護師が常時3名と記載しているのに実質はほとんどステーションにいない」
「リハビリスタッフが看護師に相談しようとしても会うことができない、むしろ名前も知らない」

このような訪問看護ステーションが多々存在していたのも事実なのです。

現状、運営設置基準の観点からは撤廃された「看護師6割以上」ですが、「看護体制強化加算」には組み込まれるのは事実なので、会社が「加算を充実させた方が儲かる」と判断したら、リハビリスタッフの首をどんどん切っていくことも考えられるでしょう。

しっかりと国の動向を見据え、そしてリハビリスタッフの身を守ってくれる訪問看護ステーションに転職するようにしましょう。

⑦支援の割合が高すぎる

「看護師6割以上」の国の方針に通ずる部分ですが、リハビリスタッフがここまで境地に追い込まれたのはもうひとつ理由があります。

それは、「軽度の利用者にしか行っていない訪問看護ステーションがある」ということです。

考えてみれば当然かもしれません。

看護師がいない訪問看護ステーションは看護ケア、医療処置ができません。

そのため、軽度の利用者ばかりを選定してリハビリスタッフがたくさん行ってお金を稼ぐ。

このような訪問看護ステーションに対するメスです。

この点、すでに国は動いており、要支援者の料金を大幅に値下げしたり、ADLが自立している人は訪問リハビリの対象外にすると打ち出しています。

今後、訪問看護ステーションは中〜重症者対応の強化が求められているので、支援の比重が高いステーションへの転職は避けるべきでしょう。

⑧不透明な昇給制度

よく求人に「昇給:月1回」などの記載があるかと思います。

この昇給はどのようにして決められているのかは転職前にしっかりと把握しておきましょう。

組織として仕組みができていれば、昇給制度が整えられています。

ここが整えられていない訪問看護ステーションは、「どこを頑張ったらいいか分からない」とモチベーションの低下につながるのはもちろん、社長や管理者のお気に入りの子しか昇給できないと言った理不尽な扱いを受けることになる可能性があります。

中には、何の理由かも分からずに減給させられたという訪問看護ステーションもありました。

また、このような会社は賞与も貰えなくなる可能性があります。

特に医療・介護業界では、「賞与:業績に応じる」との記載が目立ちます。

不透明な昇給制度の訪問看護ステーションは、もちろん業績も不透明でスタッフに開示しません。

実際、業績が順調にも関わらず、賞与として還元しないこともそこら中で起こっています。

このような訪問看護ステーションへの転職は人生の無駄と言えるでしょう。

⑨面談室がない

転職理由の一つに、「上司とのコミュニケーションが取れない」というものがあります。

訪問看護ステーションは、基本的に一人で訪問をします。

そのため、現場で感じた悩みをすぐに共有することはできません。

一方、訪問看護ステーションは外部の人を呼ぶことが少ないので、事務所はこじんまりとしているところが多いです。

訪問から帰ってくると密になって居場所がない…という人も多いのではないでしょうか。

訪問しているときは一人、事務所に帰れば溢れかえるスタッフ…上司とコミュニケーションを取る時間が意外とないのです。

その点、面談室を用意されていれば「ちょっと悩みがあるんですけど…」と、相談することができます。

あなたが優れない顔をしていたとき、「ちょっと時間ちょうだい!」と上司が声をかけてくれるかもしれません。

面談室がないというのは、訪問で起こったモヤモヤ感を表出できずに持ち帰ります。

そして、それが積もりに積もって「もう辞めたい!」という感情で爆発するのです。

すぐに再転職した訪問看護ステーションの特徴9選まとめ

  1. 面接で説明されたことと違う
  2. 上司のパワハラがひどい
  3. 風紀が乱れている
  4. 書類関係がずさん
  5. 訪問件数・営業にノルマがある
  6. リハビリスタッフの割合が高すぎる
  7. 支援の割合が高すぎる
  8. 不透明な昇給制度
  9. 面談室がない

もし、9つのうち3つ以上当てはまっている訪問看護ステーションに働いている人は、転職の準備を始めるべきと考えます。

今は良くても、今後は厳しい立場に陥る可能性が高いので、将来の働き方を安定させるためにも転職は必須と考えます。

転職に失敗したくない人は、内情を把握している把握している転職サイトを利用しよう!

正直、今回まとめた特徴は、働いて見ないとわからない部分がほとんどです。

特に、一人で転職活動をしていると、これらをリサーチするのは大きな労力を要します。

その点、内情をよく把握している転職サイトを利用すれば、希望に合う訪問看護ステーションを代わりにピックアップしてくれます。

訪問看護ステーションの内情に強いという観点で、私がオススメする転職サイトは、看護師なら「レバウェル看護(旧:看護のお仕事」、リハビリスタッフなら「PTOTSTワーカー」です。

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両者ともに、数多くの転職者をサポートしてきた経験から、職場の内情をよく知っている転職サイトです。

「ここの訪問看護ステーションは、スタッフの人数は少ないのですが休みの時のフォロー体制がしっかりとしているので、急なお休みも取りやすいですよ。」

「ここは上司との面談が3ヶ月に1回実施されているので、悩みなどがあればすぐに打ち明けられる訪問看護ステーションですよ。」

このように、一人で転職活動をするには知ることができない情報をもらえるのが特徴です。

「転職に失敗をしたくない!」という人は、活用してみることをオススメします。

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関東在住の理学療法士。27歳で訪問看護ステーションに転職。現在は人事業務を兼任し、月に3〜5名の看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・事務・ケアマネの面接を行なっています。面接をした人数は200名以上。関わった転職サイトは30社以上。

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