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看護師向け 理学療法士向け 作業療法士向け 言語聴覚士向け 訪問看護の選び方

【現役人事が監修】訪問看護を辞める理由ランキングとその解決策

私は訪問看護ステーションで現役人事をしていますが、お恥ずかしい話、年間数名の方々が退職を決意されています。

また、逆に新しく働いてくれる方も大変多くおり、様々な辞める理由・辞めた理由を聞いてきました。

この記事では、訪問看護を辞める理由をランキング形式でご紹介するとともに、それに対する解決策をお伝えしてまいります。

せっかく働くなら長く働きたい!転職に失敗したくない!と思っている看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は、ぜひ最後まで見てみて下さい。

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訪問看護を辞める理由ランキングTOP5

それでは、訪問看護を辞める理由をランキング形式でご紹介します。

ランキングは、今まで300名以上の面談・面接を行なった私の経験に基づいています。

あくまでもイチ人事の経験として捉えていただけると幸いです。

第5位:体力が持たなかった

まず、第5位は「体力が持たなかった」です。

訪問看護は事務所から外に出て移動を伴う仕事なので、体力勝負の側面があります。

特に都心部では自転車移動が多く、毎日の移動に疲弊をしてしまう人も少なくありません。

病院や施設とは違う部分なので、多くの人がまず悩む点と言えるでしょう。

「体力が持たなかった」を理由にあげた年齢層は、40代〜60代が多く占めていました。

確かに、40代〜60代の人が1日1時間も2時間も自転車に乗るのは大変です。

しかし、現実として40代〜60代の人でも訪問看護で活躍している人はたくさんいます

【訪問看護の選び方】体力に自信がない人が転職すべき訪問看護ステーションの特徴は?

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「体力が持たなかった」に対する解決策

「体力が持たなかった」に対する解決策は以下の2点です。

  • 個人に合わせて訪問件数を調整してくれる訪問看護ステーションを選ぶ
  • 自転車以外の移動手段がある訪問看護ステーションを選ぶ
  • モチベーションをあげる

体力に自信がない人は、転職をする際に「個人に合わせて訪問件数を調整してくれる」訪問看護ステーションを選ぶようにしましょう。

見抜くコツは、「一番少ない人の訪問件数と一番多い人の訪問件数を聞く」ことです。

調整してくれる訪問看護ステーションは、「少ない人は○件で多い人だと○件くらい行っていますよ」と答えてくれます。

調整をしていない訪問看護ステーションは、「みんな6件は行ってもらっていますね」と答えます。

同じく面接の時に、自転車以外の移動手段があるかも確認しておきましょう。

普段は電動自転車で問題がなくとも、気分が優れない日などに自転車以外の移動手段があるというのはかなり安心できます。

最後は自転車移動に対するモチベーションをあげることです。

結局気持ち次第!?と思われるかもしれませんが、昨今は自転車移動をすることでお小遣い稼ぎができるアプリがたくさんあります。

「これがお金に繋がっている!」と思えば、つらい自転車移動も楽しく思えるかもしれません。

コチラの記事(訪問看護スタッフにオススメの副業4選!【仕事中に稼ぐ】)に、訪問看護スタッフにオススメの副業をまとめているので、興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

訪問看護スタッフにオススメの副業4選!【仕事中に稼ぐ】

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第4位:残業が多かった

一般的に、訪問看護ステーションは病院や施設勤務と比べて残業が少ないと言われています。

このような状況の中、「残業が多かった」が多い理由は以下のようなことが考えられます。

  • 訪問を定時ギリギリまで詰められている
  • 書類関係が多い
  • オンコールの担当が多い

もし、定時の時間が「09:00〜18:00」と決められていたとしても18時終了の訪問が入っていたら、それから事務所に帰宅をして書類作成などをしなければなりません。

帰宅時間は19時以降になってしまうこともあるでしょう。

特に月末になると訪問看護計画書や訪問看護報告書の作成業務があるので、さらに遅くなってしまったり、または家に持ち帰って仕事をする人も少なくありません。

また、残業とは解釈は異なりますが、オンコールの担当が多いと業務時間外の仕事が増えてしまいます

訪問看護のオンコールは、利用者から直接オンコール担当の看護師に電話がきます。

人によっては家事をしていたり、子育てをしていたり、眠っていることもあるでしょう。

頻繁にオンコールが来ると常に仕事をしている感覚になり、疲れを取ることができません。

日々の負担が蓄積して、退職を決意する人が多いようです。

訪問看護のオンコールがつらい!明日からゆっくり眠れる解決策と転職方法

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「残業が多かった」に対する解決策

正直、残業の多い少ないは、働いてみないと分からない部分があります。

会社として残業ゼロを掲げていたとしても、ある支店では残業だらけということもあるあるです。

面接の時に「残業はどれくらいですか?」と聞くのもこのご時世ではアリなのですが、やはり聞きにくい部分です。

その点、職場の内情を知っている転職サイトを利用すると良いでしょう。

看護師なら「レバウェル看護(旧:看護のお仕事)」、リハビリスタッフなら「PTOTSTワーカー」が有名です。

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両者ともに、数多くの転職者をサポートしてきた経験から、職場の内情をよく知っている転職サイトです。

「ここの訪問看護ステーションは、ほとんどの人が定時で帰宅していますよ。」

「ここの訪問看護ステーションは、オンコールがありません。」

このように、一人で転職活動をするには知ることができない情報をもらえるのが特徴です。

「転職に失敗をしたくない!」という人は、活用してみることをオススメします。

もちろん、利用するのに自己負担は一切かかりません。

書類関係の多さに関しては、「事務スタッフがいる訪問看護ステーション」を選ぶと良いかもしれません。

訪問看護計画書や訪問看護報告書を記載するのも時間がかかるのですが、意外とその後の印刷・封入・郵送に時間を取られてしまいます。

その点、事務スタッフが印刷〜郵送まで対応してくれると、プレイヤーの負担が軽減します。

そもそも訪問看護報告書と訪問看護計画書に時間がかかってしまう!という人は、私が運営している「とあるコメディカル」を参考にしてください。

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第3位:結婚をした

第3位は「結婚をした」です。

結婚に伴い引っ越しをする場合や、パートナーの家業を手伝うなど、結婚を理由に退職を決意する方も多くいます。

しかし、この点は訪問看護だからということではなく、どの業種でもあることでしょう。

むしろ、「結婚をした」は、訪問看護を辞める理由よりも訪問看護に転職を決意した理由としてよく挙げられます

訪問看護は基本的に土日祝が休むのところが多く、夜勤や残業も少ないため、結婚を機に訪問看護に転職をする人が多くいます。

「結婚をした」に対する解決策

解決策は「結婚をするな」ですか?(笑)

この点に関する解決策はありません。

良い職場に出会って欲しいと願うばかりです。

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第2位:給料が低かった

第2位は「給料が低かった」です。

かなり多くの人が給料の低さで転職を決意していますが、冷静に考えると不思議ではありませんか?

なぜなら、給料は転職をする前に知ることができるからです。

その給料を知った上で、自分の判断で転職をしたのに、給料の低さで辞めるのが多いというのはどこか腑に落ちないところがあります。

この原因は、訪問看護特有の給料掲示にあります。

訪問看護の中には、「インセンティブ制度」を設けているところがあります。

インセンティブとは、訪問をすればするだけ基本給に上乗せして稼ぐことができるシステムです。

インセンティブの例
基本給30万円+訪問件数80件以上から1件3,500円の場合
1ヶ月100件訪問をしたとすると、30万円+(20件×3,500円)=総支給額370,000円

この総支給額を魅力と捉えて飛びつくのは少し危険です。

なぜなら、100件の訪問があることを前提としているからです。

当然ではありますが、利用者が少ない訪問看護ステーションはインセンティブに届くまで訪問をすることができません。

驚くことに、スタッフ一人もインセンティブを貰っていないという訪問看護ステーションも知っています。

さらに悪質なことに、「給料370,000円〜」と提示し、下に小さい文字で「*100件訪問した場合」と記載している訪問看護ステーションもあります。

正直、やっていることはかなり姑息で、誇大広告にも引っかかりかねない手法です。

また、賞与(ボーナス)の実績も確認が必要です。

よく「業績による」と書かれていることがありますが、一度も支給された実績がないということも多くあります。

数字のカラクリに騙されて、思ったように給料が増えないというのは訪問看護ではよく見られます。

「給料が低かった」に対する解決策

転職をする前に、以下の点はしっかりと確認しましょう。

  • 1ヶ月間の新規利用者数
  • スタッフの平均訪問件数
  • 前年度の賞与実績

まず、訪問件数がないと稼ぐことはできないので、「1ヶ月間の新規利用者数」は把握しておきましょう。

また、1ヶ月間の新規利用者数が少ないと自分の担当利用者が増えないので、事務所で暇な時間を過ごすことになってしまいます。

稼ぐ稼がないに関わらず、重要な項目になります。

次にスタッフの平均訪問件数を知っておくと、自分がどのくらいの訪問件数になるかが推察できます。

自分の体力とも比較をできるので、事前に知っておく価値は高いでしょう。

賞与実績は、「前年度の実績」を確認しましょう。

これらの確認事項は面接の時に聞くのがベストですが、事前に知ることができれば無駄足がなくなります。

その点、先ほども申し上げた通り、職場の内情を知っている転職サイトを利用すれば効率よく転職活動をすることができます

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第1位:「人間関係が悪かった」

第1位は「人間関係が悪かった」です。

この点に関しては、訪問看護に限らずどの業種でも上位に入ってくるでしょう。

自分との相性があるので、働いてみなければ分からないことがほとんどです。

「人間関係が悪かった」に対する解決策

とりあえず、今人間関係で悩んでいる人は、すぐにでも転職をしましょう。

なぜなら、相手を変えることはできないからです。

そして、長年積み重ねてきた自分の性格もすぐに変えることはできません。

相性は時間をかけても良くなることはほとんどないので、新しい環境に進んだほうが良いです。

次の転職をする際には、以下の点に注意をしておくと失敗の確率をグンと減らすことができます。

  • 職場の雰囲気
  • スタッフの年齢層
  • トップの人柄

まずは職場の雰囲気です。

賑やかな雰囲気が好きなのか、落ち着いた雰囲気が好きなのかで働きやすさが変わります。

次はスタッフの年齢層です。

基本的に、年齢が近い人が多いと働きやすくなると言われていますが、先輩が多いほうが落ち着くという人もいるので、自分が望んでいる年齢層が多いところを選びましょう。

最後は、トップの人柄です。

高圧的な人なのか、しっかりと話を聞いてくれそうなのか、その点を把握する必要があります。

これらの点は、転職サイトを利用してもいまいち分かりません。

実際に自分で足を運び、ステーションの雰囲気やトップの人柄を肌で感じることが重要です。

そのため、いきなり面接に行くのも良いのですが、まずはステーションを「見学」してみることをオススメします。

自分に合うか合わないかを判断し、良い職場だなと思ったら面接に行くという流れが良いでしょう。

見学をする時にチェックするポイントは、コチラの記事(【訪問看護に転職】いきなり面接は行かないで!まずはステーションの見学に行こう。)でまとめています。

【訪問看護に転職】いきなり面接は行かないで!まずはステーションの見学に行こう。

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まとめ

訪問看護を辞める理由

人間関係が悪かった

給料が低かった

結婚をした

残業が多かった

体力が持たなかった

辞めることは決して悪いことではありません。

ステップアップをするため、より良い環境を求めた転職は積極的にするべきです。

そしていつか、自分にピッタリな訪問看護ステーションに出会えたら素敵ですね。

転職の失敗の確率をグッと減らすには、6つのステップを踏むことが重要になります。

コチラの記事(9割の人が成功済!訪問看護への転職【6つのステップ】)では、9割の人が成功した転職方法を公開しているので、ぜひ参考にしてみてください。

この過程の中で、優良な転職サイトを利用するのは必須です。

今回紹介したような職場の内情に強い転職サイトを利用すると、より成功の確率が高まるでしょう!

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「まだ本格的に転職をしようとは考えていない…。」という人は、ジョブメドレーで求人を検索したりスカウトを待つのをオススメします!

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関東在住の理学療法士。27歳で訪問看護ステーションに転職。現在は人事業務を兼任し、月に3〜5名の看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・事務・ケアマネの面接を行なっています。面接をした人数は200名以上。関わった転職サイトは30社以上。

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