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訪問看護の選び方

【訪問看護の面接対策】あるある質問集と回答例【対策シート有】

私は訪問看護ステーションで理学療法士と人事業務を兼任しており、今まで200名以上の看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・ケアマネジャー・事務の方々を面接してきました。

今回は、訪問看護ステーションに転職を考えている方々向けに、実践で使えるあるあるの質問集とその回答例をお伝えしてまいります。

面接対策シートも無料ダウンロード可能なので、ぜひご活用ください!

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面接時に面接官が見ているポイント

まず、本題に入る前に、面接時に面接官が見ているポイントをお伝えします。

面接官が見ているポイント

  • 嘘をついていないか
  • 質問を聞いているときの態度
  • 回答するときの話し方やジェスチャー

まずは嘘をつかないことです。

「多少の嘘なら別に良いよね…」と思っている人もいるかもしれませんが、相手は面接のプロです。

あらゆる質問をする中で矛盾点を見つけ出し、「あ、これは嘘をついているな」と一瞬でわかります。

もちろん、嘘は信用性に欠ける行為なので、採用から遠のいてしまうでしょう。

また、質問を聞いているときの態度や回答をするときの話し方・ジェスチャーも重要です。

相手の話を聞くにふさわしくない態度をとったり、敬語を使えない、上から目線で話すのような話し方をしてしまうと、「利用者のところに行ったらクレームに繋がりそうだな」とリスクを考えるので、同じく採用から遠のくでしょう。

特に面接官が年下だと不意なタメ口が出てしまいがちです。

相手がどのような経歴・年齢であろうと敬語を使い、相手の目を見て適度に笑顔と相槌を打つようにしましょう。

訪問看護ステーションの面接時に聞かれるあるある質問集と回答例

それでは、訪問看護ステーションの面接で聞かれるあるある質問集と回答例をご紹介してまいります。

Q.出身はどちらですか?

回答例

・〇〇県です

もちろん、出身がどこであろうと不採用になることはありません。

これから、どんどんとエピソードを深掘りしていくためにこの質問をしています。

しかし、いきなり出身を聞かれるなんて思っていない人は、初っ端からパニックになってしまいます。

十分想定される質問なので心の準備をしておきましょう。

Q.学生時代はどのような学生でしたか?

回答例

・正直、恥ずかしいんですが勉学に励んでいたとは言えません。サッカー部に所属していたので、毎日サッカー漬けの日々でした。高校2年生の時に県大会に出場できた経験は私の宝物です。仲間と一つのことに取り込む大切さを学ぶことができました。

面接官は、緊張をほぐすために過去のことを聞くという狙いもありますが、一番は嘘をつけない状態に持っていくことです。

人間には、自分の過去や身の上話をした相手にだと嘘をつきにくくなるという特徴があります。

そのため、明らかに的外れな回答をしない限り、自分が本当に心に残っているエピソードを話せば問題ありません。

この時、「サッカーを頑張りました」だけで終わるのではなく、「その中で学んだこと」などエピソードを付け加えてばベストでしょう。

Q.この資格を取りたいと思ったのはなぜですか?

回答例

・サッカーを頑張っていた時、中学3年生の時に足を捻挫してしまいました。その時に理学療法士の方に施術をしてもらいました。捻挫の施術はもちろん、大好きなサッカーができなくて落ち込んでいた私を励ましてくれました。この時、私も人の助けになる仕事をしたいと思い資格取得に至りました。

・高校2年生で部活が終わった後、サッカーしかしてこなかったので進路に悩んでいました。担任の先生に将来安定できる資格はないかと相談したところ、看護師を紹介されました。正直、最初は興味が湧かなかったんですが、今ではこの資格に誇りを持っています。

この点も本当のことを話せば問題ありません。

ここら辺から、美談を入れたくなり嘘をつく人が増え始めます。

嘘を入れると、面接官によっては「学生の頃はこのようなことを大切にしていたのにここでは変わったんですね」など、少しトゲのあるツッコミをしてくる人もいるかもしれません。

カッコ悪い理由でも構いませんので本当のことを話しましょう。

その際、「学校の先生に勧められたからです」だけで終わってしまうと印象が悪いので、「資格を取って良かったです」のように、ポジティブな文章で締めることを心がけましょう

Q.最初に勤務した場所を選んだ理由は何ですか?

回答例

・実は、私がサッカー部の時に施術をしてもらったクリニックです。私がこの資格の取得を目指そうと思った場所なので、迷いはありませんでした。当時施術していただいた理学療法士の先生はもう退職されていたのですが、過去の私のようにスポーツで負傷をした患者さんを施術するのは本当に幸せな経験をさせていただきました。

・大学が提携している病院だったので、先生から紹介してもらいました。地域で一番大きな総合病院で、様々な疾患をみれることに興味が湧きました。

このように、過去のエピソードを話していると「繋がり」が見えてきますよね。

よく、「実習で行った場所だから」「先生の紹介だから」で終わってしまう人もいるのですが、それだと受身の印象しか与えません。

「紹介された場所は私がみたい疾患が多かった」など、私の意思もあって就職を決めたこともアピールしておきましょう。

Q.その職場で頑張ってきたと思えることは何ですか?

回答例

・後輩の指導です。私は新卒の頃、先輩に恵まれていろいろなことを教えてもらいました。何も知らなかった私にとって、本当に心の支えになりました。今度は私がこの思いを還元する番だと思い、後輩が悩みを家に持ち帰らないようにするという信念のもと、指導をさせていただいておりました。

・バランスに関する研究です。転倒して運ばれてくる患者様が多く、理学療法士としてどのようなことをすれば転倒する人が少なくなるかを考えたところ、バランスが大きく起因していることに気がつきました。今まで、県士会や関東甲信越ブロックでにて研究発表をしてきました。

あるあるの質問の一つでしょう。

気をつけることは、「自分一人で完結するエピソードはしない」ということです。

例えば、「残業をしない」などです。

決して悪いことではありませんが、あなたの頑張りが他の誰かに繋がったというエピソードをすると良いでしょう。

Q.逆に失敗したと思えるエピソードはありますか?

回答例

・他職種とのコミュニケーションが取れていなかったことです。リハビリ室では歩行ができるようになっていたので、病棟でも歩いてくれていると思い込んでしまっていました。しかし、病棟ではまだ歩けることを知らずに、車椅子の生活をしていました。私がしっかりとコミュニケーションをとって歩けることを伝えていれば防げる事象でした。それからは他職種とのコミュニケーションには一層気を配るように気をつけています。

・リハビリ室で歩けるようになったことを確認できたため、自宅退院の許可を出しました。しかし、家は段差がかなり多く手すりの設置も少なかったので、すぐに転倒して病院に戻ってきてしまいました。もっと在宅環境を調査しておけば防げた出来事でした。それからは身体機能だけではなく、在宅環境の調査も欠かさずに行い、再び病院に戻ってくることのないリハビリテーションの提供を心がけています。

失敗はないに越したことはありません。

しかし、失敗は誰にでもあるもので、その失敗から何を学んだかを面接官は見ています。

そのため、「これは失敗でした」で終わるのではなく、「その失敗から学んだこと」を付け加えるようにしましょう。

Q.忘れられない患者さんとのエピソードはありますか?

回答例

・退院した患者様が「元気にやってるよ」と会いにきてくれた時です。その患者様は脳出血で左半身麻痺を患いました。今まで農業をやっていたので、何とかまた農業をやりたいという希望のもとリハビリに励んでいました。無事、日常生活は自立できるようになり、自宅退院をすることができましたが、果たして農業に復帰できるかは半信半疑でした。そんな時、「今年はナスが上手いんだよ」と会いにきてくれたときは、本当に嬉しかったです。

・「あなたに会うと元気が出るわ」と言ってもらえたときです。私は他の人よりも技術や知識で優れている人間ではないので、いつも笑顔で元気だけは与えてあげたいとの思いで看護業務を行なっています。交通事故に遭い、思うように足が動かせ無くなってしまった患者様に、「あなたに元気をもらえた。何とかリハビリ頑張ってみるわ」と言ってもらえたのは看護師冥利につきる嬉しい経験でした。

ポジティブなエピソードを選んで話しましょう。

面接官は、医療職として何を大事にしているかを見ています。

患者様との会話などを盛り込み、情景が浮かんでくるようなエピソードだとベストです。

Q.いつ頃から転職を考え始めましたか?

回答例

・前職に入職してから3年が経ったときです。

「転職を考えた理由を教えてください」

という質問はあるあるなので、皆さんも対策をするかと思います。

しかし、「いつ頃から」転職を考え始めたかを聞いてくる面接官がいます。

時期を聞くことで、転職理由の嘘をつきにくくなります。

考え出した時期と転職理由の整合性があわず、信用に欠ける結果を招くので本当のことを言いましょう。

Q.転職を考えたきっかけは何ですか?

回答例

・病院で働いているうちに、在宅での生活はどうなっているんだろうと興味を持ちました。病院では元気に安全に動けていた患者様が、転倒などを機に再入院してしまうこともよく見てきました。このような事は避けなければならないと思い、訪問看護ステーションへの転職を考えました。

・プライベートを充実させたかったからです。前職は残業が多く、子供との時間が十分に取れませんでした。仕事も大事ですがプライベートが充実していなければ仕事もうまくいかないと思っています。

・給料アップを目指したかったからです。今年に結婚をして来年には子供が生まれる予定です。人生設計を考えた際、もう少し給料をあげておきたいと考え転職に至りました。

正直、訪問看護ステーションに転職するにあたって、回答例の一つ目「在宅の生活に興味を持ったから」はあるあるです。

ほとんどの人がこの理由を言います。

しかし、おそらくここまで過去のことや仕事のことを話していると、面接官は「この人はここが転職の理由だろうな」というのは把握しているでしょう。

このとき、あなたが定型文だったり嘘のことをいうと、「う〜ん、さっきと言ってる事が違うな」と思われてしまいます。

「給料アップしたいから」「プライベートを充実させたいから」

思っていることは正直に言っていただいて構いません。

Q.今回の転職で一番大切にしたいことは何ですか?

回答例

・利用者のために一つになれるチームに出会えることです。在宅で利用者を支えるにあたって、チーム間での情報共有が一番重要だと考えています。そのため、一人で利用者に向き合うというよりも、チームが一丸となって利用者のためを思う訪問看護ステーションに働きたいと思っています。

・通勤アクセスです。夕方の6時半までには子供を迎えにいかなければなりません。そのため、通勤アクセスを大地優先にして転職活動をしています。

あなたが一番大切にしていることを話しましょう。

例に挙げた通り、「通勤アクセス」と言った現実的な回答でも構いません。

一見、冷たそうに見える回答ですが、面接官は「子供を大事にしたいんだな」と好印象としてとらえます。

Q.弊社に応募された理由を教えてください。

回答例

・御社の「とことん利用者に向き合う」という理念に共感しました。訪問看護という一人で訪問をしている特徴上、手を抜こうと思えば抜けると思います。しかし、私たちは医療という生命に関わる仕事をしています。私たちがどこまで真摯に利用者に関わるかによって、その人の人生が左右されると思うので、とことん利用者に向き合って貢献したいと考えております。

・ライフワークバランスを取得されているように、プライベートの充実にも力を入れている部分に興味を惹かれました。前職ではいつまでこの生活が続くのかと不安になる事が多かったので、プライベートも大切にしつつ仕事に打ち込める環境を探していたところ御社に出会いました。

この質問もあるあるですね。

無難なのは「理念に共感した」でしょう。

会社にとって、理念に共感してくれる人を雇いたいのは当たり前です。

ただ、今までも言い続けていましたが、面接官はある程度あなたが求めていることは把握済みです。

嘘をつくくらいなら、本当に思っていることを伝えた方が採用される確率は上がります。

Q.今後、仕事に限らずこうなりたいというビジョンはありますか?

回答例

・私は前職でリハビリ部門のリーダーをしていました。リーダーとして組織をまとめる楽しさを感じたので、御社でもそのようなポジションを目指して頑張っていきたいと思います。

・私は体力に自信があります。そのため、この体力を活かしてどんどん訪問にまわって会社に貢献したいと考えております。

採用された後、どのような活躍をしてくれそうかを判断する部分です。

例えば、「役職に就きたい」と伝えておくと、管理者候補がいない店舗への配属を考慮してくれるかもしれません。

「訪問にどんどんまわってインセンティブを稼ぎたい」と伝えておくと、新規利用者が多い店舗を考慮してくれるかもしれません。

あなたの働きやすさのために、しっかりと希望を伝えておきましょう。

Q.その他、質問や聞いておきたいことはありますか?

個人的に、ここで聞く質問はかなり重要だと思っています。

多くの人が、「あぁ〜そろそろ面接が終わる〜」と思いホッとしているところかもしれませんが、実際はここからが勝負です。

なぜなら、ここでどのような質問をするかによって、この転職が成功するか失敗するかが決まってくるからです。

ここで聞くべきことは、「あなたがどのような働き方を望んでいるか」によって変わってきます。

詳しくは、コチラの記事(【訪問看護の面接対策】「何か聞きたいことありますか?」で聞くべきこと【目的別】)でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

あわせて読む
【訪問看護の面接対策】「何か聞きたいことありますか?」逆質問で聞くべきこと

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面接対策シートの無料ダウンロードはコチラ

面接シートの内容

  • Q.学生時代はどのような学生でしたか?
  • Q.この資格を取りたいと思ったのはなぜですか?
  • Q.最初に勤務した場所を選んだ理由は何ですか?
  • Q.その職場で頑張ってきたと思えることは何ですか?
  • Q.逆に失敗したと思えるエピソードはありますか?
  • Q.忘れられない患者さんとのエピソードはありますか?
  • Q.いつ頃から転職を考え始めましたか?
  • Q.転職を考えたきっかけは何ですか?
  • Q.今回の転職で一番大切にしたいことは何ですか?
  • Q.当社に応募された理由を教えてください。
  • Q.今後、仕事に限らずこうなりたいというビジョンはありますか?
  • Q.その他、質問や聞いておきたいことはありますか?
  • *給与条件の交渉や勤務形態、勤務開始日など

面接の前にダウンロードをして、回答例を埋めておくことをオススメします。

最後の最後!給与交渉をしよう!

面接の最後には、給与条件の交渉や希望勤務形態など、具体的な詰めの部分に入ります。

特に給与交渉は、生活に直結することなので、ハッキリと意志を持って伝えたいところです。

しかし、ここまで過去の話や身の上話をするなど、すべてをさらけ出したような気持ちになった中、割り切って給与条件の交渉をできる人はなかなかいません

実は、これこそ面接官の思うツボでもあります。

この点からも、代わりに給与交渉をしてくれる転職サイトの利用は必須だと思っております。

私がオススメする転職サイトは、看護師なら「レバウェル看護(旧:看護のお仕事)」、リハビリスタッフなら「PTOTSTワーカー」です。

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両者ともに、数多くの転職者をサポートしてきた実績がある転職サイトです。

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このように、転職サイトを経由するだけで給与がアップすることはあるあるです。

「転職に失敗をしたくない!」という人は、積極的に活用してみることをオススメします。

もちろん、利用するのに料金は一切かかりません。

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トコル

関東在住の理学療法士。27歳で訪問看護ステーションに転職。現在は人事業務を兼任し、月に3〜5名の看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・事務・ケアマネの面接を行なっています。面接をした人数は200名以上。関わった転職サイトは30社以上。

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