訪問看護はきついってよく聞きますけど本当ですか??
そうだね!間違いではないと思うよ!
ただ、働くステーションによって180度変わってしまうことも良くあるんだ。
訪問看護といえば体力勝負のイメージがあり、「きつい」という印象を持っている人も少なくないと思います。
確かに、病院や施設と違って移動が伴う仕事なので、ある程度きついと感じることもあるでしょう。
しかし、それは働く訪問看護ステーションによって180度変わってきます。
働く訪問看護ステーションによっては、きついと感じることなく働くことも可能なのです。
この記事では、訪問看護がきついと言われる要因から、その解決策までをご紹介します。
訪問看護に転職はしたいけどきつい環境は嫌だ!できるだけ楽な環境で働きたい!という人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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訪問看護がきついと言われる要因とその解決策
それでは、訪問看護がきついと言われる要因を現役人事の私が解説してまいります。
体力勝負の側面がある
冒頭でも触れましたが、訪問看護で働くということは体力勝負の側面があります。
これは紛れもない事実です。
例えば1日6件の訪問をしたとします。
数字だけで見ると、たった6人の利用者見るだけじゃん!病院なんて何十人と見なきゃいけないのよ!と思うかもしれません。
ただし、訪問看護には移動が伴います。
都心部だと電動自転車を使用することが多いです。
訪問先から次の訪問先まで20分を要するとすると、1日6件した場合は2時間20分自転車に乗っていることになります(事務所と訪問先までの行き来を含む)。
年齢や個人の体力にも依存はしますが、きついことは想像に容易いはずです。
【訪問看護の選び方】体力に自信がない人が転職すべき訪問看護ステーションの特徴は?
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「体力勝負の側面がある」に対する解決策
「体力勝負の側面がある」に対する解決策は以下の2点です。
- 個人に合わせて訪問件数を調整してくれる訪問看護ステーションを選ぶ
- 自転車以外の移動手段がある訪問看護ステーションを選ぶ
- モチベーションをあげる
体力に自信がない人は、転職をする際に「個人に合わせて訪問件数を調整してくれる」訪問看護ステーションを選ぶようにしましょう。
見抜くコツは、「一番少ない人の訪問件数と一番多い人の訪問件数を聞く」ことです。
調整してくれる訪問看護ステーションは、「少ない人は○件で多い人だと○件くらい行っていますよ」と答えてくれます。
調整をしていない訪問看護ステーションは、「みんな6件は行ってもらっていますね」と答えます。
同じく面接の時に、自転車以外の移動手段があるかも確認しておきましょう。
普段は電動自転車で問題がなくとも、気分が優れない日などに自転車以外の移動手段があるというのはかなり安心できます。
最後は自転車移動に対するモチベーションをあげることです。
結局気持ち次第!?と思われるかもしれませんが、昨今は自転車移動をすることでお小遣い稼ぎができるアプリがたくさんあります。
「これがお金に繋がっている!」と思えば、つらい自転車移動も楽しく思えるかもしれません。
コチラの記事(訪問看護スタッフにオススメの副業4選!【仕事中に稼ぐ】)に、訪問看護スタッフにオススメの副業をまとめているので、興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
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孤独感を感じることが多い
病院や施設で働くのとは違い、訪問看護は一人でいることが多くなります。
一人でいることが多いということは、「自分だけの時間を確保できる」というメリットがある一方、人によっては孤独感を感じてしまうことがあります。
この時、なぜ孤独感を感じるかを紐解いていくことが重要です。
私は多くの看護師・リハビリスタッフと面接・面談をしてきましたが、多くの人が孤独を感じる原因は「自信のなさ」からです。
「誰かに聞いてほしい」「わからないことがあった」
この時、訪問看護ではすぐ隣に先輩や同僚がいるわけではないので、モヤモヤを抱えたまま次の訪問に行くことになります。
この積み重ねが孤独感として現れてしまうのです。
逆に自信がある人は、一人でいることをプラスにして捉えている人が多い印象です。
「孤独感を感じることが多い」に対する解決策
「孤独感を感じることが多い」に対する解決策は、以下の2点です。
- 遠隔でコミュニケーションができる仕組みと整えている訪問看護ステーションを選ぶ
- プリセプターがついてくれる訪問看護ステーションを選ぶ
昨今はデバイスの進化により、例え一人であったとしても遠隔で職員とコミュニケーションができる仕組みがあります。
例えば「chat(チャット)」などです。
何か分からないことがあった時は、このような仕組みを利用してすぐに先輩に相談することができます。
このような仕組みを整えている訪問看護ステーションを選べば、少なからず孤独感は減らすことができるでしょう。
面接の時に、「職員の人たちとの連絡手段はどのようなものを用いていますか?」と聞いてみましょう。
「各々連絡は取っていると思うんだけど…」や、「電話が中心かな」と答える場合は避けたほうが無難です。
また、連絡を取れる仕組みを整えていたとしても、誰に相談していいか分からなければ意味がありません。
その点、プリセプターがついてくれれば「この人に相談すればいい」と明確になるので、相談がしやすくなります。
一人で対応をしなければならない
「孤独感を感じることが多い」に通じますが、訪問看護は一人でお家に行ってケアをするため、何かトラブルがあったとしても一次対応は自分一人でしなければなりません。
正直、「え!こんなこと起こるの!?」が連続して起こるのが訪問看護です。
この変化を楽しいと捉える人もいれば、自分には荷が重いと感じてきつく思ってしまう人も多くいます。
特に経験年数が少ない人が悩んでしまう傾向にあります。
「一人で対応をしなければならない」に対する解決策
「一人で対応をしなければならない」に対する解決策は、以下の2点です。
- 遠隔でコミュニケーションができる仕組みと整えている訪問看護ステーションを選ぶ
- 同行期間を設けている訪問看護ステーションを選ぶ
一つ目は「孤独感を感じる」と同様、遠隔でコミュニケーションができる仕組みを整えている訪問看護ステーションを選ぶことです。
この仕組みを整えていれば、訪問をしているその場で相談をすることができます。
また、文章だけでは伝わらない部分も画像や動画を用いて共有することができます。
遠隔で的確な指示をもらえるため、一人で対応しなければならないという重圧感からは解放されることでしょう。
次に、同行期間を設けてくれる訪問看護ステーションを選びましょう。
一人で対応することに不安がある人は、当たり前ですがどう対応したらいいかという知識・技術に欠けています。
その点、同行期間があれば「こういう場合はこう対応すると良い」という知識がどんどんと蓄積されてきます。
面接の際に、「入職した後、同行の期間はありますか?」と聞いてみましょう。
1〜3ヶ月程度、予定を立ててくれる訪問看護ステーションであれば安心できます。
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決して綺麗な家だけではない
訪問をする家は、決して綺麗な家だけではありません。
つまり、汚い家です。
生ゴミが散乱していたり、排泄を部屋の中でしているお家もあります。
害虫が湧いているお家も少なくないでしょう。
ここら辺はわかりやすいのですが、ペットの有無も重要です。
人によっては猫アレルギーなど、体が拒絶反応を示すこともあるかと思います。
気にしない人は全然気にしない部分ですが、「汚い家にいかなければならない」というのも訪問看護がきついと言われる所以です。
「決して綺麗な家だけではない」に対する解決策
正直、「決して綺麗な家だけではない」に関してはコレといった解決策はありません。
どの訪問看護ステーションに転職をしたとしても、一定数汚い家に出くわすことはあります。
本当に嫌な場合は、「上司に相談して担当を変更してもらう」しかありません。
また、「アレルギー」など体に不調を来たしていることを伝えるのも効果的でしょう。
その点、転職における原理原則に立ち返りますが、面接の時に「この上司なら付いていけるな」「私の話を親身に聞いてくれるな」という人がトップにいる訪問看護ステーションを選ぶようにしましょう。
書類関係が多い
最後は、「書類関係が多い」です。
訪問看護は本当に書類関係が多いです。
特にみなさんが疲弊しているのは、「訪問看護記録書」「訪問看護計画書」「訪問看護報告書」です。
月末は作成のピークになるため、残業や家に持ち帰って書類作成をする人も少なくありません。
「書類関係が多い」に対する解決策
書類関係に関しては、どの訪問看護ステーションでも作成しなければなりません。
訪問看護ステーションによって作成する書類が減るということはないはずです。
そのため、数をこなして慣れていくしか方法はないのですが、一つだけ「圧倒的に書類作成が楽になる解決策」があります。
それは、記載例を参考にすることです。
書類作成で悩んでいる人の多くが、「どのように書いたらいいかわからない」「文章がうまくかけない」という、そもそもの部分で悩んでいます。
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面接で聞けって言われても…
ここまで解決策をご紹介した中で、まだモヤモヤとしている人も多いかと思います。
それは、「面接で聞けって言われてもそんなに聞けないよ…」という点ではないでしょうか。
企業のホームページや面接官が喋ることは、都合のいいことしか言いません。
働きやすい訪問看護ステーションを見つけるには、自分から重要なことを聞きにいかなければなりません。
しかし、確かに聞きにくいということも理解しています。
そのような人は、転職サイトをうまく活用しましょう。
転職サイトを利用すれば、私たちが聞きたいことを代わりに聞いてくれます。
また、私たちの希望に合う訪問看護ステーションをピックアップして紹介してくれます。
転職サイトを選ぶときは、職場の内情に精通しているところを選ぶと良いでしょう。
看護師なら「レバウェル看護(旧:看護のお仕事)」、リハビリスタッフなら「PTOTSTワーカー」が有名です。
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両者ともに、数多くの転職者をサポートしてきた経験から、職場の内情をよく知っている転職サイトです。
「ここの訪問看護ステーションは、電動自転車以外に車が3台も用意されているので気軽に使用することができますよ。」
「ここの訪問看護ステーションは、個人によって訪問件数を調整してくれますよ。」
このように、一人で転職活動をするには知ることができない情報をもらえるのが特徴です。
「転職に失敗をしたくない!」という人は、活用してみることをオススメします。
もちろん、利用するのに自己負担は一切かかりません。
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訪問看護で働くのって正直きつい!!のまとめ
確かに、訪問看護で働くのはきつい側面があります。
きついと言われる要因は、以下の5つが多いです。
- 体力勝負の側面がある
- 孤独感を感じることが多い
- 一人で対応をしなければならない
- 決して綺麗な家だけではない
- 書類関係が多い
しかし、それぞれには解決策があります。
きついかどうかはステーション選びが超重要になるので、転職前にしっかりとリサーチをしておきましょう。
一人での転職活動に不安がある人は、内情に精通した転職サイトを利用すると良いでしょう。
きっと、あなたにピッタリな訪問看護ステーションに出会えるはずです!