私は訪問看護ステーションで人事業務をしております。
過去に200名以上の医療・介護職員の方を人事してきたので、理学療法士作業療法士をやめていく方々も数多くみてきました。
・理学療法士がつまらない
・性格に合わない
・人と関わるのが苦手
・他にやりたいことが見つかった
・給料が低い
理由は様々ですが、理学療法士・作業療法士は専門性を貫くという特徴柄、「あわない人にはとことんあわない」という側面を持ちます。
今回は、理学療法士・作業療法士をやめて異業種・異職種に転職をしようと考えている人に、オススメの転職先を10選ご紹介します。
どの転職先も、実際に理学療法士・作業療法士をやめて成功をつかんでいる人を知っています。
あなたは理学療法士・作業療法士じゃなくても輝ける!ぜひ、参考にしてください。
もし、理学療法士・作業療法士という職業自体は別にやってもいいけど「給料が低い」という理由で転職を考えている人は、コチラの記事(理学療法士やめてよかった…のその前に!最後に「コレ」試してみて。)の方が参考になるかと思うのでぜひ参考にしてください!
理学療法士やめてよかった…のその前に!最後に「コレ」試してみて。
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異業種・異職種に挑戦する理学療法士・作業療法士にオススメの転職先選
それでは、異業種・異職種に挑戦する理学療法士・作業療法士にオススメの転職先を10選ご紹介します。
- パーソナルトレーナー
- ヨガインストラクター
- エステティシャン
- 整体師
- 児童発達指導員
- 福祉用具専門相談員
- 人材コーディネーター
- タクシードライバー
- ITエンジニア
- 動画編集者
①パーソナルトレーナー
パーソナルトレーナーは、健康増進やアスリートの競技力向上などを目的に、マンツーマンでエクササイズ、トレーニング指導、栄養指導などを行う指導者です。
理学療法士・作業療法士と通ずる部分が多く、転職先としては最も王道パターンといえます。
ただし、裏を返せば「人と関わる」「肌に触る」「体を施術する」など、理学療法士・作業療法士と重なる部分も多くある職業です。
理学療法士に感じていた同じ悩みを抱えることになる可能性も十分にあるので、その点はよく理解しておきましょう。
パーソナルトレーナーになるためには
パーソナルトレーナーは理学療法士・作業療法士の知識・技術をそのまま活かせるため、特別な準備なく始めることは可能です。
ただし、より高収入を目指すためには「NESTA PFT(パーソナルフィットネストレーナー)認定の取得」といった、パーソナルトレーナーに特化した資格を取得しておくと有利に働きます。
その点、パーソナルトレーナー養成スクールの「ラスタイルアカデミー」では業界最安値の45万円〜パーソナルトレーナーに必要なスキルが身につけられます。
今なら入会金0円、NESTA-PFT資格受験に必要な費用(72,500円)も負担してくれるため、興味がある方はとりあえず無料の資料請求をしておくことをオススメします。
パーソナルトレーナーの平均年収
平均年収:300万円〜1,000万円
転職をするか独立するかによっても変わってきますが、人気のパーソナルトレーナーになれば年収3,000万円以上稼いでいる人も多くいます。
②ヨガインストラクター
ヨガインストラクターは、ヨガの正しいポーズや呼吸法などを指導して、心と身体の健康をサポートする職業です。
理学療法士・作業療法士と同じく「体を動かす」仕事なので通ずる部分が多く、転職先としては人気の一つです。
ヨガインストラクターになるためには
通ずる部分が多いと言ったものの、呼吸法・ポーズ・体の動かし方といったヨガに特化した専門知識が求められるため、理学療法士・作業療法士の経験だけで働くのは難しいでしょう。
新たに知識をつけていく必要がありますが、ヨガインストラクターはオンライン講座で取得できるものが多いという特徴があります。
中でも「OREO」は、全米ヨガアライアンスRYT200をオンラインで取得することができてオススメです。
スマホ一台あればOK、完全オンラインで24時間いつでも受講可能ですが、2023年末までの期間限定となっているため、興味がある人は早めに取得しておくことをオススメします。
ヨガインストラクターの平均年収
平均年収:300万円〜500万円
③エステティシャン
エステティシャンの仕事内容は、美白や保湿のためのフェイシャルケア、痩身、リラクゼーション、美肌のためのボディートリートメントなど多岐に渡ります。
そのため、どの分野を極めるのか、はたまたすべてを提供できるようになるのかを決める必要があります。
イメージ通り女性のリハビリスタッフに多く、特に作業療法士に人気が高い職業になります。
エステティシャンになるためには
リラクゼーションを中心とするのであれば、今までの経験を活かすことができるでしょう。
ただし、美肌やトリートメント技術までを身につけるのであれば、専門講座を受講する必要があると考えます。
前述の通り、エステティシャンは仕事内容が多岐に渡るため、まずはどのような講座があるのか無料の資料請求をしてみることをオススメします。
「Beauty資格ナビ」では、全国の講座を一括検索して資料請求することができます。
エステティシャンの平均年収
平均年収:300万円〜400万円
④整体師
整体師は、関節や骨格などの歪みを手や足による施術で矯正する職業です。
もしかしたら、整体師は今一番多い転職先かもしれません。
転職先というべきか、いきなり独立をする人も多いです。
ちなみに整体師は国家資格ではなく、民間資格になります。
パーソナルトレーナーと同様、理学療法士の知識をそのまま活かしやすいので、選択肢に入ってくるのは至極当然かと思います。
しかし、個人的には強くオススメすることはできません。
その理由は、「すぐに潰れるから」です。
昨今、日本における整体院は「増えすぎ」とも言える状況に陥っています。
マッサージ院、鍼灸院、整骨院、整体院などは全国に計13万6460カ所あり、コンビニよりも多いと言われています。
事実、開業3年目での整体院の廃業率は96%です。
例え、あなたが腕自慢の理学療法士だったとしても、「経営」を熟知していないと生き残るのは容易いことではありません。
整体師になるためには
整体師は通信で取得できる簡単なものから専門的な技術を身につけるものなど、幅広い方法で学ぶことができます。
ケア資格ナビでは全国の整体師スクールや通信講座が一括検索できます。
整体師の平均年収
平均年収:300万円〜400万円
需要が高い地域に開業できれば、年収1,000万円を超えてくる人も多くいます。
⑤児童発達指導員
児童発達指導員は、知的障がいを持つ子ども達の保育・指導など福祉業務を行います。
例えば、子どもの好みに合わせてレクリエーションを考える、遊びの中でことばや運動の能力を引き出すなどを指します。
理学療法・作業療法にも「小児リハ」という言葉がある通り、行なっている内容は大きく変わりはありませんが、児童発達指導員は子供に特化して仕事ができます。
「子どもと関わる仕事に特化したい」と思える人にはオススメといえるでしょう。
児童発達指導員になるためには
そもそも、児童発達指導員は理学療法士・作業療法士の資格を活かして欲しいと考えているため、転職先が決まればすぐに働くことができます。
求人情報の一例
dodaやリクナビNEXTといった、一般的な転職サイトから求人検索するとスムーズに進むでしょう。
児童発達指導員の平均年収
平均年収:400万円〜500万円
⑥福祉用具専門相談員
福祉用具専門相談員は、文字通り福祉用具に関するアドバイスや相談を受ける仕事です。
リハビリの仕事を辞めて他の介護・医療職につくということは大変珍しいパターンではありますが、福祉用具専門相談員に転職をする人もいます。
もちろん、理学療法や作業療法の知識を活かすこともできますし、リハ目線に立ったアドバイスができるため、非常に重宝される人材になるかもしれません。
介護や医療に携わりたいけど人の施術はもう嫌だ…という人が選びやすい転職先かもしれません。
福祉用具専門相談員になるためには
福祉用具専門相談員として働くには、福祉用具専門相談員指定講習を受講して修了試験に合格する必要がありますが、理学療法士や作業療法士は資格を保有しているだけで福祉用具専門相談員として認められます。
そのため、転職先が決まればすぐに福祉用具専門相談員として働くことができます。
福祉用具専門相談員の平均年収
平均年収:400万円〜600万円
⑦人材コーディネーター
人材コーディネーターとは、求職者の面接対応やスキル調査、カウンセリング、企業が求めている人材の紹介を行います。
転職サイトを利用したとき、担当になってくれた人がいるかと思いますが、その人の仕事が人材コーディネーターです。
リハビリ職の転職サイトは「PTOTSTワーカー」や「レバウェルリハビリ」を代表とするように、リハビリ職に特化して運営しています。
そのため、その資格を持っていて、かつ臨床経験がある人は求職者の悩みにも寄り添えるため、非常に重宝されます。
人の悩みに寄り添える人、コミュニケーションが得意な人はチャレンジしても良いでしょう。
人材コーディネーターになるためには
リハビリ職専門の転職サイトの求人はそこまで多くありません。
求人が出た場合は、dodaやリクナビNEXTといった大手転職サイトの掲載されることが多いため、とりあえず登録して検索してみることをオススメします。
人材コーディネーターの平均年収
平均年収:400万円〜500万円
⑧タクシードライバー
意外に思われるかもしれませんが、タクシードライバーも人気が高い転職先です。
理学療法士・作業療法士をやめたいと思う理由の一つに、「人との付き合いがしんどい」というものがあります。
タクシードライバーは基本的に一人で行動をしてお客さんを相手にします。
そのため、そこまで濃い人間関係が必要なく、自分のペースで働くこともできます。
また、昨今は20代〜30代でタクシードライバーになる人も多いため、若くても挑戦ができる転職先となっています。
タクシードライバーになるためには
タクシードライバーになるためには、「二種免許」が必要になります。
取得費用は25万円から40万円程度となるのが一般的ですが、タクシー会社によっては取得費用を全額負担してくれます。
まずは、タクシードライバー求人サイト「転職道.com」に無料登録をして求人検索をしてみることをオススメします。
求人欄に「二種免許費用負担」と書かれている職場を選べば、自己費用をかけずに免許を取得することができます。
タクシードライバーの平均年収
平均年収:350万円〜500万円
⑨ITエンジニア
ITエンジニアは、「コンピュータ関連に特化した技術者」で、「システムエンジニア」「プログラマー」などを指します。
現代において需要が高まっている職種であり、まさに異職種の代表と言ったところでしょうか。
知識と技術さえあれば過去の経歴は関係なく稼ぐことができるため、これからの需要を見据えて思い切って飛び込むのもアリでしょう。
ITエンジニアになるためには
ITエンジニアに特別な資格は必要ありません。
ただし、私たちは中途採用になるため、ある程度事前の知識・技術は備えておく必要があります。
私が人事をする訪問看護ステーションで働いていた理学療法士の桑木さん(仮名)は、ITエンジニアに転職をして今は「年収800万円」を超えています。
今回は、桑木さんに異業種からITエンジニアになるための秘訣をインタビューをしたので、内容を抜粋してご紹介します。
Q.なぜITエンジニアを目指したのか?
A.需要が高くて、給料アップが見込めそうだったからです。
Q.元々エンジニアの知識はあったのか?
A.パソコンを人並み(word.Excelなど)に触れるくらいです。エンジニアの知識はまったくありませんでした。
Q.どのように知識をつけたのか。
A.理学療法士として働いているときにプログラミングスクールで学びました。
Q.利用したプログラミングスクールは?
A.私は「GEEK JOB」を利用しました。働きながらだったので、好きな時に学べる「オンライン授業」を取り入れているのは必須条件でした。「オンライン無料カウンセリング」で、「理学療法士の私も転職できるよ」と声をかけてもらったのがキッカケでしたね。
Q.転職をして良かったか。
A.たまに理学療法士を恋しくなる時もありますが、結果的には良かったと思っています。
元理学療法士の桑木さんが利用した「GEEK JOB」の特徴
- 授業はすべてオンライン
- 期間は1〜3ヶ月間
- 71.6%の生徒がパソコン初心者
- 転職成功率95.1%
- 授業&転職サポートまですべて無料
授業から転職サポートまで、すべてを通して無料でフォローをしてくれるのはGEEK JOBにしかない特徴といえるでしょう。
初心者が71.6%にも関わらず転職成功率95.1%と高い数字を叩き出しているのは、授業の質の高さを伺わせます。
無料オンラインカウンセリング受付中!
ITエンジニアの平均年収
平均年収:400万円〜1,200万円
⑩動画編集者
Youtubeを代表するように、動画編集者の需要は高まりつつあります。
私が知っている理学療法士は、元々Youtubeで動画投稿をしていて、動画編集の楽しさを知り転職に至っています。
ただ、細かい作業を必要とするため、「あわない人にはあわない」といえるでしょう。
そのため、いきなりどこかで動画編集を学ぶのではなく、まずはYoutubeなどに動画投稿をして、楽しいなと思えたらスキルをつけていく流れをオススメします。
スキルを身につけたら「クラウドワークス」で仕事依頼を受けるなど、副業レベルから開始していくことをオススメします(参考記事:【クラウドワークスを使ったオススメの副業】会社員が休日にサクッと稼ぐ方法【とある外回り会社員の副業】)。
これからの時代、理学療法士は異業種の方が輝けるかも?
ご紹介したように、理学療法士・作業療法士でも異業種にチャレンジする人は数多く存在します。
実は、逆の視点で見てみると、「異業種にとって理学療法士・作業療法士はかなり魅力的な人材」なのです。
なぜなら、これからの日本は国民3人に1人が高齢者という超高齢化社会が待ち受けています。
そのため、どの職種であっても高齢者を相手にビジネスをしなければならない時代です。
その点、高齢者に対する知識を持っている理学療法士・作業療法士は、異業種にとってかなり戦力として欲しい人材になります。
むしろ、理学療法士・作業療法士は異業種の方が活躍できる時代に突入しているといっても過言ではないのかもしれません。
まだどこに転職しようか迷ってる…という人は
まだ転職先を決めかねるな…という人は、「未経験職種専門の転職サイト」に登録しておきましょう。
未経験職種専門の転職サイトに登録をすれば、どのような転職先があるのかを一目で見ることができます。
また、先ほど理学療法士・作業療法士を欲する異業種は増えていると書きましたが、それでも全体と比較をするとそう多くはありません。
そのため、とりあえず今すぐに登録をしておいて、「ご縁のある企業が出てきたら紹介してもらう」というスタンスをオススメしています。
管理人がオススメする、未経験職種専門の転職サイトは「アーシャルデザイン」です。
- アーシャルデザインの特徴
- ・内定獲得率86%
・転職者の年収平均59%UP
・特に一都三県(東京、神奈川、埼玉、千葉)への転職に強い
アーシャルデザインは、未経験分野への転職支援専門の転職サイトで、内定獲得率86%、転職者の年収平均59%UPという実績を持ちます。
一般企業向けの履歴書や職務経歴書を書いたことがない人や、面接が不安という人も、コンサルタントが一からフォローをしてくれます。
実際、私が人事をしている訪問看護ステーションから異業種に挑戦した人たちも利用していました。
特に、一都三県(東京、神奈川、埼玉、千葉)の求人に強く、対象地域に転職を考えている人はオススメです。
すべて利用は完全無料です。
アーシャルデザインを利用した感想
年齢/性別/職種 | 満足度 | 転職後 | 内容 |
20代/女性/PT | 高い | コスメ営業職 | 何も知らない世界だったが、一から丁寧に教えてくれた。 |
20代/男性/PT | 普通 | ITエンジニア | 高齢者向けの広告代理店を紹介してくれました。 |
20代/女性/OT | 高い | ITエンジニア | 職務経歴書の書き方や面接対策など手厚くフォローしてくれた。 |
未経験分野への転職に強い!
理学療法士・作業療法士から異業種・異職種へ!オススメの転職先10選まとめ
まとめ
- 理学療法士作業療法士が異業種に転職するのはアリ!
- これからの時代は異業種の方が需要あるかも?
- 時代に合った職種(ITエンジニアや動画編集など)がオススメ!
きっと、理学療法士・作業療法士では経験ができなかった、刺激ある未来が待ち受けていると思います!
心より応援しております。