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訪問看護好きなんだけど…私には合わなかったな…【体験談まとめ】

私は訪問看護ステーションで人事をしていますが、お恥ずかしい話、年間数人の方が退職を決意されます。

よくある退職理由
・キャリアアップのため
・結婚に伴い引越しをするため
・人間関係の問題
・訪問看護が合わなかった

人それぞれに退職理由はありますが、今回は「訪問看護が合わなかった」に焦点を当てます。

そもそも訪問看護に合う・合わないはどこで決まるのでしょうか。

中には、「訪問看護は好き」なんだけど、私には「合わなかった」という人もいます。

この記事では、多くの看護師・リハビリスタッフを採用してきた人事が聞いた体験談をご紹介するとともに、解決策までをお伝えしてまいります。

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「訪問看護が合わなかった」と感じた人たちの体験談

それでは、訪問看護が合わなかったと感じた人たちの体験談を3つご紹介します。

訪問看護を完全に辞めた人もいますし、働き続けている人もいます。

利用者からクレームを貰ってしまう

Aさん(看護師)の場合

私は病院で6年間勤務をした後、訪問看護の世界に飛び込みました。

自分でいうのもおかしな話ですが、勉強はある程度できる方だと思います。

実際、病院で働いていた時はほとんど怒られるという経験はありませんでした。

しかし、訪問看護に転職をしてから、結構な割合で利用者からクレームを貰ってしまったのです。

私はなぜ、クレームを貰ってしまうかが分かっていませんでした。というのも、クレームは直接私に伝えるのではなく、上司に伝わっていたからです。

上司からは「まぁ色々な人がいるから、気にしなくて良いよ」と言われましたが、続くクレームや担当変更に申し訳なくなり、理由を教えてもらいました。

理由は以下の通りでした。

「言葉遣いがなっていない」「時間を守れない」「マナーがなっていない」

つまり、一般常識と言われる部分です。

今まで指摘されたことがなかった部分なので、本当にハッとしました。

訪問看護は病院と違い、住み慣れたお家にお邪魔する立場なので、それに応じた言葉遣いや態度が必要となります。

例えばグローブを脱ぎ捨てる時、病院では近くにあるゴミ箱に捨てるでしょう。それが当たり前になっていた私は、訪問看護でも同じことをしていたのです。

つまり、お家にあるゴミ箱に、断りもなくサッと捨ててしまっていたのです。

人によっては何勝手に!と思うのも当然です。燃えるゴミ用なのかも分からないのに…。

理由が分かってからは、一つひとつの言動に細心の注意を払うようにしました。

しかし、長年染み付いている私の言動はすぐに直ることはありませんでした

このようなエピソードがあり、訪問看護自体は好きだったのですが合わないと思い病院に再転職をしました。

確かに訪問看護はお伺いするという特徴上、礼節・マナーがより求められます。

一見簡単なように見えますが、無意識に出てしまう部分でもあるので、改善するのに努力を要する人が多いのも事実です。

しかし、これらを理由に訪問看護を辞めてしまうのは本当に勿体無いと思います。

なぜなら、働く場所や環境によっては、このような悩みを抱える人でも成長をして訪問看護で働き続けることはできるからです。

このような人が働くべき訪問看護ステーションの特徴は、以下の2つです。

  • プリセプターがついてくれる訪問看護ステーション
  • 同行をしてくれる訪問看護ステーション

Aさんの体験談の中にもありましたが、マナーや礼節はなかなか直るものではありません。

無意識のうちに出てしまうものなので、本人に悪気がないというのも特徴です。

改善するには、「第3者に見てもらう」しかありません。

プリセプターがついてくれて、ある程度の期間を同行してくれる訪問看護ステーションであれば、「さっきの言動は良くなかったね」と、具体的な指導をもらうことができます。

この繰り返しにより、自分の礼節やマナーを改善することができるのです。

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自分の礼節やマナーに自信がない人は、プリセプターがついて同行の期間をしっかりと設けてくれる訪問看護ステーションを選びましょう。

今現在、クレームを貰っている人は「同行してもらえませんか?」とお願いしてみるのも一つでしょう。

この時、「いや今忙しいから」などと力になってくれない訪問看護ステーションは、転職をするのも一つです。

転職の際に気をつけることは、「転職サイトを利用する」ことです。

なぜなら、一つで転職活動をしてしまうと「プリセプターの有無」や「同行の有無」と言った内部の情報は知ることができません。

内部の情報に精通した転職サイトを利用することによって、転職の失敗をグッと減らすことができるのです。

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何をすればいいか分からない時間が苦しい

Bさん(言語聴覚士)の場合

私は3年間、回復期病院で経験を積んだ後に訪問看護ステーションに転職をしました。

心機一転、新しい分野で頑張るぞ!と士気が高まっていたのですが、転職して約1ヶ月後、私のモチベーションはすでに奈落の底に落ちていました。

というのも、訪問をする利用者がいないのです。

当たり前ですが、訪問看護は訪問をする利用者がいて初めて仕事が成り立ちます。

私は転職して1ヶ月間、1日1件訪問があればいい方で、日によっては訪問ゼロという日もありました。

空いている時間は何をすればいいか分からず、ずっと事務所で何かしら時間を潰していました。

このような時間が続くと、「私は何をしているんだろう」「周りから何もしてないと言われているんじゃないか」と、ものすごく息苦しさを感じるようになりました

結果的に3ヶ月は働いていましたがほとんど件数は増えなかったため、再転職を決意しました。

Bさんのおっしゃる通り、訪問看護は利用者がいて仕事が成り立つため、転職した直後は思うように訪問できない期間が出てくるでしょう。

しかし、3ヶ月間も1日1件あればいい方というのは、採用する側の戦略ミスと言わざるを得ません。

Bさんは何も悪くはありませんがひとつ出来たこととすれば、転職をするときに「1ヶ月間の新規利用者数を聞く」ことでした。

  • 1ヶ月間の新規利用者数が多い訪問看護ステーション

新規利用者数が多ければ、すぐに訪問件数が埋まってくることが想定できます。

逆に1〜2名くらいであれば、訪問件数を埋めるのは容易でないことが分かります。

転職をするときは、新規利用者数が多い訪問看護ステーションを選ぶとこのような悩みは減らすことができるでしょう。

もう一点、問題なのは「空いている時間にタスクを与えない組織体制」です。

訪問が埋まらないのであれば、「営業の方法を教えるよ!」や「看護の訪問に同行してみようか!」など、訪問以外のタスクを与えてあげることが重要です。

Bさんの場合は他に仕事を与えるわけではなく、放置状態だったのが問題と言えるでしょう。

その点を考えても、やはり「プリセプターがいるかどうか」は重要です。

何をしていいか分からないとき、すぐに相談できる人がいるかいないかでは職場の居心地が変わってきます。

転職サイトを利用すれば、「1ヶ月の新規利用者数」など私たちが聞きたい質問を代わりに聞いてくれます。

なかなか直接聞きにくい質問だと思うので、利用するメリットは高いといえるでしょう。

参考記事
【訪問看護の面接対策】「何か聞きたいことありますか?」逆質問で聞くべきこと

続きを見る

体力的に厳しい

Cさん(看護師)の場合

私は40代後半で初めて訪問看護ステーションに転職をしました。

都内だったということもあり、移動手段は電動自転車のみでした。

ちまたでは訪問看護は体力勝負と言われていますが、私は体力には自信があったので大丈夫と高を括っていました。

実際、働いた直後は「あぁこんなもんか〜大丈夫だな!」と思っていたのですが、徐々に訪問件数が増えてくると、かなり疲労感が残ることに気づき始めました。

しかし、疲れたとしても次の日はいつも通り訪問があります。

疲れを取るタイミングがなく、土日はずっとベッドの上で過ごすことも少なくありません。

あるとき、上司に「少し訪問件数を減らしてもらえないか」と相談したところ、返答は「忙しいから無理」でした。

今の現状を伝えても、訪問件数は減ることはなく、むしろ増やされてしまいました。

これでは潰れてしまう!と思い、再転職を決意しました。

特に都内であれば、電動自転車で移動することは珍しくありません。

問題なのはそこではなく、人によって件数を調整しない組織体制です。

件数が多いのが悪ではありません。多くの件数を行くことにより、インセンティブ制度でお金を稼ぐこともできるからです。

しかし、件数はそこそこで自分の体力に合わせて訪問したいという人もいるはずです。

体力に自信がない人は、ここを調整してくれる訪問看護ステーションを選ぶようにしましょう。

  • 訪問件数を個人によって調整してくれる訪問看護ステーション

ポイントは、面接の時に「一番少ない人の訪問件数と一番多い人の訪問件数を聞く」ことです。

調整してくれる訪問看護ステーションは、「少ない人は○件で多い人だと○件くらい行っていますよ」と答えてくれます。

調整をしていない訪問看護ステーションは、「みんな6件は行ってもらっていますね」と答えます。

また、電動自転車以外の訪問手段はあるか確認するのも良いでしょう。

普段は電動自転車で問題がなくとも、気分が優れない日などに自転車以外の移動手段があるというのはかなり安心できます。

この点に関しても、内情を知っている転職サイトを利用すればすべて教えてくれるので、面接で聞く自信がないという人は、積極的に利用するようにしましょう。

参考記事
【訪問看護の選び方】体力に自信がない人が転職すべき訪問看護ステーションの特徴は?

続きを見る

訪問看護好きなんだけど…私には合わなかったな…のまとめ

今回は3名の体験談をご紹介しました。

もちろん、自分に非があることもありますが、多くの場合は働く訪問看護ステーションの組織体制・環境次第で働き続けることができます。

もしかしたら、あなたは訪問看護が合わなかったのではなく、働いた訪問看護ステーションが合わなかっただけな可能性があります。

それだけで、訪問看護の世界に蓋をしてしまうのは本当に勿体無いと思います。

それぞれに解決策は述べましたが、一致しているのは「転職をする前に情報収集を行う」ことです。

その中で、一人で収集するには限界があるため、転職サイトなど利用できるところは利用するようにしましょう。

職場の内情をよく知っている転職サイト

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「まだ本格的に転職をしようとは考えていない…。」という人は、ジョブメドレーで求人を検索したりスカウトを待つのをオススメします!

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関東在住の理学療法士。27歳で訪問看護ステーションに転職。現在は人事業務を兼任し、月に3〜5名の看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・事務・ケアマネの面接を行なっています。面接をした人数は200名以上。関わった転職サイトは30社以上。

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