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【実習】デイリーノートの書き方と作成例【理学療法・作業療法】

2022年1月5日

本サイトは、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護師を目指す学生に向けた、評価シートの無料ダウンロード、レポート・レジュメの書き方や作成例を中心にご紹介しています。

今回は、「デイリーノートの書き方と作成例」をご紹介します。

理学療法士や作業療法士といったリハビリ職を目指す学生は、実習に行くと「デイリーノート」を書くことになります。

デイリーノートとは、日々行なったことなどを記載する「ノート=レポート=報告書」なので、内容は難しいものではありません。

それにもかかわらず、

トコル

「デイリーノートの作成方法が分からなくて寝れなかった…」

など、デイリーノートの書き方に多くの人が悩んでいるのも事実です。

私(理学療法士)は、過去に何十人という学生のバイザー(指導者)をしてきました。

そのため、学生がどのようなことに悩んでいるかを、ある程度は把握していると自負をしています。

この記事では、私がオススメする「デイリーノートの書き方」を豊富な記載例のもと紹介しています。

この記事を読めば、もうデイリーノートの書き方に悩むことはなくなるでしょう。

今回は、デイリーノートの作成にピッタリなフォーマットの無料ダウンロードもプレゼントします。

ぜひ、ダウンロードをして実習に望んでみてください♪

 

理学療法士(PT)・作業療法士(OT)を目指す実習生における「デイリーノート」の書き方と作成例

一般的に、「デイリーノート」はその日にあったことを記すものになります。

「ノート」といっても、指導者(バイザー)に提出するものなので、「レポート=報告書」と捉えていただくとわかりやすいかも知れません。

デイリーノートは規定の書式はなく、必ずこれを書かなければならないというものはありませんが、以下のような点を組み込むと良いでしょう。

デイリーノートの書き方

  • 一日のスケジュールを時系列で記載する
  • 指導された点と調べた(考えた)ことを記載する
  • 明日やりたいことを記載する
  • その他

 

一日のスケジュールを時系列で記載する

デイリーノートは、一日のスケジュールを時系列で記載するとわかりやすくなります。

実習中は、常にバイザーとつきっきりというわけではありません。

他のスタッフの見学に入ったり、併設の施設に見学に出向くこともあるかも知れません。

そのため、「昨日はこういうことをしました」ということをわかりやすく伝えるのは、実習生の義務と言えるでしょう。

記載例

○一日のスケジュール

8:25      施設到着

9:30~10:30   N様への治療実施

10:30~12:30  治療見学

13:00~13:30  昼食休憩

13:30~16:00  治療見学

16:00~17:00  Y様への治療実施

17:15~17:45  掃除

18:20~19:30  フィードバック

19:30              帰宅

 

指導された点と調べた(考えた)ことを記載する

デイリーノートは、文字通り基本的にはその日にあったことを記載するものになります。

しかし、「理学療法士(PT)・作業療法士(OT)を目指す実習生におけるデイリーノート」は、「医療・介護的な観点」からみた考察や疑問点などを組み込むことが求められます。

実習中は、バイザーから様々な指導をされるでしょう。

「〇〇って知ってる?知らないなら調べてこよっか。」と言われることも少なくありません。

その指導されたことや調べたことを、デイリーノートに記載するようにしましょう。

記載例

○見学中ご指導頂いた事・考えた事・調べた事

・今日の見学中にシューホンブレースとオルトップの違いはとのご質問をいただきました。シューホンブレースは筋緊張の亢進で尖足位になった利用者様の動作を円滑に行うために、尖足位をブロックする作用があると考えましたが、オルトップの作用目的を忘れてしまっていました。その際に、まずは素人目線からシューホンブレースとどこが違うかを見てなぜその違いがあるのかを考える事が大切であるとご指導いただきました。オルトップの特徴としてシューホンブレースよりも、下腿接地面が短く、また足底接地面も短い場面が特徴であるため、筋緊張亢進による尖足固定というよりも、筋緊張低下による末梢神経麻痺で下垂足になった利用者様に適応があるのではないかと考えました。作用目的がわからなくなった際でも、その構造から推測する事が大切であると考えました。

 

明日やりたいことを記載する

当たり前ですが、実習には終わり(期限)があります。

その中で、実習生はレポートやレジュメを作成するための評価や治療を行わなければなりません。

ほとんどのバイザーは、バイザー側から「明日は〇〇の評価をしようか」と提案をしてくれますが、実習生側から動かなければ何も進まないということも事実としてあります。

どちらにしろ、学生が主体的に意見を言うことはプラスにしかなりません。

「明日は〇〇をしたいです!」という意見・希望もデイリーノートに書いて差し支えないでしょう。

記載例

○明日の予定

〜Y様への評価〜

①Vital sign:血圧・脈拍

②ブルンストロームステージ:プラットフォーム端座位にて施行。状態に応じて立位での施行。(5分)

③関節可動域検査(筋緊張検査・運動時疼痛検査・非麻痺側筋力検査を平行して行う(50分))

・プラットフォーム端座位:肩関節屈曲・伸展、外転

・プラットフォーム背臥位:肩関節内転、内外旋、肘関節屈曲・伸展、前腕回内外、股関節屈曲、内外転、内外旋、膝関節屈曲・伸展、足関節底背屈

・プラットフォーム腹臥位:股関節伸展

・Vital sign:血圧・脈拍 

 

その他

その他、バイザーに知らせたいことなどを書きましょう。

自分で調べたものの、どうしても解決できなかったことや、見学中に聞きそびれてしまった疑問点などを記しておくと良いでしょう。

 

理学療法士(PT)・作業療法士(OT)を目指す実習生における「デイリーノート」のダウンロード

「デイリーノートの書き方」にのっとった、フォーマットを無料ダウンロード(word形式)できます。

あくまでも、私個人が推奨するフォーマットなので、病院によって書き方のルールは異なる可能性があります。

その際は、臨機応変に対応してください。

↓画像クリックで拡大↓

①所属(大学名)・氏名・提出日

②一日のスケジュール

③見学中ご指導いただいたこと・考えたこと

④明日の予定

⑤その他

ダウンロード:デイリーノートのフォーマットword

 

デイリーノートの書き方と作成例のまとめ

今回は、「デイリーノートの書き方と作成例」をご紹介しました。

実習生にとって、レジュメやレポートに力を入れるのは浸透していますが、実はデイリーノートに力を入れるとバイザーと良好な関係を保つことができます

レジュメ・レポートの作成例は、コチラの記事(レポート・レジュメの書き方!完全まとめ【記載例70以上】)にまとめているので、参考にしてみてください。

そのほか、当サイトでは評価シートの無料ダウンロードレポート・レジュメの作成例など、実習で必要と思われる内容はほとんど網羅しています。

これから理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護師を目指す学生は、ぜひ他の記事も参考にしてみてください。

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