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看護師向け

訪問看護のオンコールがつらい!明日からゆっくり眠れる解決策と転職方法

「オンコールがつらい」

「夜はゆっくり眠りたい」

「でもどうしたらいいか分からない…」

この記事では、訪問看護のオンコールがつらいと悩む看護師向けに、そのストレスを減らす解決策と失敗しない転職方法をご紹介します。

実際、私の訪問看護ステーションで働いている看護師Aさん(30代・女性)は、オンコールに悩まされていました。思い出したくない、壮絶な日々を送っていたそうです。

この記事でわかること

・オンコールってそんなにつらいの?(看護師Aさんの体験談)

・オンコールのストレスから解放できる3つの方法

・オンコールに悩まないための転職方法

もし、あなたがオンコールに悩んでいるとしたら、またはオンコールを持つ訪問看護ステーションで働きたくない!と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

訪問看護のオンコールとは

オンコールとは、病院などの医療施設で採用されている勤務体系のひとつで、急患時の対応役として待機することである。当直が病院内に拘束されるのに対し、オンコールの場合は自宅などの病院外にいて良い。ただ、いつでも出勤要請に応えられるよう、連絡の取れる状態でいる必要がある。

引用:看護roo!

病院と訪問看護ステーション、同じオンコールと一括りにしていますが、決定的な違いがあります。

それは、病院スタッフから電話がかかってくるか、利用者(患者)から直接電話がかかってくるかです。

病院のオンコールは、勤務しているスタッフが状況判断をしてオンコールに出勤要請をかけるため、必要時以外は基本的にかかってきません。

しかし、訪問看護のオンコールは利用者から直接かかってきます。

「悩みを聞いてほしい」
「薬がどこにいったか分からなくなった」
「今何時ですか?」

緊急性がない電話も、頻回にかかってくるのが訪問看護のオンコールです。

正直、「いま対応しなきゃいけないこと!?」と思うことも多々あります。

もちろん、緊急性があった場合は利用者の家に訪問しなければなりません。

トコル
トコル

訪問看護の業務をもっと知りたい!という人は、コチラの記事(訪問看護ステーションで働くって正直どう?病院や施設との違いは?【業務内容と1日の流れ】)を参考にしてください。

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訪問看護ステーションで働くって正直どう?病院や施設との違いは?【業務内容と1日の流れ】

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訪問看護で働く看護師にとって、オンコールの負担はかなり大きい

オンコールは利用者にとってはとても心強い材料です。

住み慣れた家で最期まで過ごしたいと考えている人が増えている今、オンコールの需要は年々増加しています。

しかし、訪問看護は病院と異なり、看護師の数が圧倒的に少ないです。

そのため、少ない人数でローテーションをしなければなりません。

必然と一人にかかる負担が大きくなるのは容易に想像ができます。

訪問看護のオンコールに悩む看護師の体験談

それでは、「訪問看護のオンコールはどのくらいつらいのか」を、看護師Aさんの体験談からご紹介します。

必ず深夜3時にかかってくるオンコール

体験元:Aさん(30代看護師・女性)

以前、私が勤務していた訪問看護ステーションは、「精神疾患」の利用者を多く受け入れていました。

全利用者の約5割が精神疾患の利用者で、そのうち7割がオンコールの契約をしていました。

その中に、決まって深夜3時にオンコールをかけてくる利用者がいました。

「つらくなってきました」
「夫に陰口を言われている」
「上に住んでいる人が嫌がらせをしてくる」

理由はその時々で様々ですが、必ず深夜3時にかかってきます。

もちろん、オンコールの契約をしている以上、「あの利用者だな」と分かっていても対応をしなければなりません。

一睡も眠れずに朝を迎えることも

電話がかかってくるのは、この利用者だけではありません。

他の利用者からのオンコールが重なれば、一睡もできずに朝を迎えることも少なくありませんでした

一睡もできずに朝を迎えたとしても、次の日の出勤は通常通りです。

実質、24時間以上働いていたと言っても過言ではない日々が続きました。

訪問看護に向いていないんじゃないか

ある日、何度も何度もかかってくるオンコールに対し、「私が何も解決できないからこんなに電話がかかってくるんじゃないか」と思い始めました。

 

もっと私が知識ある看護師なら、技術ある看護師なら、この人は夜まで悩まずに済んだんじゃないか…。

 

オンコールに対する悩みから、冷静な判断ができず自分を責めてしまう日々が続きます

今考えれば、逆に私が精神をやられてしまっていたと思います。

しかし、このように自分を責めてしまう看護師は意外にも多いのではないかと思っています。

トコル
正直、ここまで悩んでしまうのは「限界を超えている状態」と言えます。

あなたが病んでしまう前に、すぐに休息を取ることをオススメします。

上司に言えない…という人は、いまの時代なら退職代行を使うのも一つでしょう。(参考記事:【訪問看護をやめたい】退職代行を使うのってアリ?【オススメ業者紹介】)。

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なんのために看護師になったか自問自答する日々

自分を責め続けていた日々ですが、ある日「何で看護師になったんだろう?」と考え直します。

「人の役に立ちたい」

その一心で看護師を目指したとのことですが、現実とのギャップにいつしか看護師が嫌いになっていました。

「看護師ってこんなに身を削らなきゃダメなの?」

「自分を犠牲にしなきゃダメなの?」

「つらい思いをしなければ看護はできないの?」

自分の看護観が分からなくなって自問自答する日々が続いていた頃、体調面にも変化が起きてきました。

オンコールのストレスで「肌年齢50歳」に

オンコール勤務を始めて半年経った頃。

前々からは薄々気づいていたものの、肌荒れが顕著に目立つようになりました。

ある休みの日。

美容外科で肌年齢を調べてもらったところ、なんと

「50歳」!!

当時30代前半の話です。

オンコールを始める前は肌の悩みとは無縁だったのに、一気に老け込んでしまったことにショックを隠し切れませんでした。

寝れない日々で睡眠障害に

また、深夜3時には必ず起きなければならないなど、不規則な日々が続いていたことから、オンコール担当ではない日も熟睡できなくなってしまいました

あくびが出る、眠いはずなのに、ベッドに横になっても眠れないのです。

 

「早く寝ないと朝がきちゃう」

「また明日オンコール担当だから今日は寝ておかないと」

 

そう思えば思うほど眠れず、脈が早くなり、ようやく寝れるのは日が昇ってから。

こんな睡眠状況だったら肌荒れになってしまうのも当然ですよね。

オンコールのストレスから解放できる3つの解決策

もうこのオンコールからのストレスを解放しないと私が潰れちゃう!

そう思い、私はオンコールから逃れる作戦を実行していきます。

訪問看護ステーションから遠い場所に引っ越し

まず、私が実行したのは「訪問看護ステーションから遠い場所に引っ越す」です。

オンコールは必要に応じて出動しなければなりません。

ステーションから遠い場所に住んでいれば、オンコールの担当から外されると思ったのです。

今考えれば異常で笑えてきますよね。

この時は、もうこれしかない!とすぐに実行しました。

しかし、状況は変わりありませんでした。

 

「電話対応はできますよね?」
「もし、出動が必要な場合はタクシーで向かってください(タクシー代は会社持ち)」

 

これが会社の答えでした。

オンコールは持てないと上司に相談

次に考えたのは、もう上司に直接相談しよう!です。

最初からこれをするべきですよね(笑)

ただ、ここまでなるまで上司に相談できなかったのは理由があります。

相談しても、「会社の決まりだから」と一蹴されてしまう気がプンプンしていたからです。

日々の業務から直感的にそう返ってくるだろうな。。と思っていました。

はい、案の定。

 

「あなただけオンコールが持てないってのはできないわ」
「他の人がカバーするのよ?」

 

まぁ、、、確かにその通りですけど、これでは私の生活は変わらない。

最後の手段に出ました。

オンコールのない訪問看護ステーションに転職

この訪問看護ステーションで働いている以上、オンコールから逃れられないなと思い転職を決意しました。

 

結果的に、これが大正解でした。

 

あの無駄な引越しはなんだったんだろう・・・と思えるくらい。

でも今考えると、引っ越した先に今の職場があったので結果オーライかなと思っています。

今も訪問看護ステーションで働いていますが、オンコールがない事務所なので心身ともに安定して生活ができています。

転職経験が少なかったので踏み出すまでに時間がかかってしまいましたが、今のご時世、看護師の転職は全然珍しいものではありません。

むしろ、スキルアップやより良い職場を求めて転職するのは当たり前の時代です。

オンコールに悩む看護師が転職を成功させるための条件とは

転職に不安がある人は、転職サイトを利用をオススメします。

なぜなら、内情に強い転職サイトを利用すれば「オンコールがない訪問看護ステーション」を代わりにピックアップしてくれるからです。

実際、私は「レバウェル看護(旧:看護のお仕事)」と「マイナビ看護師」を利用しました。

レバウェル看護(旧:看護のお仕事) | 業界最大級の非公開求人(公式サイト):業界最大級の非公開求人(好条件求人)を有することで有名な一方、24時間対応を整えているなど利用者目線に立ったフォローが手厚い。

マイナビ看護師 | 認知度No.1(公式サイト):看護師向け転職サイトで最大手。コンサルタントのフットワークが軽いので転職に急いでいる人は特にオススメ。

特にレバウェル看護(旧:看護のお仕事)は職場の内情に強く、一人では知り得ない情報をたくさん教えてくれます。

「この訪問看護ステーションはオンコールがきついって有名なんですよね…。」

「この訪問看護ステーションは緊急時訪問看護加算を算定していないのでオンコールはありませんよ!」

このように、私たちの希望に合う転職先を包み隠さず教えてくれるので、失敗の可能性をグッと減らすことができます。

その他にも給与交渉面接日程の調整も代わりにしてくれるので、今よりも待遇が良い場所に出会う可能性も高まります。

トコル
トコル

私も人事の立場で「レバウェル看護」のコンサルタントと連絡をとったことがありますが、対応も丁寧ですごく好印象でしたよ!

すぐに転職はちょっと…という人は、スカウトをもらうのもオススメ

ただ、事情によってはすぐに転職をすることができない人もいるかと思います。

その場合は、ジョブメドレー(看護師)に登録をしてスカウトを待つのもオススメです。

ジョブメドレー(看護師)には「スカウト機能」があり、あなたの経歴に興味を持った企業からスカウトが届く可能性があります。

「良い職場があったら転職を検討してもいいかな…」という人は、ジョブメドレー(看護師)の利用をオススメします。

ちなみにジョブメドレー(看護師)は、自分で求人を探すサーチ型を採用しているため、しつこい電話もほとんどないので安心してください。

オンコールに悩む看護師は体調を崩す前に退職&転職を考えよう!

今回は看護師Aさんの実体験をとともに、オンコールの悩みをお伝えしました。

「私も同じことで悩んでます」という看護師も多いのではないでしょうか。

Aさんは事務所から遠い場所に引っ越す、上司に相談するという手順を踏みましたが、一番効果的なのはやはり転職をすることでしょう。

「オンコールを持ちたくない」「残業をしたくない」など、明確な条件がある人は転職サイトを積極的に利用することをオススメします。

その際は、「レバウェル看護(旧:看護のお仕事)」といった職場の内情に強い転職サイトを利用すると失敗の可能性をグッと減らすことができます。

あなたが輝ける場所は他にもきっとあるはずです!

心より応援しております。

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トコル

関東在住の理学療法士。27歳で訪問看護ステーションに転職。現在は人事業務を兼任し、月に3〜5名の看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・事務・ケアマネの面接を行なっています。面接をした人数は200名以上。関わった転職サイトは30社以上。

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