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【実習】患者に初めて会った時に見るべきポイント!【無料ダウンロード】

2021年12月1日

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護師を目指す学生に向けた、評価ポイント解説シリーズ。

今回は、「患者に初めて会った時に見るべきポイント」です。

実習生はこれから患者を詳しく評価していくことになると思いますが、初めて会った時に得られる情報はかなり重要です。

慣れてくれば、この段階で「あの評価も必要だな」「あそこのMMTを測ってみたい」など、頭の中で必要な評価を思い浮かべることができるようになります。

今回は、ポイントの解説に加えて、見るべきポイントを絞ったシートを用意したので、ダウンロードして実習に臨んでください。

もちろん、ダウンロードは無料です。

 

実習に最適!「初めて患者に会った時に見るべきポイント」の無料ダウンロード

 

初めて患者に会った時に見るべきポイントを解説!

初めて患者に会った時に見るべきポイントは以下の通りです。

初めて患者に会った時に見るべきポイント

  • 第一印象を大事にする
  • 大まかな印象で良い
  • 身体面以外の情報も大切
  • 必要な評価が思い浮かべられたらベスト

 

step
1
第一印象を大事にする

初めて患者に会った時に見るべきポイントで、もっとも重要なのが、「第一印象を大事にする」ことです。

この段階では、「右に傾いているな」「元気がないな」のような、抽象的な情報を得ることが重要です。

この点、経験を重ねたスタッフよりも学生の方が上手に捉えられることも少なくありません。

経験年数を重ねると、良くも悪くも「見るポイント」を知ってきます。

「でも、この患者はこうだったよ」という、フレッシュな見方ができるのは学生の特権と言っていいでしょう。

リハビリをする中で治療プログラムの構築や問題点の抽出などの壁にぶつかった時、この第一印象に戻ると悩みが解決することが多々あります。

 

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2
大まかな印象で良い

初めて会った時の印象は、大まかで構いません

むしろ、大まかな方が良いです。

例えば、「右肩が10度下制して体幹が右に10度側屈して…」など、それを瞬時に判断できれば越したことはありませんが、今の段階では「右に傾いている」この情報を得られればまったく問題はありません。

詳しくは、そのあとの評価でみていけば良いのです。

 

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3
身体面以外の情報も大切

理学療法士や作業療法士といったリハビリスタッフは、どうしても身体面に目がいきがちです。

しかし、初めて会った時は「身体面以外の情報」にもアンテナを貼っておきましょう。

例えば、「表情」です。

「元気がある人」「表情に覇気がない」「常にうつむいている」など、感じ取った印象はしっかりと残しておきましょう。

表情に目を配るだけで、知らずのうちにリハビリに対する意欲や、認知症の初期症状を感じ取っているかもしれないのです。

 

step
4
必要な評価が思い浮かべられたらベスト

この項目は上級編ですが、初めて会った印象から「必要な評価が思い浮かべられたらベスト」です。

例えば、「右に傾いているな」→「体幹のMMTを測ってみよう」などを頭に思い浮かべることができればベストでしょう。

こう聞くと簡単なように思いますが、いざ患者を目の前にすると緊張でそこまで頭が回りません。

その場合は、しっかりと大まかな印象を捉えることに注力して、後で整理をする時に必要な評価項目を抽出するようにしましょう。

 

患者に初めて会った時はどこを見れば良いのか?具体例を紹介!

それでは、「患者に初めて会った時はどこを見ればいいのか?」について、具体例を用いて紹介してまいります。

一般的に、見ておきたいポイントは以下の通りです。

初めて会った患者の見るべきポイント!

  • 顔つき(表情)
  • 呼びかけへの応答(コミュニケーション)
  • 移動手段
  • 姿勢

顔つき(表情)

顔つき(表情)は、リハビリをするに当たって非常に重要です。

顔つき一つで、「リハビリをうまく実施できるか」「意欲があるか」など、予後に関わる因子を見出すことができます。

顔面の色からは、「血圧が低いのではないか」「栄養状態が悪いのではないか」などを推察することができます。

 

余裕があれば、「左右差」も見ておきましょう。

「右の口角が下がっている」「右からよだれが出ている」など、左右差を捉えることは、麻痺の有無を推察することができます。

 

顔つき(表情)のポイント(具体例)

「元気がない」「覇気がない」「常にうつむいている」「顔が白い」「右側の動きが悪い」「右側からよだれが出ている」

 

呼びかけへの反応(コミュニケーション)

呼びかけへの反応を見れば、「失語症」「意識障害」「認知症」などを推察することができます。

言葉が出てこなければ「失語症」を疑うことができます。

常にぼーっとしているようであれば、「意識障害」を疑うことができます。

質問に対する返答がおかしい場合は「認知症」を疑うことができます。

 

また、返答の内容も重要です。

返答の内容が「ポジティブかネガティブか」を捉えることができれば、リハビリ中の声かけ方法も変わってくるでしょう。

 

呼びかけに対する返答(コミュニケーション)のポイント(具体例)

「ぼーっとしている」「呂律が回っていない」「質問に対する返答になっていない」「質問を理解できていない様子」「単語しか出てこない」「後ろ向きな発言が多い」

 

移動手段

初めて会う時がベッド上であれば、そこまで重要な項目ではないのですが、リハビリ室などベッド上以外で会うときは移動手段を残しておくことも重要です。

車椅子か、歩行か、ストレッチャーか。

また、装具や歩行補助具の有無や介助の状況も残しておくと良いでしょう。

 

移動手段のポイント(具体例)

「車椅子を自走している」「看護師の付き添いのもと歩行で来室」「T字杖を使用して歩行自立している」

 

姿勢

おまかな姿勢も捉えておくと、後の評価項目や治療プログラム作成の一助になります。

しかし、この段階で詳しく見る必要はありません。

「股関節が外に開いてる」「右に傾いている」など、大まかな情報で構いません

 

姿勢のポイント(具体例)

「股関節が外に開いてる」「右に傾いている」「右足を引きずっている」「首が後ろに傾いている」

 

「初めて患者に会った時に見るべきポイント」まとめ

初めて患者に会った時は、「大まかに捉える」ことを重視しましょう。

詳しい評価は後に時間を割いて行うので、この段階では慎重になりすぎずに接することが重要です。

それよりも、患者の目をしっかりと見てコミュニケーションを優先するようにしましょう。

患者への問診の方法は、こちらの記事(【実習】患者への「問診」の方法を解説!【書式無料ダウンロード】)で解説しているので参考にしてみてください。

 

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