訪問看護の選び方

サテライト(支店)が多い訪問看護ステーションへの転職はダメって本当?【選び方】

この記事では、「サテライト(支店)が多い訪問看護ステーションへの転職はアリか・ナシか」についてご紹介します。

訪問看護ステーションには、「指定化している訪問看護ステーション」「サテライト(支店)形式で運営している訪問看護ステーション」が存在します。

この2つの大きな違いは人員配置です。

指定化している訪問看護ステーションは、看護師が2.5名以上必要などの決まりがあるため、運営するハードルは高く設置されています。

一方、サテライト(支店)形式の訪問看護ステーションは、あくまでも指定化している訪問看護ステーションの支店なので、人員配置の決まりはありません。

このようなハードルの低さから、昨今は「サテライト(支店)ばかりを増やしている訪問看護ステーション」が嫌でも目につきます。

「〇〇訪問看護ステーション〇〇サテライト」や、「〇〇訪問看護ステーション〇〇支店」と書かれているのが特徴です。

今まで、訪問看護ステーションで合計200名以上の人たちを面接をしてきた私の考えを申しますと、サテライト(支店)ばかりを持つ訪問看護ステーションに転職をするのは「ナシ」です。

その理由を、国の方針などを絡めながらお伝えしてまいります。

サテライト(支店)が多い訪問看護ステーションに転職を勧めない理由

まず、私がサテライト(支店)が多い訪問看護ステーションに転職を勧めない理由をお伝えします。

国の方針に反している

サテライト(支店)が多い訪問看護ステーションの特徴として、「リハビリスタッフの割合が多数」ということが挙げられます。

訪問におけるリハビリの需要は年々高まっていますが、訪問看護ステーションからのリハビリは、あくまでも看護師業務の一部です。

つまり、看護師が常駐していてフォローできる体制が整っているという前提で、リハビリスタッフは訪問をすることができるのです。

しかし、それを理解していない、もしくは理解してても金稼ぎのために、看護師は常駐させずリハビリスタッフだけで運営しているサテライト(支店)が存在します。

このような現状から、国は令和3年の介護報酬の改定で、訪問看護ステーションには「看護師6割以上」が望ましいと方針を出しました。

それにも関わらず、稼げるだけ稼いでやろうという訪問看護ステーションがまだまだ存在しているのも事実です。

また、このようなサテライト(支店)の特徴として、リハビリスタッフが「所長」をしていることが挙げられます。

国の決まり上、「管理者」は看護師しかなれないのですが、実質は看護師が常駐していないので、「所長」という曖昧な肩書きを作り、リハビリスタッフを立てるのです。

こんな国の方針に反した訪問看護ステーションで働きたいですか?

現に、同業者からの信頼性は低く、私なら転職したくはありません。

転職をするにあたり、同業者からの評判や口コミは重要な判断材料になるので、「内情をよく知っている転職サイト」を利用して失敗のリスクを減らしましょう。

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いつクビが切られるか分からない

このような国の方針が出されていることから、リハビリスタッフはいつクビが切られてもおかしくはありません。

現状、「看護師が6割以上」は「看護体制強化加算」の算定要件のみに留まっていますが、運営設置基準に組み込まれたとき、一斉にリハビリスタッフは首を切っていくでしょう。

これはリハビリスタッフだけではなく、看護師にも同じようなことが言えます。

リハビリスタッフで稼いでいたサテライトは、サテライトごと閉鎖させることも大いに考えられます。

実際、すでにこの動きは見られており、サテライト(支店)ばかりで運営していた訪問看護ステーションはどんどん閉鎖に追い込まれています。

つまり、リハビリスタッフ・看護師関係なく首を切られていっているのです。

雇用が不安定の中働くのは、精神衛生上よろしいものではありません。

将来性がない

ここまで読んでいただいた方はすでに感じていると思いますが、サテライト(支店)が多い訪問看護ステーションに将来性はありません

国の方針に反している、雇用が不安定な訪問看護ステーションに将来性があるはずがありません。

反面教師として学ぶことは多々あるかと思いますが、長く働きたいという方には決してオススメできないでしょう。

こんな人ならサテライト(支店)が多い訪問看護ステーションに転職してもOK

ただ、あなたがどう考えているか一つで、サテライト(支店)が多い訪問看護ステーションに転職してもOKな場合があります。

稼ぐためと割り切る

国の方針がどうであれ、やはり軽度の利用者にばかりに訪問をして件数を回れば、その分インセンティブで稼ぐことができます(参考記事:インセンティブで稼ぎたい人が転職すべき訪問看護ステーションの特徴5選)。

もしかしたら「点」で見たときの給料は、サテライト(支店)が多い訪問看護ステーションに転職をしたほうが良いかもしれません。

しかし、先ほどから申し上げている通り、それは長く続きません。絶対と言い切れます。

「体力があるうちに稼ぐだけ稼ぐ」と割り切って転職するのは良いかもしれません。

常に次の転職先を候補に入れておく

いつ切られるか分からない経営をしている特徴上、来月にはサテライトの閉鎖ということも十分に考えられます。

そのため、「常に」次の転職先を候補に入れておくことは重要でしょう。

あらかじめ転職サイトに登録しておくのも一つだと思います。

オススメの転職サイトは、記事の最後にご紹介しておきます。

自分で将来を設計していく

あなたがビジョンと組織体制がしっかりとしている会社に転職すれば、会社に身を委ねて働くことができます。

しかし、サテライト(支店)が多い訪問看護ステーションに身を委ねるのは、共倒れの未来しかありません。

この場合、会社は切り離して、自分で将来を設計していくことが重要です。

私の知り合いで、このような訪問看護ステーションに務めている人がいますが、「働いているのは今だけ」「将来は自分で訪問看護ステーションを運営する」と割り切っています。

しっかりと将来を設計している人は、「ここまで働いたら辞めて次の行動をする」と割り切っています。

実際、サテライト(支店)が多い訪問看護ステーションの離職率は非常に高く、長年続けて働いている人は多くありません。

サテライトが多い訪問看護ステーションに転職を勧めない理由まとめ

サテライト(支店)が多い訪問看護ステーションに転職を勧めない理由は以下の通りです。

チェックリスト

  • 国の方針に反している
  • いつクビが切られるか分からない
  • 将来性がない

 

しかし、以下のような人であれば転職を考えてもいいかもしれません。

チェックリスト

  • 稼ぐためと割り切る
  • 常に次の転職先を候補に入れておく
  • 自分で将来を設計していく

一般的には、サテライト(支店)が多い訪問看護ステーションに転職するのはオススメできません。

企業のホームページで運営している訪問看護ステーションを見れば、「〇〇サテライト」「〇〇支店」がどのくらい占めているかが分かるので、転職をする際はチェックしてみることをオススメします。

しかし、中には「サテライト(支店)」の明記を省いている訪問看護ステーションも存在します。

この場合、自分一人では調査のしようがないので、内情をよく知っている転職サイトを利用すると良いでしょう。

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「ここの訪問看護ステーションは、サテライトにも看護師が多いので安心して働けるでしょう。」

「ここの訪問看護ステーションはリハビリスタッフがほとんどです。看護師の顔も知らないという声も聞いたことがあるので、正直オススメできません。」

このように、一人で転職活動をするには知ることができない情報をもらえるのが特徴です。

「転職に失敗をしたくない!」という人は、活用してみることをオススメします。

もちろん、利用するのに料金は一切かかりません。

転職時期が未定だけど登録しても良いのか?

よく「まだ転職時期が決まっていないけど転職サイトに登録して良いのか?」という質問をいただきます。

答えは「YES」です。

特に、不安定な訪問看護ステーションで働いている人はいつ職を失うかわからないので、とりあえず登録しておくという人も多くいます。

実際、転職サイトの「入職希望時期」にも「未定」をいう項目があるので、コチラをチェックして登録をすれば何ら問題はありません。

*PTOTSTワーカーより引用

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トコル

関東在住の理学療法士。27歳で訪問看護ステーションに転職。現在は人事業務を兼任し、月に3〜5名の看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・事務・ケアマネの面接を行なっています。面接をした人数は200名以上。関わった転職サイトは30社以上。

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