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【高齢者とのコミュニケーションが不安な介護士】転職のポイントを現役面接官が徹底解説!

当サイトでは、特に異業種や未経験から介護士に転職をする方々を応援していますが、転職を躊躇する理由の一つに「高齢者の方と接するのが不安…」「どうやってコミュニケーションしたらいいか分からない」という声があります。

確かに今まで高齢者と接したことがない人は、そもそもの関わり方に不安を感じてしまう人もいるでしょう。

この記事では、高齢者とのコミュニケーションに不安がある介護士はどのように克服したら良いのか、または高齢者とのコミュニケーションをできるだけしなくても良い転職先はあるのかなどを中心に紹介してまいります。

この記事でわかること

・高齢者とのコミュニケーションに不安がある介護士の克服方法

・高齢者との子kミュニケーションに不安がある介護士にオススメの転職先

・失敗しない転職活動の方法

できるだけ自分らしく働きたい!と思っている介護士は、ぜひ最後まで読んでみてください。

未経験の介護士はみんな高齢者とのコミュニケーションに不安があった!?

介護士の主な仕事内容は以下の通りです。

  • 高齢者や認知症の方とのコミュニケーション
  • 日常生活の介護
  • 買い物や家事の代行
  • レクリエーション
  • リハビリテーションの補助
  • 看護師のサポート

日常生活の介護や家事の代行などに焦点が当たりがちですが、高齢者とコミュニケーションを取るのも介護士の仕事の一部です。

介護は信頼関係を築いてこそ成り立つものであるため、コミュニケーションは介護における基盤といってもいいでしょう。

しかし、特に介護士未経験の人はどのように高齢者とコミュニケーションを取っていいか不安になってしまうものです。

実際、未経験で訪問介護ステーションに転職をした8名中5名(約60%)の方が高齢者とのコミュニケーションに不安を抱えていました。

一方、不安がなかったという人は「祖父母と暮らしていた経験がある」「ボランティアに従事していた経験がある」という過去があり、やはり今まで高齢者とか変わってきた経験は大きいのかもしれません。

高齢者とのコミュニケーションは克服できる人が多い

このように、未経験で介護士に転職をした人の多くが高齢者とのコミュニケーションに不安を抱えていました。

しかし、面白いことに不安を抱えていた人のほとんどが、転職してから3ヶ月後には克服できたという結果が得られています。

この結果から、高齢者とのコミュニケーションは現場に出て経験を積めばほとんどの人が克服できるといえます。

もし、高齢者とのコミュニケーションが不安で介護士への転職に躊躇している人は、「そこまで大きな不安じゃないかもよ」ということをお伝えしておきたいと思います。

高齢者とのコミュニケーションに不安がある介護士の克服方法

事実として、介護士の経験を積めば高齢者とのコミュニケーションは克服できる傾向にありますが、それでも不安を拭えない人もいることでしょう。

この項では、具体的な克服方法をご紹介してまいります。

聞き役に徹する気持ちでOK

高齢者とのコミュニケーションに悩んでいる人の多くは、どのように話題を提供しようかという部分に悩んでいます。

この点、私たちから無理に話題を振る必要はありません。

高齢者は人と会う機会が気薄になり、介護士が来てくれるだけで嬉しいと思っている人がたくさんいます。

高齢者の方からたくさん話してくれる人も多いため、私たちは聞き役に徹すれば良いのです。

相手の目を見て、適度な相槌を打てればベストでしょう。

沈黙が続いてもOK

相手が高齢者に限らず、コミュニケーションを苦手とする人は沈黙を嫌います。

沈黙が続くと「何か話題を振らないと…」と焦ってしまう人もいますが、沈黙は続いても全然OKと思いましょう。

寡黙であまり話したがらない高齢者もいます。

決して「高齢者と話が続く=正解」ではないのです。

この沈黙を不安に思ってしまう人は、適度に「何かすることはありますか?」「この方法で大丈夫ですか?」と確認を取るようにしましょう。

介護の内容に問題がなければ、必要最低限のコミュニケーションでも良いと考えます。

笑顔・敬語・適度に大きな声で話せばOK

最後に覚えておいて欲しいことは、たとえコミュニケーションが苦手で話が弾まなかったとしても、「笑顔・敬語・適度に大きな声」で対応すれば全然OKです。

一つ注意すべきは「適度に大きな声」です。

高齢者=難聴と思っている人も一定数いますが、耳が良い高齢者もたくさんいます。

そのため、無駄に大きな声で話すのではなく、まずは普段通りの声量で話しかけ、聞こえていなそうだったら徐々に大きくしていくようにしましょう。

コミュニケーションは話している内容ではなく、目で見た印象で決まると言われています。

少なくとも笑顔と敬語で対応できていれば、最低限OKと思ってもらって良いでしょう。

一つ注意!「高齢者の対応=認知症の対応」ではない!

ここで一つ注意しておいて欲しいのは、「高齢者の対応=認知症の対応ではない」ということです。

高齢者とのコミュニケーションに不安を感じている人の話をよくよく聞いてみると、実は認知症の対応が不安だったというケースがよくあります。

高齢者でも認知面はしっかりとしている人はたくさんいて、時代のギャップこそあれど普段私たちがしているコミュニケーションで十分に対応できます。

一方、認知症の方は「指示が入りにくい」「言うことを聞いてくれない」という悩みが出てくるでしょう。

認知症の対応に不安がある介護士は、コチラの記事(【認知症の対応に不安がある介護士】転職のポイントを現役面接官が徹底解説!)にまとめているので参考にしてみてください。

【認知症の対応に不安がある介護士】転職のポイントを現役面接官が徹底解説!

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高齢者とのコミュニケーションに不安がある介護士にオススメの転職先

このように、高齢者とのコミュニケーションは決して難しいものではなく、ある程度時間と経験が解決してくれると思って良いかもしれません。

ただし、どうしても高齢者とのコミュニケーションは極力したくない…という人もいるでしょう。

そのような人は、できるだけ高齢者とのコミュニケーションを取らない場所に転職することが望まれます。

「え?そんな場所あるの!?」と思われたかもしれませんが、極力減らすことはできます。

例えば「介護度が大きい人が入所する介護施設」です。

介護度が大きい介護施設は寝たきりに近い人が多く、意思疎通も十分にすることができません。

そのため、高齢者と活発なコミュニケーションをする機会は限られてきます。

その一方、介護度が大きいため移乗動作などの身体的な負担は大きくなるというデメリットはあります。

自分にとってまったくデメリットがないという職場は少ないと思うため、優先順位を天秤にかけて選ぶことをオススメします。

【介護士の転職】介護施設で働くメリットとデメリット【給料・仕事内容】

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一方、「通所介護(デイサービス)」などは日常生活の活性化の目的もあるため、密なコミュニケーションが必要となります。

このように、働く場所によって介護士の仕事内容は変わってくるということをぜひ抑えておいてください。

【介護士の転職】通所介護(デイサービス)で働くメリットとデメリット【給料・仕事内容】

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自分らしい働き方を実現させるための転職方法

「高齢者とのコミュニケーションは苦手は…でも介護士として働きたい…」

このように考えるのは決してダメなことではありません。

自分らしい働き方を実現させるのが、介護士として長く働き続けるコツとなります。

極力、自分が苦手なことは避けて働きたいという介護士は、介護士専門の転職サイトを利用するようにしましょう。

介護士専門の転職サイトには、転職のプロであるコンサルタントが在中しており、私たちの希望に会う転職先を代わりに提案してくれます。

「夜勤はしたくない」

「できるだけオムツの介助はしたくない」

「認知症の対応に自信がない」

このように、若干わがままに思えるような希望でも、できる限り希望に近づけた求人を探し出してきてくれます。

また、職場の内情に強い転職サイトを利用すれば、事前に雰囲気や人間関係を教えてくれます。

「ここの職場は所長さんがすごく優しいので、離職率がかなり低いんですよ」

「正直、ここは人間関係が悪いって有名ですね…」

「ここの職場は教育制度が手厚いので、未経験の人も多く活躍していますよ」

このように、一人では知り得ない情報をたくさん教えてもらうことができます。

そのほか、面接の日程調整や履歴書の書き方、給与交渉まで行ってくれるので利用しない手はないかと思います。

私がオススメする介護士専門の転職サイトは、「MC-介護のお仕事」と「マイナビ福祉・介護のシゴト」です。

MC-介護のお仕事:業界トップクラスの求人数。コンサルタントは直接現場に足を運んでおり、生の声を教えてくれる。非公開求人も多いことで有名。

マイナビ福祉・介護のシゴト:未経験者に嬉しい!採用担当者からのアドバイスつき「履歴書の書き方完全ガイド」をプレゼント中。登録をしておくだけでスカウトをもらえる可能性あり。

どちらも実際にお仕事をしたことがありますが、すごく丁寧で感じの良いコンサルタントが多い印象を持ちました。

もちろん、利用は完全無料なので、良い待遇で働きたい!と思っている介護士はとりあえず登録をして求人検索してみることをオススメします。

高待遇求人多数・未経験歓迎の転職サイト!

高齢者とのコミュニケーションに不安がある介護士の転職ポイントまとめ

  • 経験を積めば高齢者とのコミュニケーションは克服できる
  • 「聞き役に徹する」「沈黙は続いてもOK」「笑顔・敬語・適度に大きな声で接する」といった克服方法がオススメ
  • 高齢者とのコミュニケーションを極力避けられる転職先は存在する
  • 自分らしい働き方を実現させるには「介護士専門の転職サイト」の利用がオススメ

自分が嫌だと思っている仕事内容を続けるのは、心身ともに良いことではありません。

介護士の良さは仕事先を選べるということです。

その仕事先の特徴によって仕事内容は変わってくるため、ぜひ介護士専門の転職サイトを利用して自分らしい働き方を実現させてみてください。

心より応援しております!

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訪問看護ステーションでとあるコメディカル(理学療法士)兼人事をしています。併設の訪問介護ステーションでの面接もしており、数多くの方々をサポートしてきた経験から、介護士の転職ノウハウをお伝えしてまいります!

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